【感想・ネタバレ】ショパンの事件譜 １のレビュー

北原雅紀 / あおきてつお

ダウンロードでいとも簡単に音楽が聴ける時代。アナログ盤で
音楽を聴くという行為に取り憑かれた者たちがいる。
奏初範（かなではつのり）が経営する奏音楽堂は、寺町・谷中に
あってアナログ盤を愛する者たちにとって夢のような場所である。
アナログ盤にはそれを愛聴してきた人の思いがつまっている。
アナログ盤にはドラマがあるのだ。表題「禁じられたBGM」
ほか6編を収録。新感覚音楽ミステリーです。

[com · ★★★★★]

クールだが人情あふれてる

世の中の清濁、人の暖かみと憎しみ、この事件簿にはレコードと共に様々な人生があります。
カメラマンのお話は、良くなりそうな偶然の直後に悪い偶然が起こってしまい、ドラマチック過ぎないせいか、ひときわ悲しいです。
事件を鮮やかに解き明かすレコード探偵に驚くのも良し、弟子入り!?状態の店員さんを暖かい気持ちで応援するのも良いと思います。時には独りで解決してやる! と攻める姿勢もイイですね。
レコード探偵は、専門とするクラシックだけでなく、ロックや和モノまで全ジャンルに詳しく、豆知識が愉しいです。

[ブクログ · ★★★★☆]

レコード詳しく勉強してみたくなった。
ショパンの家族事情気になる。バッハちゃんのおじさんの事件のレコードのメッセージ、泣けた、、

[匿名 · ★★★★☆]

探偵

無料だったのでひまつぶしに、と試しに読んでみたら意外と面白かった。
何でかドラマ相棒を思い出した。奏が何となく金田一に似ているような。。

[ブクログ · ★★★★☆]

ダウンロードが当たり前のこの時代に、レコードを中心にしたミステリー。

「奏 初範」、通称ショパン、東京 谷中にひっそりと開く中古レコード店、奏音楽店。

強盗やネットオークション、麻薬取引き、身代金誘拐など、レコードを中心に、様々な事件が起きる。

しかし、店主の奏は、持ち前の知識(ウンチク？)を駆使し、意外な犯人を暴き出す。
知らないレコードの知識が身につきます(笑)。