梶山三郎のレビュー一覧

  • トヨトミの逆襲

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    2作目も面白いが、1作目の武田剛平のようなカッコ良さはトヨトミのプリンスに求めても難しいか。トランプやソフトバンクの孫など実在のモデルを思い浮かべながら読むのは楽しい。

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    2025年01月02日
  • トヨトミの世襲~小説・巨大自動車企業~

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    一作目、二作目の方がリアリティがあったように感じた。他の読者の方々もご指摘の通り、後半部分が小説っぽくて自分はやや残念。

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    2024年11月17日
  • トヨトミの世襲~小説・巨大自動車企業~

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    ネタバレ

    日本を代表する大手企業なのに、社長の私怨?で社員を左遷したり、社長を辞めるか愛人と別れるで、社長を辞めるほうを選択するのってありえるのかな、、、あくまでフィクションとしていながら、事実をもとにしている内容なので、ほんとうなのかな、どうなのかな、、、とドキドキしながら読んでいたが、最後のほうがちょっと突拍子もない感じだった。
    織田電子とトヨトミ自動車がもっと絡んだらおもしろかったのにとも思った。
    全体的にはおもしろかったが、1,2のほうが本当かな、どうかな、、、というドキドキ感があって面白かった。

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    2024年10月27日
  • トヨトミの野望

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    ネタバレ

    日本企業の典型であり頂点であるトヨトミの内部は豊臣家の排他的な思惑の中で浮き沈みをしていた。武田剛平のような敏腕経営者に憧れは抱くが、社長が過労死しそうなほど激務だとは思わなかったし、自分にはそんな覚悟はできないと思った。
    2/3くらいまで難しい経営戦略の話や苛立ちを覚えるような人間関係で読み進めるのに時間がかかったが、後半になり時代が進むとイメージがしやすくなり、最後の統一社長の会見は晴れやかな気持ちで読むことができた。

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    2024年10月22日
  • トヨトミの世襲~小説・巨大自動車企業~

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    3部作の3部目。
    マツコデラックスやカルロスゴーンなど、馴染みの人物が出てくるのも面白い。世襲というタイトルだけあって、これまでの権力争いと違い、愛人や親子問題が絡む人情的目線からの世襲も深みがあり面白い。ニデックの世襲も絡んでいる。
    覆面作家の著者に迫る最後も興味深い。

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    2024年08月12日
  • トヨトミの世襲~小説・巨大自動車企業~

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    ネタバレ

    あいかわらず息もつかせぬ展開でどんどん読み進めていってしまうが、今回は少しタイトルと中身に乖離があるような気がした。
    勝手にこのシリーズは3部作なのだと思っていたが、もしかしたら続きを出すのだろうか?と感じさせるような、少し消化不良な読後感。今回は感情移入したり応援したくなるような登場人物がいなかったせいかもしれない。

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    2024年08月08日
  • トヨトミの逆襲

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    章男氏の愛人とのエピソードには、著者の心配もあり、ハラハラした。
    孫正義やトランプの登場は興味深い。
    「野望」ほどの興奮までいかないが、役員同士の腹の探り合いなど面白かった。
    野望から始まり、今作にも新たなモデルが登場し、あまり知られたくない情報も出てくるが、大丈夫かな?

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    2024年08月05日
  • トヨトミの世襲~小説・巨大自動車企業~

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    「逆襲」の最終章だった2022年までに起きた某自動車会社で起きた事件と、同社が手懸けるスマートシティ事業、同時期に話題になった(良くも悪くも)創業者が絶対的なカリスマ性も持っていた某モーター会社の後継者探しにフィーチャーした本作。
    ある事件をきっかけにトヨトミ創業家の血筋に迫っていく内容なのだが、過去作と比べるとフィクション味が強い。(事実は小説より奇なりということわざもあるが。。。)
    ある種俗世的で過去作の方が個人的には読み応えがあった。

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    2024年08月05日
  • トヨトミの野望

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    「トヨトミ」という名前を使った小説ですが、本を読めばそれが日本を代表する「トヨタ自動車」のことを指していることは読者なら容易に想像できます。筆者の梶山氏は十分な取材を通して、自動車業界に起きている激変と、創業家における出来事を読み物として興味深く読めるように工夫されています。

    35年にわたる社会人生活を一区切りつけた私ですが、長年自動車業界に携わってきた者として、平成初期から自動車の課題は「燃費向上」でした。30年間以上もやってきて、もうやり尽くしたと感じたところで、世の中は「電気自動車」になりました。

    この本は、トヨトミシリーズ・三部作の一作目に当たりますが、大変楽しく読ませていただきま

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    2024年07月22日
  • トヨトミの世襲~小説・巨大自動車企業~

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    3部作目。
    トヨタと日本電産を軸に展開。
    前半は実際の出来事を含めて読み応えありだが、
    後半は少し飛躍したためあまり内容が入ってこず。
    一旦終了かと思うので
    違う企業でも見てみたい。

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    2024年07月10日
  • トヨトミの世襲~小説・巨大自動車企業~

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    3部作最後は豊臣統一が息子とのゴタゴタを絡めながらトヨトミを退く話。
    きれいに小説っぽくまとめるためか、急にフィクション色が強くなる。

    加えて、トヨタと関係ない日本電産の創業者と外部ceoの対立話がかなり多めだった。
    関潤さんに内部情報を細かに取材できたから、書きたかったのだろうか?
    たしかに創業者の話はどうかと思う部分も多かったが、独裁企業って大なり小なりそんなもんではないか。

    個人的には第1部が一番面白かった。

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    2024年06月08日
  • トヨトミの逆襲

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    ネタバレ

    トヨタ役員の人物像を会社内部でヒアリングしないと、こうまで面白おかしくは書けないのでは?誰かがゴシップ情報をリークした?トヨトミの野望も読まないと・・
    株主総会で社長やK副社長が涙ながらの臭い?答弁をしていたのを思い出します。T副社長のFaceBookネタや、中国担当になった元人事部長の逸話も、与太話としては面白い。どこまで本当なのかは知る人ぞ知る!唐突なソフトバンクとの提携はトランプと習近平対策だったのか?ロビー活動とアライアンスで飛び回るために社長の座を技術系に譲ったのか?
    ちなみに今日の安全系の認証不正記者会見での会長はマスコミに睨みを利かせてました。マスコミがトヨタに忖度しているさまが

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    2024年06月03日
  • トヨトミの野望 小説・巨大自動車企業

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    武田さんについてどういう感情で読んでいいのか、、自分の中で現実と虚構が入り混じってしまった。
    統一については、とんとん拍子?に社長になった感じがする。事実を元に書いたからかな?なんか、最後は事柄だけが描かれている感じがした。
    面白いのは面白かった。

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    2024年04月17日
  • トヨトミの世襲~小説・巨大自動車企業~

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    話そのものは面白いんだけど
    三部作として見ると、前作との違いに戸惑ってしまう
    織田電子の存在も謎だし、途中で出てきた官僚の人もどうなったか明確じゃないし
    消化不良の感じはあるが、次回作出ても更に散らかるだけな気もする

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    2024年03月04日
  • トヨトミの逆襲

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    ネタバレ

    トヨタの名社長であった奥田氏と豊田章男氏の確執を描いた小説
    前作はほぼ事実っぽかったが、今回は微妙な感じ。まぁ、実情はなんとなく伝わってくる

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    2024年02月10日
  • トヨトミの世襲~小説・巨大自動車企業~

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    週刊文春かな、いやそれ以上だね、という感じのあることないこと加減。
    元々、実在しない名称の組織と個人ではあるので、あることないこと、といってもあれだけど。
    最後は永守さん?を引退させちゃうし、展開にもムリというか、絵空事感が強くなってあんまり面白くもなくなるけど、ああいう変な終わり方にすることで、トヨ◯さんにエクスキューズしているのかなぁとも思った。
    組織が人をどう遇するか。
    いろんな、運、不条理があるよね、というか基本それかなと思いました。

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    2024年01月17日
  • トヨトミの野望 小説・巨大自動車企業

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    1.著者;正体不明の覆面作家。本書「トヨトミの野望」でデビュー。新聞社のフリージャーナリストが書いたと言われているが、実際は複数の現役記者が情報提供し、某作家に書かせたらしいという噂もあり謎。梶山三郎というペンネームは、梶山季之(週刊誌記者出身で出世作は「黒の試走車」)と城山三郎(自動車関係の書籍は「勇者は語らず」)に肖ったと思わらる。
    2.本書;企業小説。著者曰く「失われた20年を、高度成長期の様に駆け抜けた巨大自動車企業は日本経済最後の砦だ。私は、その真実を伝える為に、ノンフィクションでなく、小説を書いた」。この企業はトヨタ自動車と思われ、創業家と左遷サラリーマン社長の対立が書かれている。

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    2023年08月14日
  • トヨトミの逆襲

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    ネタバレ

    トヨトミも大企業病の様子を呈し、現社長の豊臣統一をうまく操作して、自分の利益ばかり優先する役員が周りにいるようになった。EVで完全に乗り遅れたトヨトミは果たして生き残れるのか?
    今回もトヨタ自動車の状況をよく踏襲していて、現実なのかフィクションなのか時々わからなくなる。豊臣統一の性格や行動も現実のトヨタ社長の豊田章男と非常によく重なる(もっとも愛人の話とはどうかわからないが)
    社内闘争の話がほとんどで終わるのかと思い、少しうんざりしていたが、統一も退任することになり、最後に思慮深い人事を行い、痛快なエンディングとなる。トヨトミの逆襲である。

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    2022年01月21日
  • トヨトミの逆襲

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    前作に続き読んでみる。

    TOYOTAのような日本最大の企業でも、
    様々な困難に向き合う必要があると言うのを、
    競合他社、米中他国、新興勢力を交えてリアルに
    描かれており参考になった。

    100年に一度の転換期と叫ばれているが、
    自動車業界が置かれている状況の
    理解が少し深まりました。

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    2021年12月27日
  • トヨトミの野望 小説・巨大自動車企業

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    豪快でいて、緻密な戦略家でもある武田社長のキャラクターに惹かれる。単純に小説として面白かった。小説としてストーリー展開や各キャラクターの設定が本当かも、と思えて、そこまで現実離れしていないのがよかった。会社員であれば、組織の中の立ち振舞いとして、共感できる部分も多いと思う。この男臭いストーリーを女性ならどう感じるか気になった。よくも悪くも、現実の大企業における女性社員の立ち位置もよく表しているのだろうと思う。会社の同僚に進めたくなる一冊。

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    2021年11月12日