PHP研究所のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
朝ドラの「あんぱん」が大好きでこの本を手に取った。正直言うと自分の幼少期にも子育て中もアンパンマンにさほど興味なく「自分の顔を食べさせるちょっと変な話」位の認識 m(_ _)m ゴメンナサイ
アンパンマンの中に込められているやなせ先生のメッセージをこの本を読んで、朝ドラを観て初めて理解できた気がする。"正義のための戦いなんてどこにもない" 正義は突然逆転する。
"運は天に任せてこの人生を楽しみたい。"
何のために生まれてきたのかなんてわからないし、誰かのために何が出来ているのかよくわからないけれど、ほんの小さなことでも誰かを喜ばせて、小さな夢や幸せを -
Posted by ブクログ
朝ドラを観ていて、就職した際に祖母から貰った本書のことを思い出して読む。
本書はやなせたかしさんの言葉1ページと、書き下ろし文章1ページの見開きで構成されている。
やなせたかしさんの自伝的な内容で、人生感が詰まった優しい文章にほっとした。
最近はコスパ、タイパが重視されたキリッとした内容の自己啓発本が多く、ともすれば自分本意になりやすい世の中になっているように感じるが、やさしく、他人を喜ばせることを大切に生きることを伝えるゆったりとした内容の本書を読んで、その大切さをあらためて心に留めることができた。
本書のキーワード「人生はよろこばせごっこ」 -
Posted by ブクログ
朝ドラ「あんぱん」を観て、竹野内豊さん演じる寛おじさんの言葉に感化され手にした一冊。
朝ドラは脚色されているはずだけれど、史実に近く描かれていることが、この本を読むとよく分かる。
子どもの頃からよく知ってる歌でも、その頃は歌詞の意味をそれほど理解しながらは歌っていなかった。でも今改めて“詩”として読んでみると、心に沁みる言葉がたくさん。
アンパンマンのマーチの歌詞の意味を、アンパンマンが好きな二〜三歳の子どもたちには“わからなくていい”とやなせさんはおっしゃっている。本当にそうだ。わからなくても、大好きなものはきっと心に残るし、きっとその経験は無意識に大人になるためのチカラになる。
自分よ -
Posted by ブクログ
今年まだ2ヶ月しか経っていないけれど、年末振り返ったときに強く思い出すだろう本。幼い頃観ていたアンパンマンのアニメに込められていた深いメッセージにふれ、心が強く揺さぶられた。
パンにとってばいきんは毒だけど、酵母菌がなかったらパンは作れない。そして、ばいきんはパンがなかったら繁殖できない。だから、競い合う味方と敵だけど、それでも互いが互いを必要としている。これは、人間社会の理想のあり方そのものだ。
そんな世界にあって、アンパンマンは最弱のヒーローだ。顔が濡れたり、困った人に分け与えたりすればたちまちダウンしてしまう。ウルトラマンや仮面ライダーみたいに悪者を叩きのめすほどの力もない。ばいきん -
Posted by ブクログ
ネタバレ1日1日それぞれ違う言葉が寄せられ、仕事や人生で悩んだ時に読むと、何処かしらにヒントがある本だと思った。
さすが松下幸之助、広い視野と大きな器の考え方だと思った。
人間だから行きすぎることもある。そういう場合はすぐ引き返すこと。その見極めが何より大切である。
自分の会社の力を過大視すると大きな過ちを犯しかねない。しかしあまり低く評価しても発展が遅れる。
まず"できない"という考えを捨てることだ、そして一から新しい方法を生み出してみることだ。
事業経営で一番大切なことは、すべての関係先とともに栄えていく"共存共栄"の精神である。