乃木坂太郎のレビュー一覧

  • 医龍 20

    Posted by ブクログ

    やたら人間の深いとこまで描くなぁと思ったが、この巻でやっと気づいた。これはただの医療漫画でなく、青春マンガだったんだ。だから手術や派閥のシーン以外でも楽しい。太陽の下で高校生たちが吹奏楽部のパート内でいざこざを起こすみたいな、そういう青春感が香る。だいの大人になったって、医者と研修医の間にだって、青臭いやりとりは起こる。人間の弱っちぃところが露見して、そこを発端に意見がぶつかり合う。青春って何も学生たちだけの特権でなく、卒業してから何十年も経った大人にだって、あることなんだなぁ。

    0
    2015年07月02日
  • 幽麗塔 9

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    鉄雄に脳交換を打診する丸部。お夏との愛を永遠のものにするため、娘である鉄雄の身体を欲する。
    丸部の幽麗塔での最後の戦い。
    結末が平凡な愛ではツマラないという太一の目指す結末とは。
    幽麗塔、完結。
    中盤以降は倒錯系に走っていたような印象が強い。死番虫の正体が明らかになり、丸部&鉄雄の絡みがクローズアップされたあたりから作品全体の魅力がやや薄れたような気がする。良くも悪くも、死番虫の存在感が強かった。

    0
    2015年06月20日
  • 幽麗塔 1

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白い!でも誰にでも薦められる作品ではありません。
    ポップ広告で気になり、よく見ると、涙香原案?らしい。懐かしくなって、まずは、一巻を購入。
    耽美、乱歩、丸尾末広、華宵、アングラ、カストリ、june風(あくまでBL風でなく)…などの単語にアンテナがピッと反応 する方でミステリー好きなら、オススメです。
    現代でいうならニートの主人公が、あるきっかけで呪われた、と噂される時計塔に謎の美青年に誘われ関わることに。そこで起きた殺人事件の謎を追ううちに、時計塔にひそむ闇の秘密を探ることになるが…

    登場人物ほとんどが、一般社会からみると(アブノーマル)な性癖をもっていること、ミステリーというジャンルであ

    0
    2015年04月16日
  • 幽麗塔 1

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    幽麗塔の謎は近づく程に遠くなっていく気がして、
    事の真相にたどり着くにはまだまだ欠けたピースが
    多そうだ。魅力的なキャラは多いけど、
    ろくな人間もいないのがこの作品の異質性。

    0
    2015年03月10日
  • 幽麗塔 9

    Posted by ブクログ

    ミステリと冒険劇と舞台となっている時代が醸し出すレトロさ。
    だけどそのレトロな雰囲気から伝わるのは、現代にも繋がるマイノリティの葛藤。
    自分とはなんなのか、心と身体の関係性は?など色々考えさせられるけど、エンタメとしても普通に面白い良作だと思います。
    ラストは大団円で久々にすっきり読み終えた作品でした。オススメです!

    0
    2015年02月12日
  • 幽麗塔 1

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    全巻読み終えての感想だけど、とにかく感動した。
    ホラー要素と少しのグロテスクな感じがあるので苦手な人は苦手かもしれないがそれ以上に人間関係が素晴らしく描かれている。

    1
    2015年01月06日
  • 幽麗塔 8

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    丸部の企画した幽霊塔の黄金探しは、天野が死番虫の正体を暴き、倒すことで終結する。
    物語の焦点は死番虫の正体を巡る謎から、丸部の本当の目的という謎に移る。
    丸部が鉄雄をなぜ求めたのか、そして天野はその謎に迫れるのか。

    0
    2014年12月07日
  • 幽麗塔 7

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    鉄雄と丸部の共闘。
    丸部が愛しているという灰色の女。
    丸部は死番虫の正体は警察だと推理する。
    さらにたつ殺害の真相を看破する丸部。
    鉄雄は、たつ殺しへの関与を認め、太一との決別する。

    0
    2014年06月28日
  • 幽麗塔 6

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    丸部によって幽霊塔に閉じ込められる三人。
    鉄雄の元に死番虫が現れる。死番虫は鉄雄を「鬼」として理解を示し、協力を求める。
    丸部は犯罪者たちを集めて人海戦術で宝のありかを探る。
    太一と山科、鉄雄と丸部、そして沙都子と陣羽笛がそれぞれコンビを組んで幽霊塔に挑む。

    0
    2014年06月28日
  • 幽麗塔 5

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    東京にたどり着いた太一と鉄雄は、山科と丸部に遭遇する。
    丸部も『灰色の迷宮』を書いた酒井不変木が幽霊塔の秘密を握っていると推理していた。
    酒井不変木と沙都子の秘密、そして丸部との関係が明らかにされ、東京でも死番虫の惨劇が始まる。

    0
    2014年06月28日
  • 幽麗塔 4

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    女装した太一と、男装の鉄雄の逃避行。
    山奥の閉鎖された村に閉じ込められたふたりは、口減らしの掟により縛られた村の呪いに巻き込まれる。
    般若のような形相になる久米が恐ろしい。

    0
    2014年06月28日
  • 幽麗塔 3

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    太一、山科は誰かの命を引替えに選ぶことがどうしてもできない。しかし、鉄雄は命の価値についてすでに覚悟を決めていたようだった。テスラ博士と助手のQのエピソードは、これまでともまた違った乱歩テイスト。
    その後、幽霊塔地下迷宮に迷い込んだ人々が惨劇に巻き込まれる。覆面の男、覆面の女、そして鉄雄。いくつかの謎が解き明かされるが、さらに深まる謎も出てきた。

    0
    2014年06月14日
  • 幽麗塔 2

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    丸部道九郎に命じられるまま、太一は幽霊塔で老女を殺した麗子の婚約者本城志郎を探すため、呉市の孤島に向かう。
    そこで本城家の一族の秘密に触れ、太一は命を狙われてしまう。
    大正ミステリーの王道らしい展開。さらに神戸市警の山科が加わり、本城志郎を探す旅はますます迷路に入っていく。
    異常科学者テスラ博士や、ロボットのような助手のQなど、登場人物がいかにもな雰囲気で大変よろしい。

    0
    2014年06月14日
  • 幽麗塔 1

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    貧乏でエログロ雑誌ばかり読んでいる天野太一が、謎の美男子・沢村鉄雄に出会い、いわくありげな幽霊塔に赴くところから物語が始まる。
    舞台は昭和29年、神戸。江戸時代からあるという時計台で、かつて殺されたという藤宮たつの霊が出没するという。
    鉄雄によれば、その塔の下には江戸時代の越後屋伊兵衛の宝が眠るという。
    太一は鉄雄に促されるまま、幽霊塔の宝探しに協力するが……。

    0
    2014年06月14日
  • 幽麗塔 7

    Posted by ブクログ

    誰よっ、犯人候補の人あと誰かいたっ!?と思いつつ読んでます。
    たいこさんの女装が解ける時のことが心配でなりません。

    0
    2014年03月28日
  • 幽麗塔 2

    Posted by ブクログ

    絵が本当に美しい。
    謎を追ってやって来た島で殺されそうになったり色々あったけど、相変わらずダメ人間感丸出しだよ主人公。

    真相の香りさえしないのですがこの退廃的雰囲気がたまらない。

    0
    2014年02月18日
  • 幽麗塔 1

    Posted by ブクログ

    古本屋で一目惚れして、遂に買ってしまった。ミステリー×ホラーかな。絵がとても美しく、趣きがあります。

    昭和29年、ニートなダメ人間天野が、時計塔にまつわる怪奇的殺人事件に巻き込まれていきます。謎の美青年テツオや、怪しい検事丸部など、みんなが怪しく裏がありそうなのです。

    おどろおどろしい昭和の雰囲気が超イイ感じ。

    0
    2014年01月29日
  • 幽麗塔 2

    Posted by ブクログ

    なんかメンバーが加わりましたよ?確かにちょっと力入った顔だなって思ってました。
    後半の展開についていけず…話は思わぬ方向へ感強し。

    0
    2013年08月06日
  • 幽麗塔 5

    Posted by ブクログ

    とにかく絵がきれいでド耽美。
    あの人が気持ち悪すぎてすごい。
    登場人物がみんな極端なので距離感を感じるものの、続きはとても気になります。

    0
    2013年08月04日
  • 幽麗塔 1

    Posted by ブクログ

    昭和30年くらいの薄暗くて耽美でどろどろな怪奇小説の雰囲気。ちょっと古風な絵柄がぴったり。あからさまに怪しいひとたちがわんさか出てきて、比較対照の主人公がほほえましくなってくる。テツオの体型がなぞ。

    1
    2013年08月04日