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大人気キャラクター「アンパンマン」や国民的唱歌「てのひらを太陽に」の父、やなせたかしさん。幼少期は劣等感に悩み、戦争も経験し、作品がブレイクしたのは七十歳手前と、その人生は必ずしも順風満帆ではなかったといいます。しかし、どんなときにも希望を失わず前へ進んできた彼の言葉からは、生きることの素晴らしさやよろこびがビシビシと伝わってきます。本書ではそんなやなせさんの心がこもった、ユーモアあふれる深い言葉を精選。忘れかけていた大切なものが、きっと見えてくる一冊です。本書の内容例、ひとはひとをよろこばせることが一番うれしい。一寸先は闇でも、その一寸先には光がある。人間は欠点のない人を好きにはなりませんよ。笑って楽しむ気持ちがあれば、いくつになっても心を若々しく保つことができる。今までやってきたことが、全部、役に立っているんだよ。無駄なことはひとつもない。
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Posted by ブクログ
今年まだ2ヶ月しか経っていないけれど、年末振り返ったときに強く思い出すだろう本。幼い頃観ていたアンパンマンのアニメに込められていた深いメッセージにふれ、心が強く揺さぶられた。
パンにとってばいきんは毒だけど、酵母菌がなかったらパンは作れない。そして、ばいきんはパンがなかったら繁殖できない。だから、競い合う味方と敵だけど、それでも互いが互いを必要としている。これは、人間社会の理想のあり方そのものだ。
そんな世界にあって、アンパンマンは最弱のヒーローだ。顔が濡れたり、困った人に分け与えたりすればたちまちダウンしてしまう。ウルトラマンや仮面ライダーみたいに悪者を叩きのめすほどの力もない。ばいきんまんにやられそうになる。すんでのところでばいきんまんに勝つけれど、こてんぱんにはできない。でも、だから良いのだ。街並みを踏み壊してしまったり、光線で自然を焦がしてしまったりするヒーローとは違って、誰も何も傷つけない。第二次大戦で弟を亡くし、過酷な従軍体験を経たやなせさんが、幼児向けアニメで伝えたかった平和の姿と共栄のかたち、そして戦争に対する深い憤り。実は、それこそアンパンマンの本質だ。
そして、「手のひらを太陽に」の歌詞に込められた想い。
僕らはみんな生きている。生きているから悲しいんだ。
悲喜こもごもという言葉のとおり、嬉しさは、悲しさがなければ心から味わえない。僕たちは、悲しさがあってこそ、生きる喜びに深く感謝できる。
辛いとき。悲しいとき。やなせさんの作品を手にとると、そこにはいつだって人間への深い愛がある。勇気と希望がある。そのことに気付かせてもらいました。
Posted by ブクログ
アンパンマンの生みの親が綴ったエッセイ。
漫画家としてなかなか芽が出なかったけれど、様々な経験を経てようやく70歳になろうとした頃にヒットしたアンパンマン。やなせさんは、正義についてとことん深くまで考えて、アンパンマンと言うキャラクターを作ったのだと思う。
「毎朝を笑顔で始める」「人を喜ばせたい」などシンプルな言葉が並んでいるけれど、その裏にはやなせさんの様々な経験が渦巻いているようで、ひとつひとつの言葉にものすごく重みがある。
子供を持つ親として心に刻んでおきたいのは、子供は物事の本質をストレートに感じ取っているということ。取り繕ったり適当に話をすると子供には伝わると思うので、できる限り真摯に向き合っていきたいと思う。
Posted by ブクログ
朝ドラの「あんぱん」が大好きでこの本を手に取った。正直言うと自分の幼少期にも子育て中もアンパンマンにさほど興味なく「自分の顔を食べさせるちょっと変な話」位の認識 m(_ _)m ゴメンナサイ
アンパンマンの中に込められているやなせ先生のメッセージをこの本を読んで、朝ドラを観て初めて理解できた気がする。"正義のための戦いなんてどこにもない" 正義は突然逆転する。
"運は天に任せてこの人生を楽しみたい。"
何のために生まれてきたのかなんてわからないし、誰かのために何が出来ているのかよくわからないけれど、ほんの小さなことでも誰かを喜ばせて、小さな夢や幸せをみつけて平和な世界で生きていきたいと思う。
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