梶山三郎のレビュー一覧

  • トヨトミの野望 小説・巨大自動車企業

    Posted by ブクログ

    すごい面白かった。
    どの企業がモデルになっているかは、もちろんすぐわかり、しかも90%以上は真実らしい。アメリカでのロビイング活動の凄まじさや、巨大企業の凋落というのはこうやって始まるのかということが追体験できるビジネス書としてお勧め。

    0
    2024年09月07日
  • トヨトミの世襲~小説・巨大自動車企業~

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃおもしろかった。
    シリーズの中でこれが一番スキャンダラスなおもしろさです。
    今作においてはトヨトミより織田電子の経営が気になりました。星さんがCEOを続けてくれる世界が現実にあったら…と思ってしまう。

    0
    2024年09月01日
  • トヨトミの逆襲

    購入済み

    統一が社長になってどれほど酷い有り様かと思っていましたが、創業一族の立場を良い意味で上手く使い、そして経験から学び社長としての地位を固めていく様子、また急速に変化していく世の中を必死に模索しながら歩いていく様に、気づけばひたすら応援していました。ほぼノンフィクションの素晴らしい企業小説であり、啓発本でもあると思います。

    0
    2024年04月11日
  • トヨトミの野望

    購入済み

    久しぶりにこれほど面白い企業小説を読みました。ほぼ史実に基づいている部分もあり、もはや小説なのかノンフィクションなのか分からず、あの大企業にこんなお家騒動もあったのかと想像しながら読み進めました。続編が楽しみです。

    0
    2024年03月29日
  • トヨトミの逆襲

    Posted by ブクログ

    統一が出てくる場面では必ず黒縁メガネの丸顔でナッパ服のあの人を思い出しました。描写も凄い。会話している両者の心情が細やかな表情や動きの記載から分かるようでした。書き方が上手いなと素直に思いました。愛人のことも知らず、思わずググってしまいました。最後の解説も何故名字がトクガワではなく、トヨトミにしたのか?成程と納得させられる作品でした。経済的興味無かったけど、自動車産業と絡めると面白いですね。書き方も本当素晴らしいと思いました。

    0
    2024年02月28日
  • トヨトミの世襲~小説・巨大自動車企業~

    Posted by ブクログ

    これがほぼ実話なら、トヨタが怖い。
    あくまで小説と割り切れず、どこまで真実なんだと
    ドキドキしながら読み切りました。
    今後のEV戦争や人事に目が離せません。

    0
    2024年02月19日
  • トヨトミの世襲~小説・巨大自動車企業~

    Posted by ブクログ

    ニュースとか新聞をあまり読まないから、自動車業界でおきたアレコレ知らず、直近のアレコレまとめてゴシップつきで面白おかしく読めて楽しい。
    シリーズ三作目で少し書き方変えたのか?ちょっと見方かわったかもな。コロナかを乗り切ろうとしたときの日経の書きっぷりはさすがにいじわるだし、どっちむいてんのとは思った。
    個人的に東アジアに住んでて、タクシーでトヨタありがとうと言われまくってるから見方がかわったのかもしれない。

    途中までよんでの感想。

    0
    2024年02月13日
  • トヨトミの逆襲

    Posted by ブクログ

    相変わらず迫真かつ痛快で、一気に読み切った。一作目より現実離れの内容が増えた気がして(真相は分かる由もないが)、リアリティ度が落ちた時感じたのが唯一気になったところ。

    0
    2024年01月27日
  • トヨトミの野望 小説・巨大自動車企業

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった。
    相当脚色してるにせよ、大筋は実在の人物を書いてるはず。
    作者すら覆面で、フィクションなのか、ファクトなのか⁈

    0
    2024年01月24日
  • トヨトミの野望 小説・巨大自動車企業

    Posted by ブクログ

    「小説の形を借りたノンフィクション」と呼ばれ、現実のトヨタ自動車への圧倒的な取材力がこの小説にリアリティを生み出しており、その面白さの原動力となっているのは間違いない。
    そのことを踏まえた上で、敢えてただのフィクションの小説として判断してみたいと思う。そうしてみてもやはり文句なしに面白い。
    企業小説としてサラリーマンの悲哀や苦悩、トップのマネジメント論、権謀術数、社内政治などなど(この辺りは島耕作シリーズに通ずるものがある)盛り沢山。その上で描かれる2人の主人公=創業家以外からの初のサラリーマン社長武田剛三と創業家のプリンス豊臣統一の重厚な人間ドラマ。これらが小説として面白すぎるので、こんなことが本当に、現実にあったの⁇と半信半疑になってしまう。
    だとしたら裏事情が面白すぎる。特にアメリカでのロビィ活動の下りは特に著者の力の入れようがすごく感じられて面白かった。あの国との間でこんな駆け引きがあったのか…。
    安本記者と田野木記者のモデルは著者本人かな。

    自分は誰タイプだろう?と考えながら読むのも面白いかも。自分は御子柴タイプだと思った。大きなことをやるリーダーの器ではないけど、既に敷かれた路線はつつがなく進む。親近感が湧いて最後まで嫌いになれなかった。

    0
    2022年09月09日
  • トヨトミの逆襲

    Posted by ブクログ

    『トヨトミの野望』の続編、事実と虚構が入り混じったスリリングな展開で、一気に読めてしまいます。結末は・・・ぜひそのようになって欲しい。

    0
    2022年04月29日
  • トヨトミの野望 小説・巨大自動車企業

    Posted by ブクログ

    トヨタ自動車をモチーフにしたフィクション(小説)。
    フィクションですが、細部が描かれていて、「現実のトヨタ自動車も、もしかしたらこんな感じなのかも」と想像させる内容です。

    0
    2022年02月05日
  • トヨトミの野望 小説・巨大自動車企業

    Posted by ブクログ

    最高の経済小説だ。架空の大企業の内部、暗闘をまるでドキュメンタリーのように抉り出している。

    一般人では伺い知ることの出来ない、大企業の裏側。広告の引き上げというブラフで都合の悪い報道は潰してしまうため、大企業に批判的な報道はなかなかお目にかかれない。

    そこを逆手に取り、覆面作家の経済小説として出したところに妙味がある。最高の経済小説だ。トヨタ自動車のWikipediaを見ながら、読み進めると面白さが倍増する。

    0
    2021年12月01日
  • トヨトミの逆襲

    Posted by ブクログ

    衝撃的な本に出会いました、小説の形をとっていますが、現在の自動車業界が置かれている状況を詳細に調査して、それをベースに書かれた小説です。私の勤務している会社も、最終的には自動車の一部品として使われている製品を作っていますので、将来の自動車業界の動向(特に電動化)がいつ頃、どの程度進むのかは大いに興味があります。

    この本で書かれているように今年もトヨタの収益はダントツで一位のようです、以前は日本市場のシェアを40%死守すると言っていたと記憶していますが、今では過半数を超えるのではないでしょうか。そんなトヨタであっても電動化に対する対応を間違えると将来は今の地位を維持することはできないと予測されています。

    電動化に対するアナリストなどのレポートは読んできましたが、このような形で近い将来(おそらく10年以内)の予測を頭に描きながら、それを小説として楽しむことができて、この本を読んでいる間はワクワクしていました。多くの取材を通してこの本が完成したと思いますが、それを楽しめるのは幸せだなと思いました。

    以下は気になったポイントです。

    ・水素ステーションや軽油やガソリンよりも安全管理が難しく、しかも首都圏に40箇所と数が少なくインフラとしてあまりにも脆弱、という三重苦がある。基本特許を無償で開放する大盤振る舞いも虚しく、新たに参入するメーカーは皆無であった。2019年末に5万台を目指す計画も今となっては口にする者もいない。FCVでつまづいている間に、次世代車の世界的趨勢は完全に電動車に決まってしまった(p21)

    ・CASE(コネクテッド、自動運転、ライドシェア、電気自動車)の技術のどれもが、排ガスを撒き散らして走る車を大量に作って売る、しか能のない既存の自動車メーカを死に追いやるものである(p40)

    ・ハイブリッド車で培った技術は一日の長があるが、バッテリーは別である。EV用バッテリー開発には技術だけでは乗り越えられない「素材」という壁が立ちはだかっている(p42)

    ・EVシフトで一番アワを食っているのは自動車産業に関わるサプライヤー企業である、自動車が電動化すると、自動車はエンジンとトランスミッション、ガソリンから、モーターとインバーター、バッテリーの乗り物になる。外見こそ変わらないが、中身は別物である。(p64)

    ・言葉遣いで変わったのが「うれしい」という言葉、要は「どこが自動車会社にとって嬉しいポイントなのか、どんな利益があるのか」ということである。傲慢さと驕りが言葉の裏から透けて見える言い回しである(p73)

    ・ものづくりにこだわる戦略を発表する車メーカーと、EVという車の性質の変化にはまる関心を示さず、移動そのものの概念を変え、持続可能な社会への提案を打ち出した会社、どちらの構想が人を惹きつけるかは明らかである(p121)

    ・決算の最終利益は過去最高であったとしても、これはひとえにアメリカの法人減税と円安で海外販売が好調な上、国内のライバル企業が勝手に転けているおかげである。(p135)

    ・新型電池とは、電解質に液体ではなく固体を使う「全固体電池」と呼ばれるもの、これにより既存の電池が抱えていた「液漏れリスク」や「設計の自由度」「充電時間」の問題は解決することになるが、固体電解質の素材も、量産技術も未だ確立していない(p197)

    ・高出力のバッテリーを積んだからいい車になるというわけではない、出力系統の制御、バッテリー劣化防止、構造の単純さゆえのドライバビリティの差別化など、課題の数は無限にある(p199)

    ・デジュールスタンダードとは、工業製品などにおいて、国や省庁など公的機関が性能や製造方法、生産のための技術などを定めた規格のことである。市場競争の結果として事実上の標準となった規格を指す「ディファクトスタンダード」の対局となる概念である。つまり市場競争が先にあるのがディファクトスタンダード、公的機関のお墨付きが先に来るのが、デジュールスタンダードである(p243)公が基準を作る前に取り入って、自社に有利な規格を作らせ、他社や他国の競争優位を崩してしまえばいい、それがデジュールスタンダードの裏のルールである(p244)

    ・PCU(パワーコントロールユニット)と呼ばれるモータの回転やトルクを制御する電子部品の向上をトヨトミ本体からトヨトミ車の電装品を作るグループ会社の尾張電子に移管し、開発から生産までを尾張電子が一手に引き受ける体制を整えた点である、PCUは電動化の核となる部品であり、多くの開発資金を必要とするセクターである(p266)

    2021年11月23日作成

    0
    2021年11月23日
  • トヨトミの野望 小説・巨大自動車企業

    hk

    実におもしろい

    現実の自動車会社を思い起こしながら読むとなお面白い。

    0
    2020年01月11日
  • トヨトミの野望 小説・巨大自動車企業

    Posted by ブクログ

    ▶︎2016/11/19-12/09
    ▶︎1955年から2016年のトヨタ自動車の変遷をノンフィクション小説としている。前面から退いてはいるがバックヤードでは、今も企業戦士が日本経済を支え続けている。しかし、ガソリンエンジンの後は、水素自動車か電気自動車か。2022年世界の自動車生産台数は、日本は783万台 アメリカは1006万台 一位は中国の2702万台。中国の世界戦略は
    ▶︎p322の「おまえら、アメリカがどれほど怖い国か知らんだろう。あれほど国益に敏感な国はない。」との武田(第8代社長石田碩と思われる)の言葉が心に残る。たかだか建国236年のアメリカである。

    0
    2024年01月19日
  • トヨトミの世襲~小説・巨大自動車企業~

    Posted by ブクログ

    シリーズ完結編にふさわしく、これまで描かれてきた企業経営や権力闘争の先にある「世襲」というテーマに正面から切り込んだ作品だった。パンデミックやEVシフト、不正問題など巨大企業を取り巻く現実的な課題が次々と描かれる一方で、結局は組織を動かすのが人間であることを痛感させられる。
    特に印象的だったのは、後継者問題を単なる権力争いではなく、創業家の歴史や宿命として描いている点。シリーズを通して積み上げてきた伏線が回収され、最後まで引き込まれた。個人的には、企業小説でありながら一族の盛衰を描く大河ドラマを読んでいるような感覚だった。読み終えた後、日本の大企業が抱える難しさについてあれこれ考えさせられる一冊だった。 

    0
    2026年10月12日
  • トヨトミの逆襲

    Posted by ブクログ

    前作が社内権力闘争を描いた作品だとすれば、本作はEVや自動運転など大きく変わる自動車業界の未来に踏み込んだ一冊。企業小説でありながら展開がスピーディーで、「次はどうなるのか」と夢中になって読めた。巨大企業の意思決定や創業家と経営陣の思惑が交錯する様子も興味深い。 
    前作以上に実在企業を連想させる場面が多く、フィクションなのに妙なリアリティがある。ただ、少し話が大きく感じる部分もあった。それでも業界の将来を巡る危機感は十分に伝わってくる。個人的には、企業の成長物語というより、日本のものづくりの行方を考えさせられる作品だった。 

    0
    2026年10月12日
  • トヨトミの野望

    Posted by ブクログ

    読み始めてすぐに、「これは本当にフィクションなのか?」と思ってしまった。巨大自動車メーカーを舞台に、創業家とサラリーマン経営者の対立、海外戦略、社内政治が描かれるのだが、そのリアルさが圧倒的だ。
    経済小説なので難しそうに見えるが、物語としての引きが強くどんどん読める。会社を成長させたい人と守りたい人、それぞれの思惑がぶつかる展開も面白かった。個人的には、自動車業界の話というより大企業で働く人たちの野望や葛藤を描いた人間ドラマとして楽しめた一冊だった。

    0
    2026年10月12日
  • トヨトミの逆襲

    Posted by ブクログ

    武田社長と比較とスケール感が違いすぎるが、それでもおほっちやまと言われてきた豊臣統一が、それなりの修羅場を潜り抜けて、会社を切り盛りしていくストーリーは、読み応えがあった。
    大きい組織だからこその、魑魅魍魎とした世界も生々しい。

    0
    2026年10月03日