吉岡友治のレビュー一覧

  • いい文章には型がある

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     文章作成の上達は個人の鍛錬の積み重ねであるということはどんな時代になっても変わらない事実であろう。一朝一夕に文章上手になれるはずがない。しかし、文章を作成するスキルはかつてに比べてはるかに求められている。ICTの発達によって誰もが情報の発信者になる資格を持ち、常に情報交換の場面に立たされる。かつては書く機会がなかったレポートが、社会人になっても要求される。
     機器の性能が上がっても書き手の技能がなければ文章は生まれない。そして、文章作成のスキルを学ぶためにはどうしたらいいのかよくわからない。何かを覚えればすぐに文が書けるはずもなく、指南書のようなものを読んでも一向に上手くはならないのである。

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    2015年02月13日
  • だまされない〈議論力〉

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    本質を惑わすレトリックにだまされないために
    いくつもの議論を挙げながらそれを解体・解説する。

    この解説も非常に参考になるのだが、
    さらに面白いのが本筋とは関係のないところでの
    社会学的視点による各種の批判だ。
    自称鬱病患者の心理的背景や
    知識人による煙に巻くような論述の背景にある一般人との構造など、
    バッサリ切り捨てていく議論は読んでいて快感だった。

    筆者紹介を読むと、今は予備校講師のようだが、
    あとがきを読んで小室直樹の弟子の一人だと知った。

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    2015年01月25日
  • だまされない〈議論力〉

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    議論について考える本。
    人の言っていることや自分の正しさ(妥当性)について評価する時、議論という技術は大切だ。
    とくに議論に優劣をつけれるという点には、人は人それぞれという考え方に疑問を持っていた自分には目から鱗だった。
    論理の力はこれから生きていくにして武器になる力だと思うので、磨きあげていきたい。

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    2014年01月22日
  • 必ずわかる!「○○主義」事典

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    "○○主義"を例文にそって自然と説明してくれるので読みやすい。
    これですこしは対象を分類しやすくなったかな。
    ただ、巻末にもあったが一通りの分類ではなくいくつか多面的に物事を見つめたほうがよさそうだ。

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    2013年07月17日
  • いい文章には型がある

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    「ストーリー型」についてしかちゃんとは読んでいませんが、全体的に見て少々説明がまわりくどいなと感じました。
    ただ、ストーリーについての文章の説明はいろいろと個人的に勉強になるところが多かったので★4つをつけました。
    ストーリーも論理的に解釈すると、「説明文」のような意味合いを持ちえているところもある……というのは発想の上で勉強になりました。

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    2013年06月18日
  • いい文章には型がある

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    人に文章を依頼する側の仕事なので、僕自身は文章を書かないし、その必要もないんですが、どういう理屈や方法論で良い文章ができるのか、そもそも良い文章ってどういうものか知らないといけない、と思ってこの類いの本は古いのから新しいのまで意識してなるべくたくさん読んでますが、この本の文章はシンプルでわかりやすく、すらすら読めます。

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    2013年06月08日
  • 世の中がわかる「○○主義」の基礎知識

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    世の中に色々ある「○○主義」についてすごく簡単に一般論と著者の独断と偏見を織り交ぜて説明した一冊

    面白かった。基本的なコンセプトが、すごく簡単にエッセンスを説明するから、興味があるのを見つけたら各々詳細は自分で勉強してね!というものなので、とにかくわかりやすい。というかシンプル。辞書に毛が生えた程度とも言える。

    そこに著者の独断と偏見に満ちたコメントが続く。コメントは、なるほどと思わせるものもあれば、「アンタ、インスピレーションビンビンのダンサーにフラれたのかい?」と思わずにはいられない偏りに満ちたものまで様々。

    でもこういう「勉強ってそんな堅苦しいもんじゃないよ」ってスタンスの本は好き

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    2013年05月20日
  • 「眼力」をつける読書術

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    現代を生き抜く上での読書の重要性と、その方法について論じた本。
    読書論としてはよくある主張かな、と思うが、色々なジャンルの作品に触れることでどういった世界が広がるかといった部分が面白かった。
    成功するためというよりは、自分の世界をもっと豊かにするために、普段手に取らないようなジャンルの作品も、もっと読んでみようと思った。

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    2013年03月04日
  • 必ずわかる!「○○主義」事典

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     広く浅く、大雑把に◯◯主義とつくものを概説する本。
     異論はあるだろうが、ざっくりと様々な用語を解説し、紹介することに一応成功していると言えるだろう。その意味ではこの本には存在する価値があると言えると思う。
     

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    2012年10月27日
  • 萌えて学べる!! 思想コレクション ○○主義、○○イズムを擬人化!

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    内容は面白い。

    思想がわかりやすくまとめられていて、
    関係図もあってサクっとイケる。

    萌え要素は正直いらなかった。
    むしろ思想家をデフォルメしたのとかが欲しいわ。

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    2012年04月25日
  • 萌えて学べる!! 思想コレクション ○○主義、○○イズムを擬人化!

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    擬人化ってことで、キャラに使えそう!
    キャラにもコンセプト、方向性を持たせるべきと思ってたところに、いいタイミングでこの本に出会えて感謝。
    63パターンあり。

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    2012年03月12日
  • だまされない〈議論力〉

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    [ 内容 ]
    権威・新聞・数学…もっともらしさの裏側をのぞくとあれっ??
    どこかヘンだぞ?
    ツボさえわかれば、誰でもできる。
    世にはびこる「不毛な議論」はこう叩け。

    [ 目次 ]
    第1部 紋切り型に抗して考える(対立に耐える力-癒すのは誰か? 循環する言葉たち-民主主義と全体主義 統計データを正確に読み解く-ムカツク理由はどこにある? 仮説とバイアス-子供は危ないか?)
    第2部 よくあるロジックの仕組みをみる(相対主義はほんとうにやさしいか-「人それぞれ」の不幸 美を語る方法とは-ヴィジュアルを解釈する 神秘と欲望の構造?対比の向こうに何がある? ややこしい議論を裸にする-要約の方法)
    第3

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    2010年11月21日
  • だまされない〈議論力〉

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    「人それぞれ」は他者を尊重するようで、コミュニケーション拒否。マジックワードに気をつける。グラフの恣意的な操作に気をつける。社会的発言力を持たないものへの代弁。主観的な意見ほど、客観的に調査する必要性。議論の本質は「問題-解決-根拠」。など。

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    2009年10月04日
  • 世の中がわかる「○○主義」の基礎知識

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    「なんとか主義、フェミニズム、…」あなたは正確に答えられますか?
    みたいな帯の文句に、前々からフェミニズムの意味がわからなかったオレは惹かれて読んでみたけど、フェミニズムなんてほとんど比喩的に引用されてるだけじゃん。
    つーわけで、ホントに勉強したいんなら別の本を買うか、wikipediaの方がよっぽど情報多い。
    でもあらためて俯瞰してみると、世の中こんなにも主義に溢れているのかと驚く。そしてそれぞれに経緯や主張があって、面白く、複雑な人間社会の縮図になっている。そこから見えてくるものも興味深い。
    ポジティブシンキングがブートストラップ的性格を帯びていることや、そこからスピリチュアリズムへと流れ

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    2009年10月04日
  • だまされない〈議論力〉

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    議論と言うものの基礎の基礎が平易に解説されていて、私のような論理的思考能力が皆無の人間にとっては、新たに知ることがたくさんありました。が、普通の人は分かりきったことなのかな〜。
    大学でレポートを書くときに役に立ちました。統計資料を読み解くのはホントに難しいですね。

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    2009年10月04日
  • ヴィジュアルを読みとく技術 ──グラフからアートまでを言語化する

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    2024.06.28 読みとく技術というよりも、読み解いた結果をしっかりと紹介していただいた感じ。とても勉強になった。

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    2024年06月29日
  • ヴィジュアルを読みとく技術 ──グラフからアートまでを言語化する

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    最初は頑張って読んでたけどグラフの読み取りあたりからしんどかった…。文章自体はわかりやすいし、会話文や図式、実際の入試問題などもあって実践的でした。後半は自分の世界史や美術に関する知識が薄すぎて難しかったです。感覚を多様な分野の知見や経験と積極的に結びつけて豊かにしていきたいです…。

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    2023年06月10日
  • いい文章には型がある

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    小説家・脚本家に成りたい人にはオススメしますが、他の人たちにはオススメ出来ないです。

    第1章は論文の書き方ですが、以降は小説・エッセイの書き方だからです。

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    2022年06月12日
  • だまされない〈議論力〉

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    人と議論するときのノウハウというよりは文章読解に主軸を置いた本。それっぽく見えて論理が破綻している文章が多く、それをシャープな切り口で評価・説明されている。
    本格的なロジカルシンキングを学ぶには少し物足りないし、ビジネスへの活用という意味では不足感あるが、論説を読むことの入門書としては有用だと思う。

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    2022年04月06日
  • ヴィジュアルを読みとく技術 ──グラフからアートまでを言語化する

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     「(自分の感覚は)言語情報という異質なメディアに変換しなければ、相手には伝わらない(p39)」。このメディア変換の方法論が、小学生の自由画やMBA入試問題、エドゥアール・マネやモンドリアンの絵画を題材に紹介されている。

     どの章も面白いが、第3章で著者自身のエピソードとして紹介されている、シカゴ大学大学院でのシカゴ美術館での講義が興味深かった。著者は美術作品に対する自らの印象をプレゼンする際、「英語という母語でない言語に翻訳することで、身体的・無意識的な了解を、意識的な理解として定着させる」ことができたという。発信者ではなく受け手としてではあるが、これと同じような経験は僕にもあって、同じ英

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    2022年04月03日