北原雅紀のレビュー一覧
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無料版購入済み
クールだが人情あふれてる
世の中の清濁、人の暖かみと憎しみ、この事件簿にはレコードと共に様々な人生があります。
カメラマンのお話は、良くなりそうな偶然の直後に悪い偶然が起こってしまい、ドラマチック過ぎないせいか、ひときわ悲しいです。
事件を鮮やかに解き明かすレコード探偵に驚くのも良し、弟子入り!?状態の店員さんを暖かい気持ちで応援するのも良いと思います。時には独りで解決してやる! と攻める姿勢もイイですね。
レコード探偵は、専門とするクラシックだけでなく、ロックや和モノまで全ジャンルに詳しく、豆知識が愉しいです。 -
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独善的なキャラクタを描かせたら、多分藤田先生(からくりサーカスとかうしおととらとか月光条例の作者様)の次くらいに最高の作家さんが
多分、この芸風をその身に降ろし、それを掴んだ切っ掛けじゃなかろうかとか勝手に思っている最高の漫画。
主人公ジキル君は心の優しい真摯に被害者加害者の事を考えて働く裁判官。
そんな彼に「過去の記録を見る力」を持つハイドが宿る。
裁判長に逆らいつつ
裁判員達の心証操作をする様な言動を繰り返す彼に苦言を云う先輩に詫びつつ
彼は”正しい裁き”を行っていった。
加害者とされている母親は夫から子と共にDVを受けていた。
そして彼女は夫への恐怖心から子への虐待を容認するかの -
Posted by ブクログ
「家栽の人」の著者の魚戸おさむ氏の作品。
食べものを通じた温かいヒューマンドラマが展開します。
この作品では全体を通して、日本の食の危機に警鐘を打ち鳴らしています。
食はどうあるべきかを見直す必要性を感じずにはいられません。
美味しい物、手軽な物、安い物で食事をするのではなく、食べるべき物を食べることが幸せに繋がっていくように思う。
玄米先生の夢では徴兵制ならぬ徴農制が登場するが、このくらいやらないと食の崩壊は止まらないかもしれない。
家庭の食を正すことが必要だが、まずは給食を正すことの方が早い気はする。
茶花先生いわく、「学校給食は米離れ養成所」
子供の頃の習慣が大人になっても続いていく… -
Posted by ブクログ
舞台は大学。玄米というお名前の先生とその生徒達の食にまつわる物語です。
第2巻は、ウ○チの話や、食卓を囲むことの意味の話から持ち寄って皆で
食べる話などです。
食と切っては切れないウ○チの話は、現代の食生活のずさんさが浮き彫りに
なっています。これはマンガの中の話ではない、きっと身近な問題なのだと
言うのがよくわかり、考えさせられました。
本書での玄米せんせいの素敵な言葉
『料理がつくれるようになることは
自分の命を保つ術を持つこと・・・
それはつまり行きていく力を
身につけるということではないでしょうか。』
沢山の人に読んでもらいたいと思うマンガです。 -
Posted by ブクログ
今月の本舗おすすめの一冊は、『玄米先生の弁当箱』という、そう、漫画です。ぬか漬けのお話から始まります。主人公は大学の農学部の先生です。その名も『結城玄米』先生。ぬか床を背負って、講義にやってきます。授業?と思わせるような始まりですが、その入り方が、実は深ーいとこに行きつきます。生徒さん達もぬか床作りから講義は始まります。ぬか床の造り方。米ぬか2キロ・粗塩400グラム・水1.8リットル・赤唐辛子4本・野菜のくず(トライしてみて★)とーってもシンプルな材料から始まるのですが、毎日の付き合いで、作り手によって、味が変わっていく・・・生き物なのです。シンプル・イズ・ベストむかしむかし、わたしたちの祖先