映画の公開にあわせ、私的コナンブームが再燃しており、満喫で読破。
来年の映画にも関わる神奈川県警回あり、喫茶ポアロのウェイター・梓さんとコナン君が生首冷蔵庫&切断された指が落ちる部屋に監禁されるショッキングスリラー回あり、平次&和葉のプロポーズ回ありと、中々にてんこ盛りな巻。
神奈川県警の回で、高木&佐藤刑事の関係に萩原千速がチャチャ入れるドタバタラブコメ要素から一転、残りのエピソードでののっぴきならない雰囲気がスゴい。
誘拐事件の話は怖がらせといて、その平和なオチは強引やろと突っ込みつつ、エピソードにおいて全く関与しないベビーカーおばあさんが不気味過ぎた(今後回収されるであろう伏線だろうが)。
なんといってもイカれてるのが 、プロポーズのエピソード。
平次含むレギュラーキャラクターをモデルに演劇が上演されてるという一種メタな内容に興味は惹かれたが、その舞台周りで次々と人が死んでいく一方で、プロポーズのことで頭いっぱいになっている平次やそれを応援する周囲という構造が常軌を逸してて、ブラックコメディの域に入ってる。
コナン世界のキャラクターは死に対する感覚が麻痺してて、「人命軽視では?」とすら思ってしまうのは単に自分がミステリー慣れしてないからなのか……?笑
なんなら、プロポーズのために、やっつけ仕事みたいな気持ちで事件解決を進める平次のテンション感も狂ってて面白い。
一方で、その辺りで倫理観がバグっているのは純粋にモヤるところもあり、業務過多な青山剛昌先生がナチュラルにやっているのであれば、普通に精神面が心配にすらなった(意図的にやっているのであれば何も無し)。
映画の『……100万ドルの五稜星』では平次による渾身のプロポーズが(原作尊重という大人の事情もあり)未遂で終わるのだが、そこで、今回のエピソードというのもあって、正直、肩透かし感があったのも事実。
「平次、ハードル上げすぎ、バーロー」という一言に尽きる。