吉岡友治のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
文章作成の上達は個人の鍛錬の積み重ねであるということはどんな時代になっても変わらない事実であろう。一朝一夕に文章上手になれるはずがない。しかし、文章を作成するスキルはかつてに比べてはるかに求められている。ICTの発達によって誰もが情報の発信者になる資格を持ち、常に情報交換の場面に立たされる。かつては書く機会がなかったレポートが、社会人になっても要求される。
機器の性能が上がっても書き手の技能がなければ文章は生まれない。そして、文章作成のスキルを学ぶためにはどうしたらいいのかよくわからない。何かを覚えればすぐに文が書けるはずもなく、指南書のようなものを読んでも一向に上手くはならないのである。 -
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Posted by ブクログ
世の中に色々ある「○○主義」についてすごく簡単に一般論と著者の独断と偏見を織り交ぜて説明した一冊
面白かった。基本的なコンセプトが、すごく簡単にエッセンスを説明するから、興味があるのを見つけたら各々詳細は自分で勉強してね!というものなので、とにかくわかりやすい。というかシンプル。辞書に毛が生えた程度とも言える。
そこに著者の独断と偏見に満ちたコメントが続く。コメントは、なるほどと思わせるものもあれば、「アンタ、インスピレーションビンビンのダンサーにフラれたのかい?」と思わずにはいられない偏りに満ちたものまで様々。
でもこういう「勉強ってそんな堅苦しいもんじゃないよ」ってスタンスの本は好き -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
権威・新聞・数学…もっともらしさの裏側をのぞくとあれっ??
どこかヘンだぞ?
ツボさえわかれば、誰でもできる。
世にはびこる「不毛な議論」はこう叩け。
[ 目次 ]
第1部 紋切り型に抗して考える(対立に耐える力-癒すのは誰か? 循環する言葉たち-民主主義と全体主義 統計データを正確に読み解く-ムカツク理由はどこにある? 仮説とバイアス-子供は危ないか?)
第2部 よくあるロジックの仕組みをみる(相対主義はほんとうにやさしいか-「人それぞれ」の不幸 美を語る方法とは-ヴィジュアルを解釈する 神秘と欲望の構造?対比の向こうに何がある? ややこしい議論を裸にする-要約の方法)
第3 -
Posted by ブクログ
「なんとか主義、フェミニズム、…」あなたは正確に答えられますか?
みたいな帯の文句に、前々からフェミニズムの意味がわからなかったオレは惹かれて読んでみたけど、フェミニズムなんてほとんど比喩的に引用されてるだけじゃん。
つーわけで、ホントに勉強したいんなら別の本を買うか、wikipediaの方がよっぽど情報多い。
でもあらためて俯瞰してみると、世の中こんなにも主義に溢れているのかと驚く。そしてそれぞれに経緯や主張があって、面白く、複雑な人間社会の縮図になっている。そこから見えてくるものも興味深い。
ポジティブシンキングがブートストラップ的性格を帯びていることや、そこからスピリチュアリズムへと流れ -
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Posted by ブクログ
「(自分の感覚は)言語情報という異質なメディアに変換しなければ、相手には伝わらない(p39)」。このメディア変換の方法論が、小学生の自由画やMBA入試問題、エドゥアール・マネやモンドリアンの絵画を題材に紹介されている。
どの章も面白いが、第3章で著者自身のエピソードとして紹介されている、シカゴ大学大学院でのシカゴ美術館での講義が興味深かった。著者は美術作品に対する自らの印象をプレゼンする際、「英語という母語でない言語に翻訳することで、身体的・無意識的な了解を、意識的な理解として定着させる」ことができたという。発信者ではなく受け手としてではあるが、これと同じような経験は僕にもあって、同じ英