橋本卓典のレビュー一覧
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計測できない世界がテーマ
遠藤俊英新金融庁長官の現場主義
①生産性向上支援チーム
現場で支援する金融庁と財務の混成チーム
②ネットプロモータースコア
顧客間の口コミと推奨
③計測可能なKPIを廃止
森前長官の改革とは
①地域金融改革 事業性評価という価値観
②資産運用改革 フィデューシャリーデューティ
セゾン投信の中野社長を元に投信残高上位20銘柄のコストリターン、リスクリターンを公表
行かない革命
Z世代はインターネットで済ます
トランザクションとリレーションバンキング
再編では解決にならない。
リレーションバンキング、菱形営業で
検査マニュアルとは
①経 -
Posted by ブクログ
前作「捨てられる銀行」の続編であり、特に銀行及び金融機関の「資産運用」についての取材を通じて、現状の問題点について述べられている。「フィデューシャリー・デューティー(Fiduciary Duty、顧客本位の業務運営)」がキーワードなのはわかったが、全編を通じてこのキーワードの連呼なのがいささか煩わしい。この「フィデューシャリー・デューティー」を理解し、実践する金融機関だけが市場と顧客から評価され生き残るというのは、著者の希望的結論に思える。旧態依然の業務運営でも、今のメガバンクはおそらく生き残れるに違いない。必要なのはメガバンク(金融機関)の変容ではなく、むしろ我々一般投資家のリテラシー向上で
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Posted by ブクログ
これも数年前の話題の本。
勝手に、経済学者が銀行業界の行き詰まりの原因と現状を分析した本だと思っていた。
が、著者は、経済、特に金融庁を専門とする記者。
本書は、近年の金融庁の方針転換をドキュメンタリーとしてまとめたものだった。
少子化によるマーケットの縮小で、地銀どころかメガバンクさえ、最近行員の削減やら、統廃合で喧しい。
バブルの不良債権処理を、金融庁指導のもと、マニュアル化して進めてきた結果、地銀が地方経済を支える金融の役割を果たさなくなった。
(この辺り、半沢直樹で陰湿な金融庁監査の話が頭をかすめる。あれはメガバンクという設定だったけど。)
目利き力も、コンサル能力も失った。
いわ