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「百数十年もの間動かなかった時計塔が、2年前の夜、ただ一度だけ動いたことがある。
藤宮たつ(60)が養女・麗子(23)に惨殺された夜のことである。」
この時計塔は幽麗塔と呼ばれており、物語はこの幽麗塔を中心に進んでいきます。主人公・天野は、ひょんなことから謎の美青年・テツオと出会い、幽麗塔の元へ連れてこられて、「ここの管理人に応募しないか」と言われる。もともとオカルトの類に興味があった天野はその晩、興味本位で幽麗塔に入っていってしまった。そこで白装束の男に襲われ、目が覚めると時計針に体が縛り付けられていた。時間の経過とともに下半身と上半身は折れ曲がっていき、もうダメだと天野は死を覚悟するが。。。
幽麗塔に隠された秘密とはいったい何なのか。テツオはいったい何者なのか。天野を襲ったのは誰なのか。まさに本格ミステリー・サスペンス漫画です!謎が謎を呼んでいく展開に、読む手が止まりませんでした。ホラー要素もあって、何度か「うわっ」と声に出してしまうようなシーンもありましたw 昭和20年代という時代感も忠実に再現されていて、懐かしい感じのミステリー漫画となっています。ミステリー漫画を読んだことがない人も是非一度、この作品をきっかけに読んでみてはいかがでしょうか。
絵も話も素敵。
何回でも読める。
色々葛藤しながらいきている現代そのもの。
誰だって何にだってなっていいと思う。
障害じゃなくてそれが自分なんだって思える。
すごく素敵な漫画です。
最高に面白い!今こそ読むべき
この作者のお話はどれも面白い。特に本作は、昭和の怪奇ミステリー雰囲気に合わせた謎解きとアクションの展開にハラハラする上に、作品に込められたメッセージが素晴らしい。
外見、性別や嗜好から自由になり、誰もが後ろ指さされずに自分らしく生きられる世界を目指す、というメッセージ。その明るい未来へ希望を抱かせる終わり方も良かった。
何よりも美しく迫力ある作画で、画面にどんどん引き込まれる。
ダイバーシティの重要性が問われる現代で、読むべき名作漫画!
ずっと心に大切に残したい物語
マイノリティーでなくとも、自分の理想を周囲に受け入れてもらえない歯がゆさとか、虚しさなどは世の中の誰もが一度は味わってきていると思う。そんな、なかなか言語化しにくい繊細な感情を、この作品の主要な人物達は見事に体現して、葛藤してくれている事に感動をしながら最終巻まで一気読みしました。
てつお、太一、山科、テスラ、沙都子みんな愛しくてたまりません。
一件落着後も、さらに続いていく人生への挑戦やら謎やらをちりばめながら、丁寧にフェードアウトしていくような素晴らしい終わらせ方だったと思います。
これだけ意欲的な冒険物語になると、やりすぎでしょーって感じちゃう部分もあったんですけど、名作のあら捜しなんてヤボですね。
おすすめ
どうしようめっちゃ面白かった。なんて美しい漫画なんだろうと思いました笑鉄雄と太一の気持ちが愛情なのか友情なのか。山科さんはどうして上野にいたのか。はっきりしないもやもやが残るからこそ、読後に余韻にひたれました。面白くて一日で読んじゃったからまた読み返したい。太一があんなに男前になるとは。まるべさんも純粋な人なんですね。
読むのを迷ってる人には是非読むのをオススメします。
Posted by ブクログ
見事な完結巻
ただただ、唸るしかない。一漫画読みとして、これだけのストーリーを、見事に終わらせる漫画家の先生が、この業界に存在していてくれる事は本気で嬉しい
こう、感慨深さのある内容だった
画力がこうも高く、どっしりとしながらも重すぎない、安定感のある絵柄だと、ストーリーを根元からしっかり支えられるんだな。やっぱ、イイ漫画ってのは、読み手にまず、画でインパクトを与えてなんぼなのかも・・・
阿部共実先生の作品とは違った切り口から、人の業を読み手に半ば押し付けるようにして見せつけてくる
乃木坂先生が、読み手に感じて欲しいモノ、正しいのかどうか、そこは判らないが、私はこの『幽麗塔』に、男と女の間に友情は成り立つか、それは永遠に形を保ちづけられるのか、そんな答えが出ない命題を見た
あくまで、私の感じた結論だから、他の人は永劫に色褪せぬ愛、哀れむべき悪の形、未来への青臭いからこそ尊い希望を見つけたのかもしれない
ちなみに、この『幽麗塔』を読んでも、私の中の「男と女の友情の有無は、UFOや超能力みたいなモノ」、そんな考えは変わらなかった。むしろ、変わらずに安心した
雑誌でリアルタイムで読まず、コミックスを発売される度に読んでいた私から言わせてもらうと、この作品は時間と心に余裕がある時に一気読むべきだな。描写に肉体的にも精神的にもエグい描写が多いってのも理由だが、一気に読んだ方が得る感動は大きいタイプだ、この『幽麗塔』は
天野、テツオ、どちらも人間的に大きく成長したが、ある意味、大化けしたのは誰でもない、沙都子さんだろうな・・・
この台詞を引用に選んだのは、漫画も小説もそれなりに読んできた身として、十分に納得できる意見だったから
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少年・青年マンガ
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