ボストンコンサルティンググループのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
デジタル分野における事業創造の流れは次の3つである。
1. イノベーションフェイズ
2. インキュベーションフェイズ
3. コマーシャリゼーションフェイズ
現状とあるべき姿のギャップに着目する。そうしたギャプにこそイノベーションのチャンスが潜んでいる。
ビジネスモデル・イノベーションのケーススタディとして、オーストラリアの航空会社の競争が上げられている。
2000年にヴァージン・グループが、オーストラリアの国内線に参入した。プレミアム長距離路線のような乗り心地を低価格でていきょうし、またたくまに30%のシェアを獲得した。それに対して、カンタスは別組織で低コストの新しいビジネスモデルを立ち上げた。2004年に運行を開始した新しい会社はヘットスターであり、顧客が自分で食事や歯ブラシの有無などを選択できるアラカルト方式を導入することで低コストを実現したということである。2007年にヴァージン・ブルーはディスカウントモデルを諦め、ビジネス路線に主軸を移したという。
ここでのポイントは、低価格のニーズを持つ層にターゲットを設定し、それに適した商品、サービスを展開するなどバリュープロポジションの実現のためのバリューチェーンをつくり直した事、さらにはカニバリを恐れずに別組織を設立して、自律的に運営させたことによる。いわゆるイノベーションのジレンマを乗り越えたのである。
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Posted by ブクログ
ネタバレAI、ブロックチェーン、シェアリングエコノミーといった近年良く聞くTOPICを経営に影響する論点として捉え、BCGのコンサルタントが解説している本。今自分がやっているビジネスには直接関係無さそうだったり応用出来なくても、意識的にこうしたトレンドへの感度は高く持っておきたいし、これはと思うテーマは自分のビジネスに応用出来るレベルまで理解を昇華させたい。その点では、この本では、AIの活用方法(AIが得意とする形までイシューを因数分解する)、M&AのPMRの重要性の話、顧客視点によるプライシングの考え方、が個人的に面白かったし参考になった。
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Posted by ブクログ
デジタルトランスフォーメーション、AI、ブロックチェーン、アジャイルなど最近よく聞くフレーズを網羅的に把握することを期待して購入。
それが何かよりは、それによってどんな変化が起こるかに主眼が置かれており、ある程度知っていれば頭の整理になるが、まったく分からないとあまり役に立たない(お恥ずかしい話、自分にはブロックチェーンの話はさっぱりでした…)。
また、それに対しどう対応すべきなのかは、紙面の都合もあるのでしょうが、表面的でそこまで読み応えがないと感じてしまいました。
以降、気になったテーマごとに備忘と所感まで…
・デジタル化…
結局、それを使って何がしたいのかに尽きる。ただ、難しいのはやってみないと分からんというのも事実だということ…
・少子高齢化…
中国、韓国、タイなども人口減時代に突入、2040年にはインドも。その頃には自分も60歳前、近いと見るか遠いと見るか。
・ダイバーシティ…
様々な論説から、それが社会的倫理だけでなく、事業の強化に役立つのは事実なのだろうとは以前から感じてはいる。しかし、そのクリアなロジックを聞いたことがなく、本書も同じだった。
・新ステージのグローバリゼーション…
ビジネスにおける物理的分散と、デジタル的な統合化の同時進行 -
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BCG元日本代表の内田和成氏の本。著書多いイメージ。「仮説思考」とか。
感想。うーん、頭のいい人は、こうビジョンで全体感を語り、そこで網羅されてるでしょということなのか。話が大きすぎて、市場創造の素人の私にはなんだかピンと来ず。
備忘録
・アジア全体で同じ売上高あげる場合、少数の国に集中してしてシェアをあげる形の方が収益性が高い。
・S字カーブの前倒し。
・新興市場に挑む場合には、成熟市場の日本と同じような成長スピードで事業計画を考えていると、主に供給面で見誤る。
・海外M&Aのガバナンスでは、任せすぎても、手を入れすぎても失敗する。信頼と透明性が大事。
・シナリオ検討時にはメガトレンドを抑える。
・TSR(株主総利回り)とその分解は初見。
TSR=キャピタルゲイン+インカムゲイン。
キャピタルゲイン=利益成長+マルチプル変化。
利益成長→PL、マルチプル→戦略やIR。
インカムゲイン→フリーCFや財務戦略。 -
Posted by ブクログ
BCG日本支社設立50周年の区切りとして纏められた経営コンセプト書。「新規市場編」と銘打っており、事業開発や新規市場を主とした論点でよく纏まっている。が、全体的に尖りのない一般的な話、それこそ浅い新書で拾えるレベルの話題が続く。(それでもBCGにはノウハウやナレッジの蓄積があり強いのだと伝わってくるが)しかしながらケーススタディとTSRの章はBCGの切り口や分析手法、視点などは非常に参考となる。
それほど新しい発見に気付かされるものがある本ではないが、時代とともに役割と立ち位置を柔軟にリポジションしリノベーションしていく戦コンファームのしたたかさが感じ取れる本である。 -
Posted by ブクログ
本書はBCG日本支社50周年を記念したものであり、掲載されたテーマはBCGの視点の鋭さやユニークさが伺える。が、本書はBCGのイネーブルセンターの宣伝本ともいえる。読み進めるとついついBCGにコンサルを依頼してしまいたくなるが、いずれも本質的にはクライアントがのDNAや文化として熟成しないと持続的成長には及ばない。そうした観点でコンセプトの域を出ない本書の役割は限定的である。
構造改革のための外科手術や荒療治としてのコンサル活用は大賛成だが、構造改革を要する状態までに硬直化した組織が生まれてしまう原因が根雪化する限り、その企業に再勃興は難しいだろう。 -
Posted by ブクログ
【市場創造】
A.今日、既存大企業の課題の1 つにデジタル化がある。デジタル事業を開発するには、次の機能をリンクさせる必要がある。
Think(戦略立案)→ Design(コンセプト企画・サービス設計)→ Make(開発)→ Run(運用・成長)→ Risk Share(投資)
既存大企業は、これらの機能のほとんどを外部リソースに頼っている。そのため、各機能が分断され、開発が遅れている。
B.インターネット発のプレーヤー、例えばYahooやDeNA であれば、これらの機能をすべて社内に抱えており、各機能が連携して進める。
ところが、既存大企業の場合、これらの機能のほとんどを自社で保有しておらず、外部リソースを利用している。しかも、全機能を一貫して提供するプレーヤーは国内外にほとんど存在せず、機能ごとに異なる専門企業と組むことになる。その結果、各機能が分断され、伝言ゲームのような状況になってしまう例が多く見られる。途中で本来の戦略とは異なる思惑が入って、当初の戦略目的とは異なる商品・サービスができたり、スピードが損なわれタイミングを逸したりする。