感情タグBEST3
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非常に癖にささっているpanpanya
突拍子もない設定なのに、
自然と僕たちはその不思議な世界に入りこんでいける。
「僕たちはどこから来たのか?」
「今どこにいるのだろうか?」
「ここは、本当に存在しているのだろうか?」
取り止めもない不確かな疑問や空想を、
街と生活に落とし込むような作風。
合間合間のショートエッセイ的な日記も、
どこか悲しげなのに笑える。
もっと読みたいな。
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毎度のことだが、panpanyaさんの漫画を通してだけ、思い出すことができる情景みたいなものがあって、今回も普段目を掠っているだけのぼんやりした風景が、急に濃密で立体的なものとして脳に復元されて、しびれた。
魚やかましくてかわいい。
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タイトルと表紙の絵の雰囲気が気に入ったので、購入した漫画です。少し不思議な(SF)世界が広がっていて好きな一冊になりました。1話完結の短編集ですが、主人公は同一人物で変わりません。思考実験的な作品が多いのかなぁ。
もう一冊購入したので、そちらも早速読み始めました。
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■模型の町(2022年10月)9冊目
ここはどこでしょうの旅1
登校の達人
手遅れ
ここはどこでしょうの旅2
ブロック塀の境地
ここはどこでしょうの旅3
情け無漁
解消
ここはどこでしょうの旅4
夜ぼらけ
常軌
許可3
ここはどこでしょうの旅5
模型の町へ
模型の町で
模型の町を
模型の町
模型の町
付録・家の模型を作ろう
痛恨! panpanyaさんの新刊を見過ごしていたなんて。
「ここはどこでしょうの旅」連作、「模型の町」連作もいいが、大好きなのが「夜ぼらけ」。
新海誠「すずめの戸締り」では椅子が全力疾走するが、本作では寝台が動く。
というか動力を作って動かす。外に出る。
停電の夜、あなたはベッドに入っていなさいとお母さんに言われたから、ベッドごと外に出るのだ。
この夢想好き。
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今年も新刊を買えました。ここはどこでしょうの旅とかブロック塀の話はpanpanya さんの持ち味である「無駄知識」力がたくさん味わえてハッピー。
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だいたい年に一冊出るpanpanyaの2022年の新刊。初期の尖った感覚はなくなってきているが、日常に対する観察眼の深さには磨きがかがっているように感じる。
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なるほど最近は日常のいちいちに目を光らせてゐるわけだ
いぢわるなことを書く。
最近だと『グヤバノ・ホリデー』のフィリピン旅行記が一番おもしろかったのだけど、『おむすびの転がる町』の筑波山登山記や、山崎製パンのカステラ身辺雑記はつまらなかった。だから、最近は停滞気味で初期(『足摺り水族館』『蟹に誘われて』など)が頂点なのかなと思った。
しかし今回の『模型の町』は思ひのほかおもしろかった。
レヴューを見たら、初期の尖りからは丸くなったが、日常に対して鋭く目を光らせるやうになったと書かれてゐて、なるほどと膝を打つ気持になった。その通りだ。「ここはどこでしょうの旅」も、日常にひそむ謎の観察の産物だといへる。
私としては「情け無漁」が作者の傾向から外れて、日常の謎ではないし、しっかりオチがついてゐたので意表を突かれ、本作のなかで思はず笑ってしまった。
いまだにこの人の評価としてはガロ系とされることが多いが、すくなくとも初期より脱ガロに近づいてゐる。