panpanyaのレビュー一覧

  • 二匹目の金魚

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    ネタバレ

    初めてのpanpanya作品。ノスタルジーから段々と迷宮へ…怪しいな?と思いながらも歩を進めているような読書感覚。
    [担いだ縁起]では「まごころ込めて祈祷中❗」のアレ見た瞬間、心のなかでブハッて吹いた。

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    2018年04月02日
  • 二匹目の金魚

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    「春の導き」「海の閉じ方」好きだなあ。あとはリヤカーの話、お守りの話もいいけど、やっぱり一番は表題作の「二匹目の金魚」かな。
    屋台の巣に行ってみたい。

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    2018年02月08日
  • 動物たち

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    犬とかカメとか貒とか狢とか。…バッタとか。
    謎の動物たちがたくましい巻。
    「ついてない日の過ごし方」がとても好きだ。

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    2016年12月03日
  • 枕魚

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    そうか、ワカメだったのか(そんなばかな)。
    「地下行脚」の主人公がいつになくか弱い乙女で萌えた。いやいつもの飄々とたくましい主人公も好きですけど。
    「ニューフィッシュ」「親切ラーメン」「枕魚」が特に好き。日記は「舌」が好き。

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    2015年06月27日
  • 蟹に誘われて

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    『足摺り水族館』を読んでからこちらを読んだけど、好きだなー!こっちのが好きだ。
    表題作の「カニに誘われて」の「買う」のコマが無性に好きだし、「innovation」でのししおどしの活躍も愛おしいし、「方彷の呆」の「バス停などない」には怯えたけど幽霊かわゆすぎるし、「池があらわれた話」「TAKUAN DREAM」「THE PERFECT SUNDAY」とかなんか好きだし、表紙の帯めくったとこにある文章…「カニに誘われて」の導入みたいな文章…の書き方、文体、が好き。そう、文体が好き。じゃあもうしょうがないなこれ、好きだ。

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    2015年06月22日
  • 枕魚

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    足摺り水族館、蟹に誘われて、に続く、楽園からの三作品目で、全部独立したお話を集めただけで表題はその中の一つの(最後の)タイトル。panpanyaさん描く漫画は秀逸なストーリーと、妄想でよくもまあこんなのが描けるものだと感心するような背景の、2つだと思ってて、ちょっとなんか、前作に比べるとそのストーリーの方は微妙

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    2015年05月02日
  • 蟹に誘われて

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    ネタバレ

    『君は小さな宝物を大きな部屋に仕舞い込むのか』

    ガラクタはおもちゃ箱には入れないのかもしれない。いずれ、おもちゃ箱事忘れ去られてしまうの
    だろう。思い返せば蟹は生き物である。君は血を吸って生きてる。僕はコンクリートに寝そべって空を仰ぐ。

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    2016年04月29日
  • 蟹に誘われて

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    タイトルと表紙に惹かれて購入。
    漫画で読むのにこんなに苦戦したのは初めて。
    良い意味で1回読んだだけでは「よくわからない」(何回か繰り返して読んでるけど、やっぱり作者のセンスがすごすぎて全部は理解できてないのが悔しい)

    漫画もだけど、話と話の間に添えられている文章がたまらなく好き。
    こういうセンスの文章が書けるようになったらきっと楽しい。

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    2015年02月01日
  • 蟹に誘われて

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    独特な空気を楽しむ作品。

    ほぼ落書きな主人公や人々に魚眼風に書き込まれた背景と意図を探したくなるが、あまり考えず世界観を触れるのがいいかと。
    名作文庫本風な表装も痺れる。

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    2014年05月13日
  • つくもごみ 1巻

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    ■つくもごみ(2025年7月)12冊目
    カニに誘われて2
    わかった思い出
    行掛り
    索漠
    勝利のしくみ
    何のこれ識
    ここはどこでしょうの旅11
    HOME VACATION
    立体
    パインアップルをご存知ない
    動物の分際
    渡り鳥の季節
    沿革
    われら日本歩道橋株式会社
    番外・われら日本歩道橋株式会社
    decoy '23 春
    つくもごみ
    (解題)

    11冊目「そぞろ各地探訪 panpanya旅行記集成」を手にしないうちに12冊目が出てしまった。
    結構今までの要素が入っている、集大成的な?
    いや、ただ視点にブレがないというだけか。
    「われら日本歩道橋株式会社」とか、やっぱいいなぁ。

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    2025年08月15日
  • グヤバノ・ホリデー

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    ☆3.5 再読
     近作のなかではいちばん面白いとかんじる。まぼろしのくだもの・グヤバノを追ふフィリピン旅行記が白眉。
     しかし旅行記が、想像の産物より未知の日常を醸してゐる事実は、なんとも皮肉なことだと思ふ。
     それ以外はまあまあ。
     シュールファンタジーなら、須藤真澄をすすめる。

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    2025年04月28日
  • 商店街のあゆみ 1巻

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    2025.3.12
    2023年発売だったのか…。一年以上買ったまま積まれていたものをインフル休暇の中で読む。
    さすがに一作目ほどの衝撃は無いけれど面白い。
    著者の生態がむしろ気になる。

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    2025年03月13日
  • グヤバノ・ホリデー

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    グヤバノというフルーツを求めてセブに行く
    この話しが中心
    この話しは、エッセイと思われるが、他の作品は
    主人公の顔が淡く、消えてしまいそうなのに
    内容は想像をはるかに超えてくる
    家のパーツが毎週やってきてついに一軒できてしまったり、学校の机がこたつになっていたり
    でもありそうなことのように錯覚してしまう
    もうハマってしまった

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    2024年08月25日
  • 商店街のあゆみ 1巻

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    ☆2.5 波風が立たない
     いまだに知る人ぞ知る的なカルト人気を保有してゐる。しかし、知る人ぞ知るといふわりには有名だ。なぜか文藝界隈からもスポットライトが当ってゐる。小説家の後藤明生を読んでゐたが、まさに後藤明生と小島信夫みたいな、知る人ぞ知る漫画家といふ扱ひだ。

     いまだにガロといはれてもゐる。
     しかし初期の『足摺り水族館』とくらべると、ただの身辺雑記も増して、あきらかにガロから離れてゐる。ここも小島信夫的なかんじである。
     周囲の人気はどうも私にはいまひとつだ。
     
     今作の冒頭の家のなかの迷路ネタもドラえもんを思ひ出すし、『枕魚』以降、たいして作風が変ってない。さらに、初期より理窟

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    2024年01月02日
  • 模型の町 1巻

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    なるほど最近は日常のいちいちに目を光らせてゐるわけだ
     いぢわるなことを書く。

     最近だと『グヤバノ・ホリデー』のフィリピン旅行記が一番おもしろかったのだけど、『おむすびの転がる町』の筑波山登山記や、山崎製パンのカステラ身辺雑記はつまらなかった。だから、最近は停滞気味で初期(『足摺り水族館』『蟹に誘われて』など)が頂点なのかなと思った。

     しかし今回の『模型の町』は思ひのほかおもしろかった。
     レヴューを見たら、初期の尖りからは丸くなったが、日常に対して鋭く目を光らせるやうになったと書かれてゐて、なるほどと膝を打つ気持になった。その通りだ。「ここはどこでしょうの旅」も、日常にひそむ謎の観察

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    2024年01月01日
  • 魚社会 1巻

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    続きものっぽかったのに突然これだけ読んでしまった。それでも十分楽しめた。
    エッセイ漫画っぽい頭身低めの絵柄。自分の好みからは外れているけれど内容が結構好きだった。

    日常の中に一部不思議な設定が入り込む生活感がめっちゃ良い。
    電線がロープウェイになってて電柱で乗り降りできたら良いのにな、とか、たい焼きが海から離れるほどディティールを失うとか、若干妄想したことある内容が面白い漫画になって目の前にある……!、って感じだった。

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    2021年08月22日
  • 魚社会 1巻

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    “万感胸に迫るとはまさに このこと!
    それは、カステラ風蒸しケーキが失われて以来、大きく変容した社会の閉塞感を吹き飛ばすものであった…。
    こうして、数日置きに数日分を買い出しに行く生活が再び始まった。
    何もかもが自粛気味だった生活に、リズムを与えてくれたのだった。”[p.133]

    「カステラ風蒸しケーキ物語」がまだ続いているとは思わなかった。
    「秘密」の最後がちょっと不気味で薄寒い。

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    2021年08月15日
  • グヤバノ・ホリデー

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    グヤバノを探しにフィリピンへ。
    なかなか一つの果物を探し求めて海外へ行くことはないと思うのでめぐり合わせもありますが行動力凄い。
    とりあえず私もグヤバノを食べてみたい。
    今回の一番好きな話はいんちき日記術。
    私も知っている道を思い浮かべてみたけれど記憶力って曖昧ですね。
    細かいところまで思い出せない。
    行ったことない道を思い浮かべるのも結構難しい。

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    2020年07月20日
  • グヤバノ・ホリデー

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    "「でも何から何まででまかせですよね?」
    「無論そういうことになるが…
    だが、ここが「絶対に存在しない」と証明できるか?」
    「うっ それは…」
    「存在は甚だ怪しいが…
    それでも来る方法が誰にもわからない以上、
    絶対に存在しないともまた言い切れないわけさ」
    「なるほど…」
    「さあ、散歩を再開しようじゃないか。」"[p.53_いんちき日記術]

    なぜだか、描いてある物事のどこまでが事実でどこからが虚構なのかという疑いの気持ちとともに読んでしまう。でもそこが好き。
    「いつもの所で待ち合わせ」がシンプルながらに一番好きかも。

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    2019年02月11日
  • 二匹目の金魚

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    岩波データサイエンスの漫画が素敵だったので購入してみた
    岩波DS寄りにしてくれていたのか、本書の感じはちょっとイマイチだった
    期待感が高すぎてしまったか

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    2018年07月03日