橋本卓典のレビュー一覧

  • 地銀と中小企業の運命
    地方銀行と中小企業の運命

    A;購読動機
    地方銀行の現状と今後の動き方に対する情報収集のため。

    B;書籍の良いところ
    ・コロナ融資が具体的にどのようなものか? それがどの程度の社数、規模によるものか?
    ・地方銀行(信用金庫含)が、どのように組織内部を効率化し、外/貸付先に対する助言時間を捻出してい...続きを読む
  • 地銀と中小企業の運命
    「捨てられる銀行」を書いた人の最新著作ということで迷わず購読。今度は金融機関の立場ではなく(地銀ではなく公庫だったけど)、中小企業の立場として。何だか不思議な感覚。
    昔気質の名バンカーの事例に加えて、社会課題を自分事と捉えて本気で取り組んでいる人たちの事例を見て、同じような事例が加速するといいな、そ...続きを読む
  • 地銀と中小企業の運命
    心に残った事柄
    ◆リレーションシップバンクの役目として買い手のニーズを汲み取り、売り手の経営資源でできることはないかを考えマッチングさせることが大切。
  • 地銀と中小企業の運命
    地銀と中小企業の運命 (文春新書 1400)
    著:橋本 卓典
    人口減少に金融機関が生き残る道は、そもそも2つしかない。極力人手をかけず廉価なサービスを提供していく「資本集約型のデジタルバンク」と、地域と企業の課題を解決していく「労働集約型銀行」である。
    規模に限界があり、人口減少地域を地盤とせざるを...続きを読む
  • 捨てられる銀行4 消えた銀行員 地域金融変革運動体
    徹底的にパクると、逆の発想がイノベーションを生む
    心理的安全性を部下に与える
    KPIは時代遅れ、これからはOKRオブジェクティブズアンドキーリザルト(目標と主要結果の管理指標)
    信用金庫は地域事業者と交渉相手になってはならない、相談相手にならないといけない
    少年よ、大志を抱け、未来を変える行動に踏み...続きを読む
  • 捨てられる銀行4 消えた銀行員 地域金融変革運動体
    捨てられる銀行4 消えた銀行員 地域金融変革運動体
    著:橋本卓典

    不良債権処理があったにせよ、或いは金融行政がそれを迫ったにせよ、結果的にリスクを取ることこそ本分である銀行が企業のリスクから逃げ続けてきた。そうした銀行を企業が次第に見限り、自力(自己資本の蓄積)でリスクに立ち向かわざるを得なくなっ...続きを読む
  • 捨てられる銀行4 消えた銀行員 地域金融変革運動体
    時代錯誤な営業ノルマを強要してきたから。
    やりがいも未来も感じない。
    給料が下がっても地域に貢献したいと自分の志を捨ててまで銀行員であり続けようとは思わない。
    若手の未来を奪った結果招いた大量離職は経営能力の低さ。

    私は、元銀行員です。辞めた理由は、上記に書いてあることとこの本に書いてある通りです...続きを読む
  • 捨てられる銀行2 非産運用
    本書の内容は、至極正論だと思う。日本の金融機関ももっと顧客本位に変わっていく必要があるなと改めて思いました。個人的なは、筆者がバンガードまで取材に行ったことは、このテーマに関して本気度を感じて特に素晴らしいと思います。
  • 捨てられる銀行3 未来の金融 「計測できない世界」を読む
    今の銀行に対して危機感を抱かせてくれる良書。

    計測できない世界にこそ本質的なものがあるのに銀行は計測できる世界にしようとする。
    フィデューシャリーや事業性評価をノルマ目標にしたりするのは最たるもの。

    普通の何も考えない人が最も危険で、悪のスイッチを押されて盲目的に顧客の利益を喪失させていく。
    ...続きを読む
  • 捨てられる銀行3 未来の金融 「計測できない世界」を読む
     私も金融機関にいたし今も「金融機関にどう説明するか」が仕事上で大きな割合を占める。
     
     金融機関の貸し出しが増える道筋のルートP(拡大期にあてはまる。自行の論理優先、担保・保証付き)とルートR(縮小期にあてはまる。顧客の論理優先)はまさにその通り。

     この本のボリュームと内容の濃さは金融解説本...続きを読む
  • 金融排除 地銀・信金信組が口を閉ざす不都合な真実
    巻末近くの信金信組の成り立ちと存在意義についての下りは初めて知った。銀行とは成り立ちが違う。

    金融機関、そして中小企業の未来は「金融排除」を解決できるかどうかにかかっていると言って過言ではない。
  • 捨てられる銀行3 未来の金融 「計測できない世界」を読む
    捨てられる銀行3 未来の金融 「計測できない世界」を読む
    2019/2/13 著:橋本 卓典

    「捨てられる銀行」は、見えない未来に向き合わない。人工知能(AI)やフィンテックは、もはや人の簡易な仕事の大部分を代替できるまでに進化を遂げようとしているし、10~20代の「Z世代」の価値観がまもなく世の...続きを読む
  • 捨てられる銀行2 非産運用
    話題になった、そして金融機関の人間としては読まないわけにはいかなかった「捨てられる銀行」の続編ということで、見つけて即購入。
    そしたら何とも偶然、最近興味のあった株式投資、運用についての話。実際に始める前にこれを読めて良かった。
    そしてこれも読めば読むほど、銀行ってこれからどうするの?っていう感想。...続きを読む
  • 捨てられる銀行
    先日紹介した「花咲舞が黙ってない(池井戸潤)」からのこの一冊。

    金融庁長官が推し進めている金融改革について新聞記者の綿密な取材によって書き起こされたもの。もともとは金融専門ではない貴社だからこそ、金融に明るくない一般人にもわかりやすく書かれている。

    主題は「地方金融」の在り方。(簡単に言うと「地...続きを読む
  • 捨てられる銀行2 非産運用
    先日紹介した「捨てられる銀行」の続編。

    前回は「地域金融」についてでしたが、続編はぐっと身近になって個人の「資産管理」の現状についてです。日本の個人に対する資産管理を憂いて「非産運用」というサブタイトルが。。。笑

    日本人のサラリーマンは「年末調整」「源泉徴収」などの制度により「確定申告」をする人...続きを読む
  • 金融排除 地銀・信金信組が口を閉ざす不都合な真実
    これはまさに人間ドラマだ!

    あの「捨てられる銀行」の著者橋本卓典氏の最新刊「金融排除」(幻冬舎新書)。
    橋本様から謹呈いただき拝読させていただきました。

    見る方によっては様々な意見があると思いますが、率直な私の感想は、まるでオムニバス形式の映画を見ているかのような、なんとも言えない感動がそこには...続きを読む
  • 金融排除 地銀・信金信組が口を閉ざす不都合な真実
    金融排除 地銀・信金信組が口を閉ざす不都合な真実
    (幻冬舎新書)2018/1/30 著:橋本 卓典

    日本型金融排除とは、十分な担保・保証のある先や高い信用力のある先以外に対する金融機関の取り組みが十分でないために、企業価値の向上が実現できず、金融機関自身もビジネスチャンスを逃している状況である。...続きを読む
  • 捨てられる銀行2 非産運用
    多くの金融機関は顧客の資産を預かるという自覚が足りない。多くの金融マンもそう。人の金を預かるという意味を分かってない。必読。
  • 捨てられる銀行
    本書は主に地銀について書かれた書籍です。したがって全国の地銀・第二地銀・信用金庫・信用組合にお勤めの方、及び関係者にはぜひ読んで欲しい名著です。

    余りにも本書の評価が良かったのか「捨てられる銀行2」という書籍も出版されています。私も元第二地銀マン。前職のことは気になっているので、「捨てられる銀行2...続きを読む
  • 捨てられる銀行2 非産運用
    バブル期に証券会社に入り、その後、証券不祥事、金融ビッグバン、不良債権処理、ゼロ金利政策と渦中にいた私は、とても興味深く読ませて頂きました。


    金融庁が自ら金融行政の失敗を認めた、という点。森長官率いる金融庁に期待をしています。


    現在の銀行窓口で行われていることは、一昔前の証券会社の店頭と同じ...続きを読む