梶山三郎のレビュー一覧

  • トヨトミの逆襲

    購入済み

    統一が社長になってどれほど酷い有り様かと思っていましたが、創業一族の立場を良い意味で上手く使い、そして経験から学び社長としての地位を固めていく様子、また急速に変化していく世の中を必死に模索しながら歩いていく様に、気づけばひたすら応援していました。ほぼノンフィクションの素晴らしい企業小説であり、啓発本でもあると思います。

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    2024年04月11日
  • トヨトミの野望

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    面白い。
    日本を代表する企業 「トヨタ自動車」の繁栄と苦悩をフィクションというテイでを理解できる一冊。
    リアルを追求している部分もあるため、過度にドラスティックなことはないが、日本で生きる人間として、トヨタの栄枯盛衰を理解しておくのは無駄ではないと思う。

    その上で、作中で描かれる、「武田」は非常に魅力的な人物である。
    彼のような人間が実在した(と思われる)ことに、感動する。

    彼の経営哲学、精神を本書を通じて理解することは、ビジネスマンとして生きていく上で大事なことを学べると感じる。

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    2024年04月07日
  • トヨトミの野望

    購入済み

    久しぶりにこれほど面白い企業小説を読みました。ほぼ史実に基づいている部分もあり、もはや小説なのかノンフィクションなのか分からず、あの大企業にこんなお家騒動もあったのかと想像しながら読み進めました。続編が楽しみです。

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    2024年03月29日
  • トヨトミの野望

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    99%が実話とも言われる、世界一の自動車メーカーをモデルにした話。おもしろい。
    仕事への情熱が燃え尽きそうな時に読むと、火が付くかもしれない。

    こんなに魅力的な人々がトヨトミ自動車にはいるのか、いたのかと胸が熱くなった。
    一介のサラリーマンとしての人生でなく、
    複雑な意思決定の仕組みを持つ中国、世界の標準化機構、米政府、アメリカ世論との闘いなど、世界の荒波に揉まれてなお、誇りを捨てずに闘い続ける世界の自動車メーカーのロマンが描かれている。

    そのたたかいかたも、実話と言われるだけに、ロビイング活動や中国での裏金パイプづくりなど、綺麗事だけではなく清濁併せ呑むかつ、5手10手先を睨んだ差配によ

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    2024年03月07日
  • トヨトミの逆襲

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    統一が出てくる場面では必ず黒縁メガネの丸顔でナッパ服のあの人を思い出しました。描写も凄い。会話している両者の心情が細やかな表情や動きの記載から分かるようでした。書き方が上手いなと素直に思いました。愛人のことも知らず、思わずググってしまいました。最後の解説も何故名字がトクガワではなく、トヨトミにしたのか?成程と納得させられる作品でした。経済的興味無かったけど、自動車産業と絡めると面白いですね。書き方も本当素晴らしいと思いました。

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    2024年02月28日
  • トヨトミの野望

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    物語とルポの間。面白いけど小説の読後感ではなく、気持ちが熱くなったけどビジネス書や啓蒙本のそれとはまた違う、みたいな…。重厚感のある書きぶりは意外と好みでした。

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    2024年02月26日
  • トヨトミの世襲~小説・巨大自動車企業~

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    これがほぼ実話なら、トヨタが怖い。
    あくまで小説と割り切れず、どこまで真実なんだと
    ドキドキしながら読み切りました。
    今後のEV戦争や人事に目が離せません。

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    2024年02月19日
  • トヨトミの世襲~小説・巨大自動車企業~

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    ニュースとか新聞をあまり読まないから、自動車業界でおきたアレコレ知らず、直近のアレコレまとめてゴシップつきで面白おかしく読めて楽しい。
    シリーズ三作目で少し書き方変えたのか?ちょっと見方かわったかもな。コロナかを乗り切ろうとしたときの日経の書きっぷりはさすがにいじわるだし、どっちむいてんのとは思った。
    個人的に東アジアに住んでて、タクシーでトヨタありがとうと言われまくってるから見方がかわったのかもしれない。

    途中までよんでの感想。

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    2024年02月13日
  • トヨトミの世襲~小説・巨大自動車企業~

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    2024年 10冊目
    トヨトミシリーズ3部作のラスト
    古き日本企業の組織文化が痛烈に描かれていて、日本のトップ企業がもしこの通りだったらと思うと将来が不安になった。
    また今作から関西を拠点とする新たな企業が登場したが、これがまたいかにも実在しそうな話で、何事も引き際が肝心であることを改めて感じた。
    トヨトミシリーズはこれで一旦終わりだが、今後は実在する企業の動向により注目したいと思う。

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    2024年01月31日
  • トヨトミの逆襲

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    相変わらず迫真かつ痛快で、一気に読み切った。一作目より現実離れの内容が増えた気がして(真相は分かる由もないが)、リアリティ度が落ちた時感じたのが唯一気になったところ。

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    2024年01月27日
  • トヨトミの野望 小説・巨大自動車企業

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    ネタバレ

    面白かった。
    相当脚色してるにせよ、大筋は実在の人物を書いてるはず。
    作者すら覆面で、フィクションなのか、ファクトなのか⁈

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    2024年01月24日
  • トヨトミの世襲~小説・巨大自動車企業~

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    虚と実のバランスが上手く取れてて、引き込まれる。事実なのか虚構なのか、弥次馬的な興味も加わり、一気読み。どんでん返しにはびっくりだけど、さもありなんと、なんか痛快な読後感。「今のクルマがオーバースペック」同感。家電も含めて。トヨトミ、また本の買い占めに走るのかなぁ。

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    2024年01月11日
  • トヨトミの世襲~小説・巨大自動車企業~

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    ネタバレ

     『トヨトミの野望』『トヨトミの逆襲』に続く、トヨトミ・シリーズの完結編。『トヨトミの野望』は既に読三田にも紹介されていますが、知人からも「これ、すごいですよ」と紹介されたものです。今回も「いやぁ~、面白かった」ですが、誰が読んでも「トヨトミ=トヨタ」とわかります。帯には「99%実話の噂」とありますが、恐らくは実話。企業名・人物名は、容易に「ああ、あれね」とわかるよう面白いヒネリが入れてあります。

     『トヨトミの野望』はトヨトミ家の御曹司として将来の社長候補である豊臣統一が美人局にあい、それを柔道でならした当時の社長・武田鋼平(奥田碩?)が救い出すという話から始まります。その後のシリーズで、

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    2023年12月22日
  • トヨトミの野望 小説・巨大自動車企業

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    「小説の形を借りたノンフィクション」と呼ばれ、現実のトヨタ自動車への圧倒的な取材力がこの小説にリアリティを生み出しており、その面白さの原動力となっているのは間違いない。
    そのことを踏まえた上で、敢えてただのフィクションの小説として判断してみたいと思う。そうしてみてもやはり文句なしに面白い。
    企業小説としてサラリーマンの悲哀や苦悩、トップのマネジメント論、権謀術数、社内政治などなど(この辺りは島耕作シリーズに通ずるものがある)盛り沢山。その上で描かれる2人の主人公=創業家以外からの初のサラリーマン社長武田剛三と創業家のプリンス豊臣統一の重厚な人間ドラマ。これらが小説として面白すぎるので、こんなこ

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    2022年09月09日
  • トヨトミの逆襲

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    『トヨトミの野望』の続編、事実と虚構が入り混じったスリリングな展開で、一気に読めてしまいます。結末は・・・ぜひそのようになって欲しい。

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    2022年04月29日
  • トヨトミの野望 小説・巨大自動車企業

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    トヨタ自動車をモチーフにしたフィクション(小説)。
    フィクションですが、細部が描かれていて、「現実のトヨタ自動車も、もしかしたらこんな感じなのかも」と想像させる内容です。

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    2022年02月05日
  • トヨトミの野望 小説・巨大自動車企業

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    最高の経済小説だ。架空の大企業の内部、暗闘をまるでドキュメンタリーのように抉り出している。

    一般人では伺い知ることの出来ない、大企業の裏側。広告の引き上げというブラフで都合の悪い報道は潰してしまうため、大企業に批判的な報道はなかなかお目にかかれない。

    そこを逆手に取り、覆面作家の経済小説として出したところに妙味がある。最高の経済小説だ。トヨタ自動車のWikipediaを見ながら、読み進めると面白さが倍増する。

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    2021年12月01日
  • トヨトミの逆襲

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    衝撃的な本に出会いました、小説の形をとっていますが、現在の自動車業界が置かれている状況を詳細に調査して、それをベースに書かれた小説です。私の勤務している会社も、最終的には自動車の一部品として使われている製品を作っていますので、将来の自動車業界の動向(特に電動化)がいつ頃、どの程度進むのかは大いに興味があります。

    この本で書かれているように今年もトヨタの収益はダントツで一位のようです、以前は日本市場のシェアを40%死守すると言っていたと記憶していますが、今では過半数を超えるのではないでしょうか。そんなトヨタであっても電動化に対する対応を間違えると将来は今の地位を維持することはできないと予測され

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    2021年11月23日
  • トヨトミの野望 小説・巨大自動車企業

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    面白かった。虚偽も真実もないまぜてのストーリーの様子で、トヨ○のあのO社長、並び周りの人物の立ち位置も興味深く読めた。エピソードも、あーそんなことあったなーみたいにリアルでした。本当に小説⁈

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    2021年05月27日
  • トヨトミの野望 小説・巨大自動車企業

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    かなり面白かった。純粋に小説としてストーリーが面白いのと、おそらくほぼ史実であろう内容で知的好奇心が満たされる、という両面において満足度の高い作品。ちょうど現在に繋がる話で、自動車業界とトヨ○の見方が変わった。

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    2021年04月03日