古舘春一のレビュー一覧
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音駒高校との練習試合を経て、ついにやってきたインターハイ予選。このマンガのいいところは、敗者の心理もしっかり描写しているところにある。運動部でレギュラー、あるいはスタメンとして参加できる人間は、ほんのわずかしかいないというのは、実際に競技に打ち込んできた人なら理解できると思う。。予選を勝ち抜いて本大会に出場し、さらにそこで活躍して大学バレーボール部、あるいは実業団チームのスカウトに認められる選手は、それだけでエリートといえるだろう。社会に出てからも、何らかの形で競技に関わっていける競技経験者も、さほど多くない。それだけに、この巻に収録された第40話の内容は「感動的」という言葉すら、薄っぺらく感
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ネタバレ「強いスパイクを打てる方が勝つんじゃあないんだ。ボールを落とした方が負けるんだ。これが“繋ぐ”という事だ」
練習試合の相手である音駒高校総監督の台詞が、バレーボールという競技の本質を表現していると思うのは私だけではあるまい。この作品はよくある「スポ根マンガ」と違い、人間離れした身体能力を持つキャラクターや、現実世界では絶対できない「必殺技」の類いは出てこない。主人公が欠点のない「超人」で、それ以外の人物がどうでもいいような設定という作品は多いが、本作では主人公ですら、何らかのトラウマを抱えており、その原因になった出来事についても、きちんと触れているところに好感が持てる。エースとリベロがチームに -
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ネタバレ県内にあるライバル校との練習試合を終えたチームは、体制を固めるため、専任コーチの招聘に動く。なぜなら、顧問の教師はバレーボールのど素人だから。コーチとして白羽の矢を立てたのは、高校バレーボール部のOB。コーチ就任を渋っていたが、顧問の情熱に負けて、コーチ就任の話を受けることに。そしてこの巻から、エースアタッカーとリベロ、二人の先輩が登場する。だがこの二人は、とある事情からチームを離れていた。エースである先輩を尊敬するリベロの後輩は、エースの復帰を心から望んでいた。彼は公式戦で敵ブロックの餌食になり続けた結果、完全に自信を失っていた。だがリベロの後輩は『背中は俺が守ってやるぜ。だからもう1回トス
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ネタバレ表紙で見てわかる通り、ほぼ1冊まるまる音駒のお話。
まずは梟谷VS音駒戦。
合宿の時からいつかこの二校が戦うのだろうとは思っていたけど、案外早く来た。どっちも好きな学校だけにどっちも勝って欲しいしどっちも代表になって欲しい、ああ、でもどっちかしか行けないんだよな…!!
とか思いながら読んでたんですがね…、
え、東京代表って3校もあるの?
という衝撃の事実。マジか。
絶対的エースを持ちチームメンバー全員のレベルが高い梟谷と、突飛した力はないし一見するととても地味な音駒。どっちも全く違うチームで面白い。梟谷はさすがだと思った。でも、音駒の、外堀からじわじわと攻めて行き気付いたら逃げ場が無くなって