浅羽莢子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ハウルが公開されましたね。
原作者のダイアナ・ウィン・ジョーンズさんの著書で、
初めて読んだのが、「ダークホルムの闇の君」でした。
「グリフィンの年」は、その続編です。
"魔法世界が観光地"で、"魔法使いや吟遊詩人は雇われ出演者"
という設定は、どこから思いついたんでしょうか、
とても面白かったです。
読み始めはとっつきにくい文体に感じられ、
入り込むまでに少しかかりはしましたが、
テンポの良い展開で、中盤をすぎるとどんどん読めました。
このシリーズに満足して、「ハウルの動く城」も読んでみましたが、
個人的にはそこまで はまる事はなかったです。
映画はまだ見ていませんが、人気なようですね。
ダークホルムの方が、面白いとおもうんだけどなぁ・・。 -
Posted by ブクログ
ダイアナ・ウィン・ジョーンズの作品は『アーヤと魔女』『魔法使いハウルと火の悪魔』に続いて三作目。
辛口感想になります。ご注意を。
私、この作家さん合わないわ…。話の筋はわかった。けど、文章がわかりづらい。回りくどい。登場人物の行動論理が「そうはならないのでは?」と何度も思わされる。登場人物も魅力的な人がいない。
仕掛けや筋は人によっては面白いかもしれないし好きな人もいるだろう。それは分かる。けど私は好きではなかった。はっきり言って、ラストのポーリィとトムが恋仲?なところも…イマイチ…別にいいじゃん、ちょっと年上の男の人と不思議な体験をしたってことで…なんでチューすんのよ…いらんやん…しかもポーリィなんで好きでもないセブに何度もキスさせてんの?婚約までして…解せぬ…
主人公ポーリィがすぐ危険に突っ込んでいく、「長くつ下のピッピ」タイプの女の子というのも苦手だ。素直じゃない性格も。かつ家庭環境もひどすぎて読むのつらかった…お母さんも恋に生きる女で苦手だ…お父さんは論外。まともなのおばあちゃんだけやん…
そして翻訳もけっこう分かりづらい。ところどころ原語ではどうなってるのか確かめたい衝動に駆られるし誤字もある。せっかく新装版出すならちゃんと新訳にした方が良かったろうしせめて誤字脱字は直そうよ…と思ったのでした。
最初から最後まで脱落しそうだった〜。
けっきょく『火と毒草』って写真なの?絵なの?本文中では「写真」という訳語を当てられてるところが多かったけど「絵」となっている箇所もあり、でも「撮影した」というような文言も出てくるから写真なんだろうけど…とかいうのも分かりづらいし!とにかく、フラストレーションの溜まる作品でした。
最後に何か、いいところ…。
あ!本のタイトルがたくさん出てきたのは良かった!未読のものもかなりあるけど経典なヨーロッパの作品がざくざく出てきたよね。読みたくなりました!特に『金枝篇』は前から気になってるし『三銃士』は読みかけなのでこれを機に読もうかな✨ -
Posted by ブクログ
物語の初めから沢山の個性的な登場人物が交錯するし、珍奇な動物たちもいっぱい出てきて、その姿を想像するのに忙しく、どのくらい読み進んだら慣れるのかと。主人公は誰?いずこの地?何事件?
ま、魔法の国であることは間違いないけど。
さて、
魔法の国のある大学で開かれた「緊急事態委員会」高齢のケリーダ魔術師大学総長が議長。別の世界の資本家に観光業で搾取や浸食されているこの国を何とかしなければ滅びてしまうかもしれないという危機が描かれ「そこから救うのは誰か?」が議論され、その元凶の資本家チェズニー氏の事業、今年の観光行事の中心に働く「闇の君」をダークという魔術師に決めるのである。決めたのはお告げなるものによってなのであった。
音やら色彩やら目まぐるしいのを透かせば何のことはない、「ある家族の物語」と言ってしまえばよい。そんな家族の世帯主(おとうさん)に難しい公の仕事が回ってきた。おかあさんが助けると思いきや、なにやら夫婦仲がおかしい。おとうさんんもその仕事中に怪我をしてしまう。さあ、たくさんいるきょうだいが協力するしかない。
現実の世界も家族は個性と個性のぶつかりあい。愛しあい、もたれあい、ケンカし、事件事故が起これば助けあい、誤解して・・・。
ストーリーがわかればおもしろい。音響効果満点の魔術的な情景と、想像を超える生き物の出現と、色彩の効果、流動の氾濫で進んでいく物語。冒険あり、格闘あり、謎解きもありで大団円を迎える。
慣れていなかったので混とんとした思いで読んだが、途中から面白くなり、読み終わってまた、プロローグを読み直してみてやっと飲み込めた。そこに物語のヒントが沢山隠されていたこともわかる。
本格的なファンタジーを読んだのはこれが初めてじゃないかと思う。わたしはファンタジーに向いてないのかと思っていたが、ちょっとはまりそうな気もして・・・。魔術的な物語の展開は好きなのである。
*****
なぜこのファンタジーを読んだかというと、昔読んだこの作者ダイアナ・ウィン・ジョーンズ『九年目の魔法』や『わたしが幽霊だった時』が面白くて忘れられなかったから。
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Posted by ブクログ
エルフやドラゴン、魔術師にシーフ、傭兵達のいるファンタジー世界ダークホルム。
そこを、別の世界からやってきたチェズニー氏が観光地化してから40年。
毎年悪の闇の君が選ばれ、観光客の巡礼ために冒険物語を演じさせられつづけている。
チェズニー氏には魔物がついているらしく、ダークホルムの住人達は強制的に戦いをやらされ、町は荒れ果て、本当の死者まで出ている。
しかし、ついに対抗するため、魔法大学の学長ケリーダは手段を考える。
神託によって選ばれた今年の闇の君は遺伝子工学魔法以外はてんでダメな魔法使いダーク。
彼と彼の家族、そしてダークホルムの運命をかけた巡礼が始まる!
という感じ。
D&Dな世界の人々は、現実世界の人間達にこんなに苦労させられている、というのを書きたかったのかな。
名作ゲーム『MOON』とちょっと似てるね。
面白かったんだけど、キャラクターが多すぎて今一つキャラクターの書きこみが足りない気がする。。
ジョーンズ特有の気違いじみた子供たちも出てこないし。気違いじみた競走は面白いけど。
前半はこの壮大なファンタジーごっこの準備、後半は観光客達の様子、という二部構成。
これはもっと書いて、上下巻の方が面白かったんじゃないかな。
ただ、それを補うのがダークの子供とも言える5匹の喋るグリフィン。
これがかなりかわいい。どうやら、2巻はこのグリフィン達の話の模様。これは楽しみ。
ファンタジーとしてはそれなりだけど、ジョーンズものとしては一味足りない。