panpanyaのレビュー一覧

  • つくもごみ 1巻

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    特別お気に入りなのは『動物の分際』『行掛り』
    現実に起こり得ない景色の中に緻密な設定を散りばめて、郷愁やら大切な感覚やら呼び覚ますのがpanpanya先生の妙なのだけど
    なぜそれでいて、ここまでハートウォーミングに仕上げられるのか
    心がキュッとなっていつもより大切に読んだ

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    2025年10月13日
  • 商店街のあゆみ 1巻

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    こういう本と出会うために、本は紙派をやってるんだよ〜〜!と久しぶりになった1冊。

    たまたま本屋さんで見かけ、たまたま無料で1話だけ読めて、ナニコレ!と電撃が走った。
    よい。とてもよい。こういう情報がぎゅうぎゅうに詰まった本大好き。

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    2025年09月29日
  • つくもごみ 1巻

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    つくもごみ、が最高に良かった。
    つくもがみならぬ、つくもごみ。
    レオナルドと呼ばれたぬいぐるみの新しい魂が誰によって発生したのかが泣けます。
    沿革、も好き。
    灯台のはなしは前から好き。
    HOME VACATIONもすごーく良かった。
    家ごと旅行に出ると旅行と言えるのかしら??
    それはとてもステキだ。
    panpanya先生はいつも素敵だ。

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    2025年08月31日
  • つくもごみ 1巻

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    表題作の『つくもごみ』はもちろん最高だけれど、『行掛り』『HOME VACATION』『われら日本歩道橋株式会社』が心に刺さりました。日常の延長線上にある境界曖昧なホラ話が、今回も最高に面白いです。

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    2025年08月22日
  • 商店街のあゆみ 1巻

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    今回もめちゃくちゃ面白かった!作者の独特な発想力と観察力!ノスタルジーがたまらない。表題作の商店街のあゆみは胸が締め付けられるような切なさを感じた。うるう町と正しいおにぎりの開け方も好き。

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    2025年05月24日
  • グヤバノ・ホリデー

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    ガロっぽい雰囲気を感じる。書き込まれた背景とシンプルに描かれている人物たちのギャップが良い。
    読んだ後にグヤバノジュースが飲みたくなり、アジア食品専門店に行ったが置いていなかった。代わりにマンゴージュースを買った。

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    2025年02月26日
  • 枕魚

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    寝る前に読むといいと思う。
    どこから自分の夢が始まったのかわからなる。
    頭ぼわぼわでスポンジになった気分。

    きっと人間が記憶している情報だけで街を再現すると、隙間だらけの穴だらけの、矛盾に溢れたとんでもない空間が爆誕するんだと思う。
    panpanyaさんの漫画はそういう世界を描いているようにも見える。ずれて、歪んで、無いはずのものがあって、あるはずのものが無い世界。

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    2024年11月13日
  • 商店街のあゆみ 1巻

    購入済み

    おもろい

    スーパーハウス、その拳に電気付与はヤバいだろ!
    ぜんぶクスっと笑ってしまう世界観がとても良い。
    時々見かけるアレはビルの芽だったのか!笑

    #シュール #笑える

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    2024年07月03日
  • 商店街のあゆみ 1巻

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    相変わらずの独特な世界観。
    漫画を読むというよりは、日常にあるものにそんな視点や想像があったのかと、アートに触れるような作品。

    「うるう町」や「ビルの芽」という発想に驚き。
    コンビニおにぎりのラベルの話で現実に戻りつつ、ラベルを剥がすための大手三社の傾向と対策で、結局見えてる世界の違いを感じた。

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    2024年02月25日
  • 商店街のあゆみ 1巻

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    すごいゆっくりとじんわりと面白い。
    panpanyaさんずっと気になっていたけど手を出していなくて、今回商店街という題名にひかれて購入してみた。

    絵は素朴なんだけど描写が細かいところはとても細かくじっくりと眺めて読んだ。

    内容は簡単にいうとシュールかな。でも現実的な部分もあり空想と現実がまじりあって読んでいると不思議な感じになる。でも空想っぽい世界観も読んでいるとこんなことあるんじゃない実際に、と思う部分もあって読後感が複雑で面白かった。題名にある「商店街のあゆみ」なんて、そっちかい!とがくってなったけど、なさそうだけどありそうと目の付け所に笑ってしまった。

    ここはどこでしょうの旅⑥から

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    2024年01月19日
  • 商店街のあゆみ 1巻

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    この作品の雰囲気をなんと表現すればいいのだろう?
    日本の残して欲しい文化風土を切り取っているのかな?
    日本だけにこだわっているわけではないですね。「ここはどこでしょうの旅」という短編では日本以外の国も登場していますね。このシリーズも好きです。
    この作家さんの作品を書店で見かけたらきっと購入するのだろうなぁ。

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    2023年12月19日
  • 商店街のあゆみ 1巻

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    panpanyaワールドを堪能した。
    今回も素敵な装丁。カバーを外すと外壁(いや、天井?それとも床?床下収納があるような)で、凸凹が感じられる。下に通風口があり、ここもちゃんと凸凹していて、ネジの頭が凹んでいるのも嬉しい。

    生き物でないものが、生き物のように成長する話が面白い。
    昔の漫才に「地下鉄はどこから入れたんでしょうね」というのがあったが、テトラポッドはどこから持ってきたんでしょうね、というのも確かにあるよな、と改めてpanpanyaさんの着想の素晴らしさを感じる。納得させられそうになる理論展開もいい。
    コンビニのおにぎりのシールの研究は、かつてのカステラ風蒸しケーキ研究を思い起こさせ

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    2023年12月03日
  • 商店街のあゆみ 1巻

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    ふんわりした登場人物と、濃密な建物や、風景が入り混じってる絵がとても好きだ。
    人物より、景色や、家、建物が主役になっている。
    日常でふと見る景色から着想されていると思われる、変な短編は、読み手には逆に物語の元となった景色のほうを想起させるようで、過去に見た日常の風景と結びついて、読んでいてノスタルジックな気持ちになる。

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    2023年12月03日
  • 模型の町 1巻

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    非常に癖にささっているpanpanya

    突拍子もない設定なのに、
    自然と僕たちはその不思議な世界に入りこんでいける。

    「僕たちはどこから来たのか?」
    「今どこにいるのだろうか?」
    「ここは、本当に存在しているのだろうか?」

    取り止めもない不確かな疑問や空想を、
    街と生活に落とし込むような作風。

    合間合間のショートエッセイ的な日記も、
    どこか悲しげなのに笑える。

    もっと読みたいな。

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    2023年09月11日
  • 動物たち

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    この作者知りませんで、初めて読みました。
    表紙や絵柄からホラーテイストを予感して警戒していましたが、全体的に優しいお話で安心しました。
    すごい地味な感じの漫画ですが、読み始めると主人公の呟きに共感を感じて(重複表現?)一気にお気に入り作品になってしまった。
    現世と異世界の敷居が低い感じが某たぬき合戦や神隠しに似ているかもしれない。
    それでいてわかる人にだけ刺さるエネルゲンとかサンエブリーとか(^^;)
    いやいや、この世界観、クセになる。
    これは他の本も買い集めねば。

    追記。
    このあとクセになってpanpanya作品、何冊も読みましたが、初期の作品はディープでアクの強い感じで、続巻になるにつれ

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    2023年09月23日
  • 模型の町 1巻

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    毎度のことだが、panpanyaさんの漫画を通してだけ、思い出すことができる情景みたいなものがあって、今回も普段目を掠っているだけのぼんやりした風景が、急に濃密で立体的なものとして脳に復元されて、しびれた。
    魚やかましくてかわいい。

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    2022年10月01日
  • 枕魚

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    これはいい!めちゃくちゃいい。

    日常に根差しながらもほんの少し奇妙で幻惑的で、panpanya先生ならではのアイロニカルな空気を堪能出来る作品集。

    22篇収録。


    まず目を惹いたのは〈地下行脚〉。発表2009年と収録されている他の作品と比べ際立って古い方の作品。
    いつものおかっぱの女の子が表情に陰があるというか伏し目がちで、どことなく雰囲気も儚さをまとっており、違和感とはまた違うのだがとにかく別人格のような感じが不思議さに拍車をかける。

    そもそも件の女の子(というかレギュラー登場キャラ全般に言える事だが)は元々パラレルな存在なので厳密には作品単位で別人であるのだが、それを抜きにしても〈

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    2022年04月09日
  • 魚社会 1巻

    購入済み

    毎回楽しみにしているpanpanyaさんの作品。カステラ風蒸しケーキへの情熱と探求心がかわいかったです(笑)

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    2021年10月01日
  • 動物たち

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    毎巻カバー絵のタイトル紹介って入っていたんだっけか。
    「空き物件を占拠する貉の群れ」という絵とタイトルだけで期待が膨らむ。


    収録話も期待と私の好みないい具合の非日常・幻想加減。
    日記もかなりキレがあって好き。


    まず日記「蜂」がもう面白い。確かに、蜂の帰巣メカニズムってどうなってるんだろう。

    「ついてない日の過ごし方」では珍しくちゃんと犬として登場するレオナルドがみられる。

    引っ越しシリーズの一編「引っ越し先のルール」のドタバタも面白い。自らごみ袋に這い入るミドリガメが悲壮かつかわいい。

    「猯」「貉」はどちらも傑作!めちゃくちゃ面白い。
    「猯」では珍しく「オワリ」という表記で話が終

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    2021年09月19日
  • グヤバノ・ホリデー

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    四日間かけて寝る前にちまちま読んで読み終わった

    二匹目の金魚でどハマりして、こちらを読んだけど、やっぱりおもしろい
    フィリピンにゆかりがあるからすごく興味深かった
    ドライグヤバノ食べてみたいね
    今だにバロットだけはごめん...
    次は動物たちを読む

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    2021年08月29日