吉原理恵子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ最終巻…ついに読んでしまいました。久しぶりに本で号泣しました(泣)~「JUNE」な展開?「JUNE」の定義もあまりよく分からないのですが、BLとか萌えとかそんな甘い言葉では語り尽くせない衝撃の展開です。途中からは破滅的なラストに向かう様子に胸が痛くなりながら読みました。
皆それぞれの想いが切ない。
ガイは穏やかで唯一の常識人でした。でもリキを愛するあまり狂気に堕ちていく…きっとガイは探し出したリキに会って気付いてしまったんですよね、リキの心は既にイアソンにあると。二人が助けた命…これから生きていくには重過ぎる十字架です。
そしてイアソンのリキへの想い!もうなんて深いんだろう!
アンドロイド絶対君主である彼が、リキを知り興味を持ち、それは主人とペットという歪んだ関係かもしれないけれど確実にリキへのそれは愛情に変化していき、イアソン自身もそれを自覚していたのに、決して本人に愛情を示すことは出来ない。飼い主とペットの関係として抱くことでしかその気持ちを埋められなかったんです。
だからリキも戸惑っていたんでしょうね…イアソンの態度が少しずつ変わってきていることに。リキ自身も体だけでなく気持ちもイアソンのものになっているなんて気付いてなかった、又意地っ張りな性格上認めたくなかったのでしょう。でも最後の最後で気付くんですね、あのタナバーンのラストで…(涙)銜えタバコのディープキス、BL史に残る名シーンですね。
そして最後に、そんな二人を第三者的な立場で冷静に見ていたカッチェが、二人の生き様をみて涙をながすのです、それも嗚咽するくらいに。ファニチャーとして育てられ性別も感情もなくして生きてきた彼が、初めてみせる人間的な感情だったかもしれません。
現世では笑いあうことのなかった二人…今頃、手をつないで笑顔でいてほしいな、最終巻表紙のように…。 -
Posted by ブクログ
ネタバレやっぱり、我のBLのお気に入りの定義は「受けの子に好感を持てるか否か」だったりするんだよね。
なので、健気だったり、素直だったりする子にはどんどん応援したくなっちゃうわけです。
この「二重螺旋」シリーズの尚人はまさにそれ。
良い子だし、健気だし、誰かを恨むなんてこともしない。超いい子。
なのに一歩外にでるとやたらとトラブルに巻き込まれちゃう体質(血筋か)なので、もう兄の雅紀のヤキモキは半端ないわけですよ。
ここんとこのオヤジと愛人の爆弾攻撃に、姉のビンタ攻撃と、なにかと尖がった出来事が続いていましたが、ここにきてオヤジのことに変化が。
こーなっちゃうと、一番怖いのって姉だよねー。
だって、「かわいさ余って憎さうんたら」って言うじゃないの。
まーちゃんにあそこまガン無視されて、尚人はめちゃ愛されちゃっててさー。自分一人で不幸背負ってますって女だよー? いつまた爆発するか解ったもんじゃない。
一番怖いのは、ブチ切れて「モデルのマサキは母親と××でしたー」なんて言っちゃったら……ってこと。うわー、過去最大のマスコミ祭り始まっちゃうわー。
一年に一冊ののんびりペース。
まあ、続きが出てくれるだけでもありがたいんだろうけど、せめて10か月程度で出てくれたらもっと嬉しいなぁ。
関係ないけど、ドラマCD聞いてからはもう、活字もその声で聞こえます(笑) -
Posted by ブクログ
「この家は、雅紀にーちゃんとナオちゃんと、おれの・・・・・・三人だけが家族なんだ。」
二重螺旋第二巻。
尚人が連続暴行事件の被害者になってしまうところから、お話が良くも悪くも展開していきます。
不幸に不幸が重なっていますが、ちゃんと乗り越えられる家族だからこそ与えている試練、と思わせてくれるところがイイです。
ただ守られるだけの受けではない、しっかりとした強さのある尚人くんだからこそ、後遺症とか残っちゃってるところにキました。もっとこの子に試練を(最低
雅紀にーちゃんの尚人溺愛ぶりと他者への関心の無さに爽快さを覚えます。もっとやれー(笑