竹嶋えくのレビュー一覧
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紫陽花の逃避行に何処までも付いていく心積もりで居たのに紫陽花が示したのは旅費を負担するという壁
れな子が自分勝手なそれに抗おうとするのはいつものノリでは有るんだけど、紫陽花が強情というか、れな子の提案をすぐに受け入れないのは以外だったかもしれない
紫陽花がこれまでの人生で培ったイイ子ちゃんの仮面、自分の為に他者を幸せにしたいという独善
その路線で考えればれな子の提案を受け付ける余地がないだけに、れな子がどれだけ叫んでも壁は崩れやしない
これでれな子と紫陽花が完全に対等な友人だったら紫陽花が我を曲げる事なんて無かったかもね
紫陽花の想定を越える程に自分を卑下するネガティブなれな子だから、紫陽花が考える以上に紫陽花の価値を提示できて、それを認めようとしない紫陽花の為に泣いてやる事ができる
そんなれな子の姿は自分は幻滅される人間なんだと考える紫陽花を変えるものとなる
……そうした綺麗な流れからの混浴は色々と邪な雑念が見え隠れするものだったけど(笑)
パニクった挙げ句に言ってはいけない紗月とのあれやこれやを口走るれな子の様子にも笑ってしまう
ここで以前の紫陽花だったら良い子ちゃんとして、れな子にそれ程追求しなかったかもしれないし、思い切った提案なんてしなかったかもしれない
れな子に色々と見せた紫陽花だから提案できる思い出の上書き。友達同士の触れ合いをちょい越えた怪しい雰囲気にはこちらもドキドキさせられてしまいましたよ
友達として一緒に旅行していた筈なのに想いが衝突して温泉では必要以上の触れ合いをして
そうして友達としての境界が曖昧になった二人の間で話題となるのは友達と恋人の違い
真唯との一件はれな子に友達と恋人の定義を曖昧にさせてしまった。でも、それはあくまでも真唯との間だけで
『れまフレ』の諒解が無い紫陽花に対してのれな子の言葉は紫陽花の心をより揺らすものになってしまったような……
混乱して幼児返りしてれな子に甘えてしまって
そうして紫陽花の中にあるれな子を求める心が最大級に膨らんでいたタイミングで現れるのが王塚真唯ですか。この人、何処にでも現れるような気がしてしまうな
ただ、それによって友達の境界を越えようとして紫陽花は良くも悪くも落ち着けたのかな
今回の旅行の目的はそもそも紫陽花の自分探しのようなもの。なら、れな子とだけ一緒に居すぎてしまうのも良くなかったのかもしれない
自分勝手に居られる時間も後少し。最後の行事と言える縁日を3人はどのように過ごすのかな?
そういや、前巻の描き下ろしにて大きなキャリーケースを持つ紗月と果穂の様子は一体どういう事かと疑問だったのだけど、まさかアレってコスプレグッズを詰め込んでたの……?ていうか、紗月って果穂とそういう事してたの……?
意外過ぎて自分の中で紗月のイメージが変わりそうだよ(笑) -
購入済み
サーちゃん
妹とのあれこれはこれまでの巻でも描かれていましたが、そこがメインになるとは。しかもお姉ちゃんれな子、良い…。妹にマウントを取られるクソ雑魚お姉ちゃん、なんと素晴らしい概念でしょう。2人の姉妹ならではの距離感、堪能させていただきました。
さて、次巻でも姉妹のあれこれやられな子の過去話やら色々あるんでしょうが、今巻はリュシーちゃんの登場、そして紗月さんとの絡みが印象的でした。
また外で新しい女を引っ掛けるれな子、本当に悪い女です。そして何より紗月さんとの絡み。良いですね。れな子とサーちゃんの大親友コンビからしか得られない幸せがあります。嬉々としてれな子に口撃するサーちゃんの顔が目に浮かびます。あとは不意打ちのクリティカル。赤面サーちゃん、ご馳走様でした。
れな子、サーちゃんを幸せにしろ。 -
Posted by ブクログ
幾つもの秘密を隠し持つ志保がそれでも隠したかった最後の秘密、それは志保の純情に関わるものであると同時に今の冷たさを併せ持つ志保を形作るもの
学生バンドに馴染めず集団から除け者になっていたがアキに惚れてバンド活動の楽しさを知った。それは志保にとって様々なドキドキを齎す時間だったんだろうなぁ…
だからこそ、自分の恋心が報われる事がないと知った時に彼女の純情は崩壊してしまったわけだ
そして、ひまりが開いてしまった秘密の扉が志保にあのような決断をさせるなんて…
依はバンドによって恋を始めたのに、志保はバンドによって恋を終わらせるのか…
ひまりが抱える懸念が増えゆく中で始まる学園祭は取り敢えず恋人であるひまりと依が普通に楽しめるものになったようで。ひまりがハイテンションで楽しむ様子を見れてほっこりしたよ
特にコスプレカフェで男装している依の姿は中々にインパクトが有ったんじゃなかろうか。ただ、それは他の生徒も楽しめるものだから、彼女であるひまりは心穏やかで居られないと
それを追い掛けてひまりを慰めた依はきちんと彼女をしているね
……「たぶん誰も来ませんよ」という台詞から32話の続きをするんじゃないかと一瞬勘違いしてしまったのはきっと仕方ないというか当然の勘違いだと思いますよ?
真反対の空気を醸し出すのは志保とアキの会話シーン
ひまりは二人の関係を終わらせたくなくて舞台を用意した。けれどそれは志保とアキの関係を早くも終わらせてしまうものになったね…
アキが志保に求めたのは「友だち」、志保がアキに求めたのは「好き」。アキがこれに気付いていなかった以上、二人は擦れ違い続けていた
それは修復可能とかではなく最初から破綻していた関係
絶望的に遅すぎた理解。けれどそれこそが志保にとって進む原動力になるなんてね…
これはキョウとの出来事にも似ているね。もはや手に入らないと知っているものの為に足掻き続ける。それこそが志保の「音楽」なのかもしれない
最高で最強でとても悲しいステージ、果たしてこれに楽しさを求めるSSGIRLSの曲は届くのだろうか…… -
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れな子と真唯は変わらず親友以上恋人未満、れまフレという曖昧な関係の筈なんだけど、39話の様子を見る限り普通に恋人としか言えないような
真唯の母親からも恋人として認識されているようだし、徐々に逃げ道が無くなってないかな……(笑)
そんなこんなで真唯との色々は既に固まりつつも、今巻は紫陽花とイチャイチャする感じでしたな
真唯とは早い段階で関係性がおかしな事になってしまったせいで彼女への単純な憧れは薄れているのだけど、れな子が変わらずにキラキラ成分を見出している相手が紫陽花だね
と言うか、れな子は紫陽花を相手にした時だけ心の中がとても気持ち悪い事になっているね!妄想の黒紫陽花が現実と乖離し過ぎだし、紫陽花の可愛さや性格の良さを表現する際の言葉のチョイスがすこぶる気持ち悪い(笑)
こんなれな子を相手にしても紫陽花は変わらずに人当たりの良さを見せるし、それどころかフラグのようなものすら感じさせるのだからどういうバランスで成り立っている二人なんだと言いたくなる(笑)
天使のような紫陽花を前にしてキャパオーバーギリギリで彼女とコミュニケーションを取っていたからこそ気付けなかった紫陽花が抱えていたれな子と二人で遊びたいという欲求。
我儘な弟達を前にした姉の姿としてはむしろ穏やかな方だと感じるのだけど、紫陽花としてはれな子にあのような家庭感溢れる姿は見せたくなかった感じか。れな子来訪前にはあれだけ準備して、更にはメイクも気を遣っていた点を思えば納得か
もしかしたら紫陽花にとって弟の面倒をみる自分という在り方に思う処があったかもしれない一件。だからっていきなり家出を宣言するとは思わなかったけど。それにれな子が同行するとはもっと思わなかったけども
どういう状況なんだアレ(笑)
普段は紫陽花が話題を提供してくれるからトークが回るこの組み合わせ。でも紫陽花のメンタルが不調な中でも彼女に舵取りを任せる訳にはいかない。かといってれな子が紫陽花相手に話題出しなんて難しいわけで
そこで紗月に頼るとはなぁ。あの場面を見ると、紗月って汎ゆる時に頼りになる相手ではないかもしれないけど、困った時には適切な対応をしてくれる人間だと改めて思えるね
気になるのは紗月が言及していた「本物の瀬名」が何を指すか?かな
今のところ、明確に家出の理由は説明していないし、旅の目的も言っていない。また、時折紫陽花の心情が描写される時は有るけど、それが普段と大きく外れている印象も受けない
それでも時折漏らす独り言のような慨嘆は彼女の苦悩の一端を示しているような……
れな子はこの小旅行の中で紫陽花の心にどこまで触れられるのだろうね
そして今は小旅行に関わっていない真唯がどのタイミングで乱入してくるのか…… -
Posted by ブクログ
初キスを交わしたばかりの彼女を家に上げてしまった依の動揺が凄い事に(笑)
ちょっとした雨宿りのつもりがあれよあれよという間にお泊りへ
トークしたりアルバム見たりといった程度なら普段の延長線。でも眠る時間となれば恋人達の特別感は出てしまうもので
前々から気になっていた二人の呼称。ひまりが「依先輩」と呼ぶのはそれ程気にならないけど、依がいつまでも「木野さん」と呼び続けるのはこちらも気になっていた点
特別な空気感の中でひまりが踏み込んだのは良い展開だったな
…その雰囲気のまま熱情に身を任せる事になるかと思いきや、いい場面でお預けしたひまりはちょっと酷かったけども(笑)
圧倒的な音楽性を持ちつつも、どこか捻くれたものを感じさせてきた志保とそんな彼女が属すローレライ
彼女らに何が有ったのか?長く気になってきた部分が遂に明かされたね
これはかなり重い……。ていうか、キョウが既に故人だなんて……
どうやっても勝てない存在のまま、世を去ってしまったキョウ。志保は彼女に勝つ機会すら奪われた事になる
キョウを避ける為にギターを始めたのにそれも意味を成さないかもしれない。おまけにギターの為に組んだバンドも辞めてしまった
それでもキョウに負けた分を少しでも取り返そうとするならば、キョウの残したかったものを少しでも残そうとするならば
これは志保が言うように呪いとしか呼べないもの。既に存在しない者の為に、届きようがない領域の為に音楽を高めている
ローレライが学生バンドらしからぬ実力志向だったのはこういう背景が有ったのかと納得できるものだったよ……
ローレライの三人はその生き方で納得しているから迷いはない
けど、聞かされたひまりはそう簡単にその生き方を納得出来ないわけで
依に話してもすっきりとしないそのモヤモヤ
やはりそれは中心点に居る志保と向き合わなければ解決できないもの
ひまりの純真によって遂にこじ開けられてしまった志保の最後の扉
ぐちゃぐちゃと絡み合う人間関係が学祭へ向け、どのように模様を織り成すのか楽しみでもあり恐ろしくも有り… -
購入済み
連載長いやつは安定
わたゆり、きみつづ、彩純ちゃん、ささこい、が安定に面白かったし、怒涛の展開で続きが気になる
今日はカノジョがいないから、も遂に、という感じ
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ホテルに入ってしまったれな子と真唯、友達相手なら何も無しに終われるかもしれないけど相手が恋人であれば事情は変わってくる
ここでれな子を追い詰めてしまうのは二人の関係の特殊性
友達以上恋人未満とかお試しカップルとかだったら真唯もそこまで迫ってこなかったかもしれない。でも、真唯が髪を解いている間は恋人。それは偽物とかではなく本物。ただ時折関係性が変わるだけ
ああいった状況で二人の関係が恋人になれば、そういう雰囲気になるのも仕方ないというもの
まあ、それにしたって真唯は野獣の如く盛っていたけども。一旦ああなると真唯は止まらないタイプなんだなぁ。れな子必死の静止を振り解いて攻めに攻める姿はもはや危ない魅力に溢れているね
あと、意外というか当然の帰結と言うか、れな子が求める「理想の友達」と真唯が求める「理想の恋人」が言葉が違うだけで中身が同じであった点
れな子は自分が持つ理想を示す事でこのゲームに勝つつもりで居た。けれどそれを示したところで真唯は友達の良さに目覚めるどころか恋人として燃え上がってしまうわけだ
これは厄介な事態になってしまったね
それを思えば、燃え上がった状態で少し離れる事になってしまって、その間にれな子が紫陽花と急接近していたとなれば、真唯が自身の恋愛感情を通すために更に強硬になるのは当然の流れだったのかもしれない……
『友達』なんて消え去ってしまうような激しく情熱的な身体的接触。それは真唯の真っ正直な本気を示すものでありつつ、れな子にほんの少しだけ「流されても良い」と思わせてしまうもの
もしあそこで妹に見られなかった二人はどこまで進んでしまったのだろうね…
真唯不在の事態に急激に株を上げた人物が
一見だけでは陽キャグループの天然系に思えた紫陽花、彼女のほわほわした包容力は陽キャと陰キャの壁に苦しむれな子を癒やすものになっているね。また、誘いを断る事についてトラウマを持つれな子に優しく寄り添ってもいる
れな子と真唯は互いの中にある周囲に馴染みきれない寂しさをきっかけに仲良くなり始めて、あっという間に恋人の入り口に立ってしまった
けれどれな子と紫陽花の関係においては、最初にれな子が紫陽花の包容力に癒やされる流れが徹底される事でれな子はかつて真唯に求める筈だった友情を紫陽花に感じられる構図になっているね
なら一方の紫陽花はれな子をどう見ているかというと、途中まではそこまで強い感情を持っていなかった感じなのかな?
傘を融通し合う出会いから始まった二人、それが同じグループで過ごす内にれな子の可愛さや格好良さに好印象を持っていった感じかな。また、一緒にゲームを楽しめたという点も大きいような
それは紫陽花にとってもしかしたら好きなタイプのど真ん中。そんなれな子からあんな情熱的に迫られてしまったらそりゃ勘違いしてしまうというもの。誰にとっても予想外だったのはここで紫陽花の中にあっただろう友達以上恋人未満な感情が完全に花開いてしまった事か
真唯に友達を求めるれな子、れな子に恋人を求める真唯。唯でさえ互いの望みが通らない関係性の中に紫陽花が飛び込んで来てしまった
れな子から好かれていると思い込んだ紫陽花を加え、この厄介過ぎる関係性はこれからどうなってしまうのだろうね? -
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勝負条件により『ローレライ』のマネージャーになったひまり。これ、ひまりは事態の深刻さとマネージャー就任に拠って生じる不和をもう少し把握したって良いだろうに、全く想像せずむしろやる気に満ちているというのがね……
そういった性格がひまりの良い点と言えるし、依の心をざわつかせる点とも言える
ひまりとしては険悪な関係となっている亜季と志帆の仲を取り持ちたいとの想いが前面に出ているから依の心情が後回しになってしまう。でも依は二人の仲を元に戻したいとの想いは薄いからひまりへの想いが前面に出ようとする
勿論ひまりがマネージャーになる事は一時的な話だから些細なすれ違いで済ませる事は出来るのだけど、一方でこのすれ違いを些細であると捉えるかどうかの違いは案外大きく響いてしまいそうな気もする
だから依はひまりのマネージャー就任を許し難いがその嫌悪感は表に出せない。
また、ここに同性カップルだから他の同性に近づく事を邪魔できないけど、もしかしたらを想像してしまうというのは印象的な心理描写。ここまで考えながらひまりにとって「良い恋人」の姿を維持している依の不安定さは推して知るべしと言ったところか……
そうやって依の心のざわつきが主張されればされるほど、それを他所に普段どおりの可愛さを発揮しつつ志帆と関わり続けるひまりの残酷さが際立ってしまう……
いや、本当にひまりは悪くないし依と過ごす時間を極端に減らしているわけではないから落ち度と言える程でもない。けど、比重がほんの少しでも依ではない人間に向いている状態というのは依をざわつかせてしまうものなんだよね。おまけに恋人として二人だけの時間を過ごそうとしているのに、依を嘲笑うかのように出てくる志帆の名前と『ローレライ』へのひまりの貢献
依が耐えられるなら、それは問題にならない。けれど、耐えられなくなったら……
ただ、最終的に依の嫌悪感を知り真っ先にマネージャーを辞めると宣言できるくらいにひまりは依を最優先に考えている。二人だけを維持できる空間が以前より限られてしまったとしても、ひまりが依を真っ直ぐ見ているのなら大きな問題になる筈がない。二人はきちんと会話を通して和解できる
夜空を花火が彩る中でしっかりと結びつきが生まれた二人。というタイミングで始まるのは依にとって一つの試練ですか
この巻も、そして次の巻も依の心情が激しく揺さぶられるものになっているね(笑)
ひまりが『ローレライ』のマネージャーになった事でより近距離的に描かれる志帆達3人組
これまでは主張の強すぎる志帆やひまりと関わりのあった百々花が中心に描かれてきたけど、こうして3人組として描かれるとSSGIRLSとはまた違った仲の良さが見えてくるね
だからこそひまりが気にしたように、どのようにしてこの3人が集ったのかという点が気になってしまうのだけど
志帆を含むローレライ、そしてここに関わってくるだろうキョウに何が有ったというのか…… -
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亜季を嘲笑うかのように圧倒的な演奏技術を披露した志穂。その誰もが目を向けざるを得ない存在感には物語そのものを彼女中心に回らせる程の力強さが有るね
ただ、他を圧倒し時には亜季を罵倒する志穂も何かしらの痛みを懐き続けているようで。けれど亜季相手にはその痛みを見せないし、既にその痛みを知っているだろうバンドメンバーは改めて言及する事はない
ここで彼女らの因縁を知らず無邪気に関わるひまりの存在が活きてくる構図になっているね
でも、ひまりが彼女らの因縁を知らないという事は亜季は亜季で他人の力を借りずに志穂と向かい合わなければならないわけで
志穂という友達を失った経験が、どうにかして友達としての関係を保てた依と重なってしまう描写は痛ましいね
だからこそ、依の言葉によって志穂との向き合い方に指針が見いだされる展開はなんだか良いな。喧嘩別れしたなら、お互いの意志が擦れ違って終わってしまったなら、ちゃんと話し合ってそれらの絆を取り戻さないといけない
ただ、その為の手法としてバンド対決を申し込んだのは果たして好手だったと言えるのだろうか……?
SSGIRLSが悪いバンドだとは思わないが、今の状態で志穂達のバンドに勝てるとも思えないのだけど……
徐々に険悪さを増していく志穂の周囲。そんな状態だからこそ無邪気に志穂を慕うひまりの姿に癒やされてしまう……。これ依が見たらちょっとした嫉妬心を覚えてしまうレベルなんじゃなかろうか?
それ程に純粋なひまりの笑顔によって、亜季の前では難しい表情ばかりの志穂も豊かな表情を見せているね
でも、幾ら何でも激しい対立をいつまでも知らぬ存ぜぬで居られるわけではないからひまりでも知ってしまうわけで
因縁を知らないままに志穂に出逢ったから志穂の良い部分をたくさん知っているし、これまでに関わり有る亜季や依の良い部分を知っている。だから両者を仲直りさせようとしたのだろうけど……
これは余計にこじれてしまった気がするし、ラストの発言は依との関係も危うくなりかねないものだね。果たして志穂は亜季との対決を通してひまりを奪い取る事で何を得ようとしているのだろうか?
中盤では気になる志穂の過去の一端が描かれていたね
過剰なまでにプロにこだわる姿勢は別分野で圧倒的な才能に打ち負けた経験から来るものだったのね。これ、特に親しくもない相手に負けたとかだったら志穂もここまで傷つくことはなかったんだろうけど、当たり前のように自分は世界一になると思い込んでいた状態で下に見ていた相手に完膚無きまで負けてしまったから、余計に心まで負けてしまったのだろうな……
でも、ここで負けたままで終わらない辺り、志穂という人間は激情によって形作られているようで。負けたなら別の分野で勝てばいい。そして志穂にとって勝ちとは世界一になる事なのだろうね
これは確かにSSGIRLSとは目指している分野が違いすぎる
志穂にとってきっと向き合うことすら難しい過去。だからキョウとの関わりも全く無くなっているのだろうなと想像していただけにおまけ漫画には吃驚ですよ……
ほんと、この作品って人間関係が複雑なのな! -
購入済み
まぁまぁかな?
読んでて不快感を覚えないユリユリ。
作品の内容さえしっかりしていれば、基本的にジャンルは問わないし
嫌悪感も抱かない方なので、普通に読める作品。
国語力ってそう云うものだと再確認出来た。 -
ネタバレ 購入済み
抜群の絵力
一旦の区切りを迎えた今巻、雑多なライブハウスで相手しか見えていないという構図の美しさ。ここまでthe 王道の百合恋愛漫画といったストーリーなのでここからどう展開していくかが楽しみ。
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購入済み
嫌味のないユリユリ
普通に面白かった。
どちらかと云うと読まないジャンルの作品ではあったけど、
予想以上に良かった。
構成·ストーリー·設定も、西郷どん飛び抜けておかしな話でも無かった。
さて2巻。 -
ネタバレ 購入済み
甘くやさしい百合短編集
表題作は2話のみですが、絵柄はかなり可愛いです。ヒロインから肉体関係を早々に迫られる割に、その一線は最後まで超えませんけど。
個人的には、後半の話でニートの金髪ヤンキーをキャリアウーマン風のOLが拾って帰る話が好みでした。
肉体関係ある感じなのは前述のヤンキー娘✕OLぐらいで、全般的にマイルドなお話で構成されています。
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Posted by ブクログ
ネタバレ前巻ラスト、依との距離を少しずつ縮めていこうとするひまりに警鐘を鳴らすかのように突然の挑発をしてきた亜季
彼女の参戦に拠ってどれだけ事態は不穏なものになっていくのかと思いきや、随分穏やかなものになったような
亜季としては依を焦らすかのようなひまりの態度に思うところが有ったのは確かなのだろうけど、それ以上に依を大切にしたい、依に幸せになって欲しいとの想いが強いのだろうね
だから、ひまりから依を奪い取ることよりも依がひまりを望むなら依の想いを優先してしまう
こういう優しすぎる人って大抵自分の幸せを後回しにしてしまうものなんだけど……。どうやら亜季は自分なりの幸せを手に入れられたようで。最も欲しい”一番”ではなかったけど、別の”一番”を手に入れた彼女の笑顔は輝いていたね
一方亜季に背を押されたことで『好き』の感情と向き合い始めたひまり
百々花の言葉、依の真っ直ぐな好意、亜季の謝罪。様々なものを受け取りつつ、自分の気持ちを固めようとするひまり。そうやって自分の想いに向き合う時点である程度答えは固まっているようなもの
おまけに依と亜季がくっつく姿に苦しさを感じられたひまりはもう半分以上『好き』の答えを見つけているように思えた
そこで最後のダメ押しをするかのようなデート風景が良いね
第1巻で描かれたデートの時とは全く意味が異なる「はりきったおしゃれ」、そして褒められた際のリアクション
これらの描写の違いは『好き』が判らなかったあの時とはひまりは明確に異なる感情を持っているのだと察せられる描写だったね
そして始まるライブ。ひまりと出会ったことで依の中に生まれた感情を携えて演奏されるそのライブは再びひまりを一目惚れさせるもの
ひまりへの『好き』を歌いきった依、『好き』を見つけて依に見つけられる場所まで走り寄ったひまり。最初は微妙にずれていた『一目惚れ』の意味がこうして正しい意味に昇華される展開は美しいね
そして二人は結ばれて……
って、ここで新キャラ投入?依とひまりがくっついたことである程度話は終わったように思うのだけど、ここからどう展開していくのだろうか?