空知英秋のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
高杉が主役ときいて、彼がどう動くのか興味があって読んでみました。
小説という媒体で(コメディではなく)ギャグをやろうとすることの難しさを痛感させられながらもちゃんと笑えます。
それに最後には銀八せんせーが登場して、彼らしいやり方できれいにお話もまとめてくれましたし、中学高校生が読む分にはとても面白いんじゃないかと思います。
本来少年ジャンプが想定している読者層というのは、小中せいぜい高校生男子なわけですよね。ジャンプのノベライズは何種類か読んだことがありますが、まさしくそういった層向けの易しい本だという印象をそのたび強く受けます。子供向けの本を見て「子供向けでケシカラン!」と怒るのは、確かに筋違いなんですが、原作マンガは、大人の私でも読んでいて面白いんですよ。同じ層向けに作られているはずなのに、原作はそれだけには収まらない力を内包していることになります。
それとおなじだけのクオリティをノベライズに期待するのは間違っているのでしょうか。 -
Posted by ブクログ
読みきりが入っているので収録話数は6話と少なめです。
社会科見学後半は、サンタ勝負の悪夢ふたたびな残念巨編でした。前編のラストで不安には思ってたんですよー…。やっぱりねー。こうなったよねー(笑)
でもそのあとのなぐられ屋でオールキャスト勢ぞろい、さらに次の銭湯前半はジャンプ誌上でアニメ再開が告知されたというのもあって、空知せんせーがものすごく楽しんでいらっしゃるのが伝わってくる気がしました。アニメ再開おめでとうございますー!
ただ、好きな方には申し訳ありませんがわたし蜘蛛編以来(くわえて最近本誌に掲載されていたK点突破編のために)月詠という人をできるかぎり見たくないので、今回の表紙には閉口しています。読みきりのヒロインも彼女によく似た生真面目戦闘美少女でしたね。
空知せんせーお気に入りなんでしょうか。それとも評判が良かったんでしょうか。
わたしと趣味が合わないだけ…と言われてしまえばそれまでのことですが、銀さんはじめとても魅力的な男性キャラクターを描かれる空知せんせーが、女性となるととても現実にはいそうにない、部分的に戯画化して誇張したようなキャラクターばかり登場させるのを、とても興味深く思います。そのようになってしまう、空知せんせーの人となりに思いを馳せずにいられないのです。
…つか、ひらたく言うと、このひと女性がキライだよね?とかそーいうこと。
銀魂はおっさん、ならびに小学4年男子の世界なので、女子の出る幕って本来ないんじゃないのかな。
男の子に混じってケンカして…なんていうのは普通の女の子なら遅くとも初潮の頃には卒業しているわけで。それをお妙さんのような年頃の女性が、いまだにしゃしゃり出てきて男達をぶん殴ってしまうというところに、わたしは気持ち悪さを感じているのかもしれません。
「子供」の神楽、「男の子」の九兵衛にはこの居心地の悪さは感じませんから。 -
Posted by ブクログ
“なんというか、まあ、アンチテーゼに満ちた教師ではある。坂田銀八という人は。
教室だろうがどこだろうが、平気でくわえ煙草。さらには、教育者とは到底思えない、その死んだ魚のような瞳。
「つーか、おめーらよぉ、俺の登場までに原稿用紙十九枚も使ってんじゃねーよ。待ちくたびれちまったよ」
小説内の人物とは思えない、この不穏な発言。
野放図というか、破格というか、PTAの信頼度ゼロというか、とにかく教師の典型から大きく逸脱した人物なのである。
だが、この人が不思議な求心力のようなものも備えていることは事実で、今こうして銀八が教室に登場しただけで、あれだけ騒いでいたクラスメイトが、とりあえずは席に着き、彼の方に注目している。
銀八は出席簿をポンと教卓に放り出すと、いつものようにけだるげな声で言った。
「んじゃ、ホームルーム始めんぞー。日直、号令」
言われて、新八は今日の日直が自分であることを思い出す。
「あ、はい。きりー……」
と、新八が言いかけたところで、銀八が待ったをかけた。
「あー待て。今日から号令は『起立』『気をつけ』『礼』『銀魂』にする」”
原作そのままの雰囲気が嬉しい。
それに面白い。
しかし、銀八だと新八と字面が似てて、一瞬読み間違える。
あと、最初のカラーイラストの右端のお二人はだれだっけ?二つ括りと金髪っ子。
“「いいか、総悟」と廊下を歩きながら土方くんは言う。
「ちょっとでもおかしな真似してる奴がいたら、ソッコーで囲むからな」
「わかってまさぁ。どんなささいな悪事も見逃しゃしませんぜ」
言いながら、沖田くんはPSPに夢中だ。
「おめーはその液晶画面にどんな悪事を見つけるつもりなんだ?」
土方くんは静かにキレた。”