「百数十年もの間動かなかった時計塔が、2年前の夜、ただ一度だけ動いたことがある。
藤宮たつ(60)が養女・麗子(23)に惨殺された夜のことである。」
この時計塔は幽麗塔と呼ばれており、物語はこの幽麗塔を中心に進んでいきます。主人公・天野は、ひょんなことから謎の美青年・テツオと出会い、幽麗塔の元へ連れてこられて、「ここの管理人に応募しないか」と言われる。もともとオカルトの類に興味があった天野はその晩、興味本位で幽麗塔に入っていってしまった。そこで白装束の男に襲われ、目が覚めると時計針に体が縛り付けられていた。時間の経過とともに下半身と上半身は折れ曲がっていき、もうダメだと天野は死を覚悟するが。。。
幽麗塔に隠された秘密とはいったい何なのか。テツオはいったい何者なのか。天野を襲ったのは誰なのか。まさに本格ミステリー・サスペンス漫画です!謎が謎を呼んでいく展開に、読む手が止まりませんでした。ホラー要素もあって、何度か「うわっ」と声に出してしまうようなシーンもありましたw 昭和20年代という時代感も忠実に再現されていて、懐かしい感じのミステリー漫画となっています。ミステリー漫画を読んだことがない人も是非一度、この作品をきっかけに読んでみてはいかがでしょうか。
感情タグBEST3
まるべの好感度急上昇w
鉄雄と組むと絵になるなあ。。山科刑事も頼れる男って感じでかっこよかった、薄々わかってたけど山科さんの秘密が明らかに。
マイノリティーなキャラが多くて目が離せない。
Posted by ブクログ 2014年06月28日
丸部によって幽霊塔に閉じ込められる三人。
鉄雄の元に死番虫が現れる。死番虫は鉄雄を「鬼」として理解を示し、協力を求める。
丸部は犯罪者たちを集めて人海戦術で宝のありかを探る。
太一と山科、鉄雄と丸部、そして沙都子と陣羽笛がそれぞれコンビを組んで幽霊塔に挑む。