吉岡友治のレビュー一覧

  • ヴィジュアルを読みとく技術 ──グラフからアートまでを言語化する

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    これは良かった。
    たとえ専門的でなくても、自分の視点からモノを眺め、少なくとも、何か出来合いでない言葉で表現できれば、「自分」という独特の体験を深く味わい、喜びを得ることにつながるはずだ
    これが全て!!

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    2022年11月29日
  • だまされない〈議論力〉

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    ネタバレ

    『みんな違ってみんないい』、これは当たり障りのない意見。議論とは、むしろ当たり障りのある意見を出すこと。議論は正解がない。
    異論が無視されない状況を作らねばならないし、くだらない異論は却下できる仕組みを作らねばならない。因縁や文句を付ける人間だけが有利になる。残念ながら、今の日本はそう。多数のムードを頼んで実効性のない政策や弱者の権利と称し不合理な決定がされる。どこかおかしいと思いながら、それを指摘できずにいる。

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    ステレオタイプやフレームワーク、議論の前提や順序、弁証法など様々な論点から、著者は指摘している。
    『①問題ー②解決ー③根拠』が基本の要素。
     ①独創的か?半常識的か?

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    2022年06月05日
  • いい文章には型がある

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    タイトルからは書くための本に見えるが、後半はむしろ読む技術について述べられていて、これが大変参考になる。読むとは決して受動的な行為ではなく、むしろ非常にエネルギーを使う能動的な行為なのだ。

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    2019年08月03日
  • 必ずわかる!「○○主義」事典

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    巷に溢れる「◯◯主義」「??イズム」を一個一個解説する本。21世紀の現代、いくら「俺は俺、オリジナルの信条を持って生きている」などと言っても、そういう思考は既に、先人たちによって全てカテゴライズされているのだなと気付かされた。ネトウヨは「愛国者」ではなく、「排外主義者」だとする指摘には、一々納得。

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    2018年01月08日
  • いい文章には型がある

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    この本を読むと,何故自分が文章を書くのが下手くそなのかが,非常によく分かります.(笑) 文章の論理構成に即した解説をしてくれる本は意外と少ないので,非常に勉強になります.

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    2013年02月22日
  • 必ずわかる!「○○主義」事典

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    立憲主義、ポピュリズム・コミュニタリアリズム・リベラリズム・実証主義・プラグマティズムなど、○○主義・○○イズムを100以上解説した本。
    各チャプターにそれぞれの主義・イズムの関係も図解されている。
    身近な例を出す一方で、思想の元になった古典や原典も多く引用されているのが良い。

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    2013年01月17日
  • だまされない〈議論力〉

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    「私はこう思うけれど、人それぞれ、いろいろな考えがあると思うし、それでいい」

     このようなことを言われると、それは確かにそうなんだろうけど、なんだかなぁ…と思う。なぜそのように感じるのかが書いてあり、とても納得した。

     議論をするにあたって何が必要か、そもそも議論とは何を目的とするのか、など分かりやすく述べてある。

     文学部の入試問題などを題に、どのような筋道で議論を組み立てれば良いのか例示してあるので、とても理解しやすかったし、面白く読み進められた。

     批判を素直に受け入れたいと思ってはいるが、実際には余りできていないので、「真理の探求」が目的なのだとしっかり意識しておきたいと思う。

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    2011年06月15日
  • だまされない〈議論力〉

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    いわゆる「統計のウソ」について述べた部分が非常に興味深かったです。
    我々は、客観的な数字・グラフが出てきただけで相手の話を信じきってしまうこうきらいがあります。それを上手く利用した統計のウソというのは危険度満点で、それを上手く見抜いていく力を養っていく必要があります。
    本書は、その力を身につけるのに役立つ本です。オススメ度★5

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    2009年10月04日
  • だまされない〈議論力〉

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    胡散臭い感じの本なのかなぁと思ってよんだらぜんぜん違った。小論文やディベートにおける議論の基本的なルールをわかりやすく解説してくれます。ツレ全員に読ませたい一冊。

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    2009年10月04日
  • ヴィジュアルを読みとく技術 ──グラフからアートまでを言語化する

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    絵(に限らずヴィジュアル一般)を見るということは、その絵を見る自分と向き合うということなのかなと感じた。いま・ここにいる自分が「何を見ているのか」「何を感じたのか」「何を考えたのか」を自らに問い掛け、その答えを言葉にしていく。そういうことなのだと思う。

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    2025年07月28日
  • 「眼力」をつける読書術

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    随筆・・・体験感想は読み流し、思考考察のところで自分の人生と重ねつつおもいをめぐらす
    小説・・・心情を解読する技術 使われている言葉や描写を手がかりに人間関係社会関係を深く読み込んでいく

    読みながら自然にやってるなぁってことが多くかかれてて、あーよかったと思いながら読み終えた

    ちょっとした冗談が面白い人が私はすごく好きなんだけど、知と教養が知らないうちにたまってくるとそういう人になっていくらしい
    そんな人間になりたいなぁ

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    2025年02月23日
  • ヴィジュアルを読みとく技術 ──グラフからアートまでを言語化する

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    ヴィジュアルについて「文章で」表現する際のフォーマットを、わかりやすく説明。「いとおかし」的に感覚で腑に落ちるだけでは、発信する表現にまではならない。細部を具体的に分析的に見ることが必要だが、そのときに、できるだけ多様な視点、角度、切り口でアプローチできるように引き出しを増やしておけば、より充実した視覚体験になるだろう・・・てなこと。
    パウル・クレーについての章が印象に残った。

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    2021年11月23日
  • ヴィジュアルを読みとく技術 ──グラフからアートまでを言語化する

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    ヴィジュアルを読みとくとは何をすることなのか。
    その考えを書いた本。

    how
    1.描かれている要素を丁寧にひろう。
    2.要素や関係性を把握する。
    3.解釈する
    ということを説明している。

    2と3の間には解釈をするための違和感のようなものを捕まえる必要がある。この違和感を捕まえるために必要なことが、知識であったり経験であったりする。

    ヴィジュアルを読みとくためのお作法というものがあって、それを無視してしまった単なる感想なんかはチープで恥ずかしいものでしかないということ。

    でも、単純に作家が生きていた時代や、作家の人生からのみ推測した解釈は、単なる知識のお披露目でしかない。知識は、作品を内

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    2021年11月17日
  • いい文章には型がある

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    主張型の部分しか読めていませんが、とても勉強になりました。今まで文章をなんとなくて書いていましたが、相手に分かりやすく改善できそうです。

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    2019年03月02日
  • いい文章には型がある

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    ・思考の順序通りなら、問題→根拠→解決となるが、読者にとって親切なのは、問題→解決→根拠という順番である。
    ・添加の意味を出したいときは「また」よりも「さらに」などの接続詞を使う
    ・対比を表す接続詞は「それに対して」が有効
    ・結論は、解決を繰り返す。新しい内容を書いてはならない
    ・言葉で現実を表すことは、目の大きな網で魚を捕まえようとするようなもので、取りこぼしも多い。大雑把なモノしかすくい取れないと考える
    ・推移、変化を表すには「初めは…であったが、次第に…になって、このまま…になるかと思われたが、一転して…という結果に落ち着いた」と丁寧に

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    2018年11月04日
  • 必ずわかる!「○○主義」事典

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    著者の本はこれで3冊目。どれもタイトルに惹かれて購入したもの。本書は書名のとおり主義、~イズムを体系的に解説しており、なかなかに面白い。ただし、本書の知識を使いこなして、帯にあるように議論で負けないようにするには、もっと深い理解が必要だと思った。これも再読必至かな~

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    2018年03月25日
  • だまされない〈議論力〉

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    日本人は議論・ディベートが苦手だ。国語教育で重視されるのが型で、論理よりも情緒という指摘は興味深い。本書では議論力を高めるための例題とそれに対する解答を挙げて解説されるが、個別具体的な例を一般論にして理解するには相当の努力が必要だ。「歴史記述とは何か?」は特に難しかった。再読して理解を深める必要がある。

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    2018年02月28日
  • あなたの話が伝わらないのは、論理的思考が欠けているからだ

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    文章を書く際、人と話をする際に陥りがちな論理思考の欠如を防ぐ方法を、例文を使って解説した本。章ごとにテーマと気を付けるべきポイントが簡潔に記されているところが良い。一回読んだだけでは、そのすべてを覚えて実践することは難しいので、手元に置いて文章を書くときとかにこまめに見返す必要ありと感じた。

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    2015年10月03日
  • いい文章には型がある

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    説明型・ストーリー型・直観型にわけて文章構造の重要ポイントを解説。直観型は説明型+ストーリー型になっていて、非常に明快でわかりやすい。

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    2015年09月05日
  • だまされない〈議論力〉

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    あー、著者って小室直樹門下だったのか~。なんか分かる気がする。
    相変わらず明快で切れのある文章。ファンになっちゃったなあ、と思うけど、各論ではなんだかおかしな論立てに僕には感じられるところがしばしば。
    特に最後の方の過去の日本は西洋崇拝ってところは、飛躍しすぎなんじゃないかなあ。単にモーツァルトを崇拝しているだけのような。

    とは言えほんとに勉強になるし、折に触れて読み返したくなる本。この著者ははずれが無い。

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    2015年06月29日