林成之のレビュー一覧
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北京オリンピックの競泳日本代表チームに招かれ、「勝つための脳」の講義を行った、医師の本。3歳、7歳、10歳の区切りで、対応を変える必要性があるとのことです。気になったのは、P62:失敗を認められないことは、脳を機能させるうえで大きな問題を引き起こす。自分に足りないものは何かを認識し、克服できることは何かを整理しなければならず、失敗やできないことを素直に認めることが必要。育脳において、子供ができることをしっかり褒める一方、できていないことに目を向けさせ、それを克服できるよう導くことが求められる、ことに、必要性を感じました。また、P65:独創的な思考を生む脳を育てるために、赤いものが二つあったら、
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ネタバレ小平智が2015年の日本オープンに優勝したときに話題になった、勝負に強い脳の作り方指南本。
記憶(知識を脳に取り込む)力、理解(知識を脳内で再構成する)力、表現(理解したことを発信する)力、発想(先人の知見を越えた独創的な新たな知見や解決策を作る)力の四つの力が組み合わさり、本当の「頭の良さ」ができる。受験勉強で得られるのはこのうち記憶力と理解力の一部のみ。でもこれらがないと表現力、発想力の強化に繋がらない。
日ごろから危険を避ける行動を心掛ける。ピンチに緊張しない集中力を養う。日々素早い決断と実行をする訓練をする。正しい目線と姿勢を意識し、疲れにくく次の行動に対処しやすくする。ゴルフや他 -
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精神論や結果論からかくあるべしとのたまう凡百のビジネス書とは違い、脳医学者としての見地から、勝負に勝つための心のあり方を説く。
多少専門的な知識まで踏み込んでいますが、素人にもわかりやすく脳の仕組みを説明し、心と脳を理論的に結びつけてくれたので、理系の僕としては筆者の説く訓戒をするりと飲みこむことができました。
たとえば、技能を向上させるために心がけることは、
前向き思考
楽しむ気持ちを持つ
集中力を高める
など、当たり前のようなことを書いています。しかし、これが筆者の言うモジュレータ神経群を効果的に働かせる方法であり、理論的な裏付けによって納得し、もっと脳を意識しようという気持ちになりまし -
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ネタバレ・何度でも繰り返し会得できるまで実行する
野球においてそのボールをどう打ったかという情報は「海馬回」を使って記憶される。しかし、海馬回の記憶は短期記憶であり、脳を守るため、いったん忘れる仕組みになっている。短期記憶をイメージ記憶として、再構成することが必要で、そのためにはいろんな経験を積むことが重要となる。
・サイコサイベネティックス理論
目的実現理論。目的を達成するにはどうしたらよいかを明快に説いたもの。1960年代にマックスウェル・マルツというアメリカの形成外科医が提唱したもの。人間が成功するか否かは現象の受け止め方次第であり、成功するイメージを持っていれば、必ずそこに辿り着くことが -
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ネタバレ人間の脳は「自己保存」「統一・一貫性」が原則※
①自己保存とは「生きていくために自分を守る」
②統一・一貫性とは「正誤を判断」「類似するものを区別」「バランスをとる」「話の道筋を通す」という事。
※2020.02.24再読追記
反対意見を言う人は、②により拒否し、
①により相手の意見を論破しようとする。※
▼第一章(「興味がない」と物事を避けることが多いのはNG)
「自分さえよければいい」という考えを捨てて、
多くの情報を共有すれば相手も自分も広く知ることができる
何事にも”きっとおもしろいに違いない”と思って取り組む
▼第二章(「嫌だ」「疲れた」とグチを言うのはNG)
まずは、素直 -
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脳の成長と脳の働きの仕組みを理解して子供に向き合いましょう(教育しましょう)というお話。
脳の成長は、脳細胞の数は3歳までにピークに達し、3歳から7歳までの間に少し減る間引き現象があり、その後は落ち着いてシナプスを発達させる課程に入るというというもので、特に間引きをうまくやらないと、シナプスのおかしな畑が育ってしまう。
また、脳の働きについては、とくに、A10神経群、自己報酬神経群といったあたりが重要で、「自己保存、統一・一貫性、自我」といった本能を過剰反応させないだとか、自主性をどう育てるかといったあたりにつながってくる。
。。。なので、こうなる。
・3歳までは本能を徹底的に磨く
・3 -
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いつまでたっても「子供扱い」を続け、「ああしなさい、こうしなさい」と指示していると、子供はどんどんやる気をなくし、脳の機能を落としていきます。
脳を鍛える10の方法
①物事に興味を持ち、好きになる力をつける
脳の機能を十分に活かすには、さまざまな物事に興味を持って前向きに取り組む姿勢、何でもやってみたいと思う積極性、情報に接したときに「楽しそうだな、好きになれそうだな」とポジティブにとらえる明るい性格を育むことが必要です。
もう一つたいせつなのは、学校の先生など指導者を好きになること。子供が先生に叱られて帰ってきて先生の悪口を言い出した場合、「そうね」と同調してはいけないのです。「でも、先生 -
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内容が身に染みる。いや、脳に染みているのかも。
目次
第1章 脳に悪い習慣1―「興味がない」と物事を避けることが多い
第2章 脳に悪い習慣2―「嫌だ」「疲れた」とグチを言う
第3章 脳に悪い習慣3―言われたことをコツコツやる
第4章 脳に悪い習慣4―常に効率を考えている
第5章 脳に悪い習慣5―やりたくないのに、我慢して勉強する
第6章 脳に悪い習慣6―スポーツや絵などの趣味がない
第7章 脳に悪い習慣7―めったに人をほめない
よくある、前向きに物事を考えましょうと、精神論を問いている訳ではなく、脳科学の観点からきちっと説明してあり、好感が持てる。一時の脳科学ブームが落ち着いたとは思うけ