衣笠彰梧のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
前巻ラストに綾小路が行った驚愕の選択の背景説明から始まるこの巻。思えば、前巻も同様の始まりだった事を考えると、既に綾小路と云う存在は誰の注目をも引く一角の人物と成っていたのだと実感できるね…
ただ、綾小路の本質まで理解できている者はまだ僅か。その認識差が少しずつ広まっていく様子はまるで堀北クラスにて綾小路の移籍が知られ窮地が主張され始める工程とリンクしているかのよう
どう考えたってAクラスに到達したばかりの段階で落ち目のCクラスに移籍するなんて有り得ない選択だし、引き入れるにしてはその対象に綾小路を選ぶなんて理解不能だからこそ、そんな波乱を起こした綾小路の異質さとその衝撃を理解できない者の凡 -
ネタバレ 購入済み
次巻はついに
ペナルティなしの交流会。南雲とのバチバチの対決は最後までなさそうでちょっと残念。ifだとしても同じ大学に進学したら絡まれそう。ゆるい展開の中、ラストは怒涛の展開に。どちらかが退学?痛み分け?3年進学前に一波乱!
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Posted by ブクログ
綾小路が全てのクラスリーダーを出し抜いた特別試験の直後、誰もが望み通りの結果を手に出来なかった為に悲愴感漂う雰囲気になるかと思いきや、そうは成らなかった点は少々意外だったかも。堀北クラスにおいても、綾小路を責める声がそこまで大きくならなかったし
良くも悪くも勝つ為なら犠牲は仕方ないと誰もが判り始めている。だから勝利を目指す中で綾小路が犠牲を前提にライバルを出し抜いた策略に皆が理解を示す
でも、それって言い方を換えれば綾小路の独断を許してしているとも言えるわけで
この状況を受け容れきれない者が居るとすれば、それは綾小路に直接負けた者達だね
最下位に沈んだ一之瀬クラスは彼女を中心に再び立ち上がる -
Posted by ブクログ
ネタバレ炎上回。
テーマが現代風で、他人事じゃないなと思わされた。悪いことをした人をsnsやテレビで報道されると、本当にそうか定かじゃなくても私の場合、それを事実として流してしまう節があるなと自覚した。身近な噂や話だと特に。だから、教訓みたいに言うと、なんでも情報は疑うべきで、正当性とか解釈は自分の頭でしっかりやらなきゃいけないんだと思いました。会話も口軽すぎたり虚言癖があるとまずい。当たり前だけど私はできてません。
ストーリーに関して言うと、坂柳と橋本が頑張っていた。見ていて鬱陶しかったけど、自分のためこれだけ考えて行動を起こせるのは強い。
一之瀬はどうなるのか、読んでいて正直分からなかったけど、 -
Posted by ブクログ
今巻はかなり凄い展開になったな……
坂柳と龍園の勝負結果こそ事前に予想していた通りだったけど、そこに至る過程が完全に想定外だったし、ノーマーク気味だった堀北クラスと一之瀬クラスの勝負も予想外にも程が有る結果となったよ…
前々からヤバいヤバいと前フリされていた学年末特別試験、しかしいざ蓋を開いてみればまさか人狼ゲーム系とは思わなかった
これは綾小路が推理していたように何かしらの横槍が入った…?
兎も角、今回の試験における特徴は事前対策が不可能だった点だね。これまでも事前の備えをしても意味は薄い試験は有ったけど、当日まで何が行われるのか教員すら知らないというのは異質
だからそれまでの期間で出