青木悦子のレビュー一覧

  • ヴァイオリン職人と消えた北欧楽器

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    ヴァイオリン職人ジャンニシリーズ。ジャンニのかつての教え子が殺された。犯人は彼の持っていた北欧楽器を持ち出した。それには大した価値はなく、なぜ犯人は盗んだのか?ジャンニはまたも捜査に協力する。
    ミステリーというより歴史と観光のほうがメインのように感じた。

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    2025年02月14日
  • ヴァイオリン職人の探求と推理

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    ネタバレ

    めちゃくちゃ長く感じた。
    イタリア人が主人公の小説をはじめて読んだ気がするので、名前などの固有名詞に苦戦しつつ、ヴェネチア人への偏見や各都市への印象など新鮮な気持ちで読めて楽しかった。
    ヴェネチアは新しい街だと主人公が言っているシーンがあったけど、それでも街ができたのは四世紀頃?と書いてあり、十分古くて驚いた。ローマを擁する国の人はこの辺の感覚もぜんぜん違ってくるんだろうか?
    でも途中で著者がイギリス人と知って驚いた。イギリス人が書いたイタリア人を主人公にした作品を日本人のわたしが読む、という構造に面白さを感じた。
    この作品はイタリア人が読んでも違和感がないのか気になる。
    というか、老齢の男性

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    2025年01月30日
  • 平凡すぎて殺される

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    まあまあかな。イギリス流の過剰なギャグ満載の筆致は、個人的には重く感じる。もう少し人物描写とかしてくれたら良かったかと思う。平凡すぎる顔のことがあまり話に関係してないのはなぜか?

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    2024年09月01日
  • 平凡すぎて殺される

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    ネタバレ

    彼らのジョークがわからない部分があったり、元ネタがわからないので、本当はもっと面白いんだろうなと思いながら読み飛ばしました。
    癖のある言い回しや文章に慣れれば映画の中のようなストーリーを楽しめるのではないかなと思いました。
    個人的にはバニーがなかなかいい味を出してました。

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    2024年08月19日
  • ヴァイオリン職人の探求と推理

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    まあ〜〜ヴァイオリン関連の人名やら地名やらの覚えにくいこと!! 海外の地理に疎いのでほぼ勘で読んでいた。ちゃんと話に付いていきたい方はメモしながら読むことを強くお勧めする。

    古典/本格/新本格ミステリ以外をあまりミステリと思って読まない私にとっては、この作品は探偵役となる主人公と警察官の2人が事件と謎を追いかけていくさまを描いたサスペンスに近い小説。
    大抵そういう作品でだれてしまいがちな私には珍しく、最後まで飽きずに楽しく読破。登場人物たちの魅力が光っていて、ヴァイオリンをはじめ中世の世界観が強く惹き込んでくれた。
    続編も母に借りようかな。

    ひとつ苦言を呈するとすれば、警察機関が影薄くて役

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    2024年06月03日
  • 平凡すぎて殺される

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    いわゆるクローズドミステリー的「公権力に解決を委任できない」状況を主人公の境遇とイベントのスピード感で無理やり創出する思い切りのいい構成が好き。会話のユーモアも個人的にはツボだけど、たしかにスタンドアップコメディ的センスな気もするので、ここは個人的な好みもかなり入っていると思う。
    ただ、申し訳ないけどあまりにも青木氏の訳がひどい。主述関係が不明な文章が多いし、総じて日本語として汚い。せっかくのテンポの良さを殺していると思う。
    シリーズもののようなので、手に入ったら原書で読もうと思った。

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    2024年05月29日
  • 死者のカーテンコール イヴ&ローク57

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    シリーズ57作目、大きな変化(新たな「ファミリー」など)はなく、いつも通りのメンバーの活躍を見ることができます。

    結婚は歩み寄りだ、というロークとイヴのセリフが身に沁みます。

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    2024年05月05日
  • 有名すぎて尾行ができない

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    平凡すぎる顔が特徴の青年ポールは、恋人のブリジット、元警官のバニーと探偵事務所を始めることにした。さっそく、謎の美女が依頼に訪れる。彼女は国中が注目する不動産開発詐欺事件の被告人三人組のひとりの愛人で、その男の浮気調査をしてほしいと言う。ポールは依頼を引き受けたが、相手を尾行しては見失っているうちに、またも殺人事件に巻きこまれてしまい……。

    途中から何についての物語なのか、読んでいて分からなくなってしまった。

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    2024年04月16日
  • ヴァイオリン職人と天才演奏家の秘密

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    主人公、そんなすごい仕事をしていたのか…前作ではまったく気づかなかった……

    歴史上の人物、主にパガニーニやロッシーニの恋愛模様が複雑に絡んだ贈り物のやりとりが読み応えあった

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    2024年03月02日
  • ヴァイオリン職人の探求と推理

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    歴史と資産としてのヴァイオリンが絡んでじっくりと進んでいく感じの謎解きがよかった
    主役コンビ2人も落ち着いた雰囲気で味わい深かった

    ただイタリアの名前に慣れるのが大変

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    2024年02月18日
  • 幼き者の殺人 イヴ&ローク55

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    過去に母親に捨てられたことを恨む犯人が、当時の母親に面影が似ている女性を監禁し、殺害する事件が起こる。
    被害者の遺体が友人の新居の傍にある公園に遺棄されていたことから、イヴの操作にも熱が入ります。

    証拠から犯人を特定することが難しく、捜査が難航していたときにきっかけを与えてくれたのはジェイミーでした。
    過去の事件の当事者だった彼がEDDのインターンとして捜査チームに加わってきたのは喜ばしいことですし、長寿シリーズならではの展開だと思います。

    一方で、ハラハラ感、というような「盛り上がり」には少し欠けている印象もありました。「あとがき」にあった次回作の紹介をよむと、イヴのトラウマと強くリンク

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    2023年05月27日
  • ヴァイオリン職人の探求と推理

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    途中からヴァイオリンを探しているのか犯人を探しているなのかわからなくなるくらい2人とも必死でヴァイオリンを探してますね。

    時間をおいてしまわず一気に読むといいと思います。

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    2022年11月02日
  • ヴァイオリン職人と天才演奏家の秘密

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    イギリスの作家ポール・アダムの長篇ミステリ作品『ヴァイオリン職人と天才演奏家の秘密(原題:Paganini's Ghost)』を読みました。
    『ヴァイオリン職人の探求と推理』に続き、ポール・アダムの作品です。

    -----story-------------
    名職人にして名探偵が天才演奏家パガニーニをめぐる謎に挑む!

    名ヴァイオリン職人ジャンニのもとに、パガニーニ愛用の名器“大砲(イル・カノーネ)”が持ちこまれる。
    修理の翌日、美術品ディーラーの撲殺死体が発見された。
    彼はホテルの金庫に黄金製の箱を預けており、中にはエリーザという女性がパガニーニに宛てた古い手紙があった。
    これは事

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    2022年09月18日
  • ヴァイオリン職人の探求と推理

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    「ヴァイオリン職人の探求と推理」というタイトルと、クラシカルなカバーイラストで、良作の予感。
    ポール・アダム…作者の名前は平凡な感じだけど…
    もちろん初読。

    トリックとかなんとかではなく、探偵役となるヴァイオリン職人・ジャンニの人間としての円熟した魅力がとにかく楽しめる作品。

    本作では63歳。もちろんヴァイオリン職人として一流で、自然豊かな土地に工房を構え、今も仕事を楽しんでいる。昔からの友人たちに囲まれ、多くの教え子に慕われ、子供たちや孫たちも時折遊びに訪れる。
    心から愛していた妻を亡くしてしまったが、やはり子供や孫もいる58歳の魅力的な女性・マルゲリータとの恋の予感も。

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    2022年08月08日
  • 平凡すぎて殺される

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    著者が現役のコメディアンとあってか、回りくどく皮肉めいた言い回しの乱用に馴染めず、序盤は読み進めるのに苦戦したが、登場人物のキャラクターがしっかりと立っているので、慣れると俄然面白くなる。コメディとシリアスのバランスも中々良い塩梅。今作が小説デビュー作でもあるようで、粗さは幾らか目に付くが、概ね楽しめた。但し、ポールの過去はもっと仔細に描いて欲しかったかな。訳者が今作に惚れ込んで自ら出版社に企画を持ち込んだらしいが、もう少し小慣れた翻訳にはならなかったのだろうか。原文に忠実だというなら仕方ないのだけれど。

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    2022年04月26日
  • 平凡すぎて殺される

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    コメディー要素が強いなぁと読んでいたら、著者は執筆当時現役のコメディアンだったとか。重苦しくないのは好感だが、もう少し読み易くならなかったものか。シリーズとして発表されているようだが、バニー部長刑事が気に入ったので活躍してほしい。

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    2022年04月07日
  • 平凡すぎて殺される

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    28歳のポールの特徴は“平凡すぎる”顔だ。病院を慰問し、彼を自分の身内と思いこんだ老人たちを癒す日々を送っている。ある日、末期ガンの老人を見舞うと、錯乱した彼に誰かと間違えられてナイフで刺されてしまう。その患者は悪名高い犯罪者で、ある有名な誘拐事件の関係者だった。警察に衝撃が走る一方、ポールはさらに爆弾で命を狙われた。身を守るには逃げながら誘拐事件の真相を探るしかない。巧みな構成が光るノンストップ・ミステリ!

    アイルランドつながりで、新刊本を読んでみた。つかみはOKだが、後半ややとっ散らかった感じ。映画がらみの言及が楽しい。スティーブン・セガール・マラソン、最高です。

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    2022年02月26日
  • ヴァイオリン職人の探求と推理

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    イタリアのヴァイオリン職人ジャンニの友人で、同じヴァイオリン職人のようなトマソが自分の工房で殺された。ジャンニは音楽仲間で刑事のアントニオと犯人を探す。
    ストラディバリウスをはじめとする名ヴァイオリンの収集を巡り、イタリアと英国を行き来しながら真相を明かす。豊富な音楽知識がストーリーを盛り上げている。続編が2作あるらしい。

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    2022年02月13日
  • ヴァイオリン職人の探求と推理

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    ヴァイオリンという楽器そのものにスポットライトが当たっていて珍しかった。曲名や演奏シーンももちろん出てくるけど、それよりも楽器の製作者や所有者が出てきて、それらを歴史に失われた名ヴァイオリンを探す主人公とその友人の警察官が紐解いていく。
    時代の流れや話の展開は面白く、ドキドキしながら読み進められた。でも犯人の動機や人となりや感情の描写が少なく、ちょっと残念。
    続編が出ているそうなので、そっちも読みたい。翻訳はもう出ているのかな。

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    2021年07月25日
  • ヴァイオリン職人と消えた北欧楽器

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    ネタバレ

    色々な寄り道をして、当初の推理通りに帰着する。
    結末自体は納得できたが、前2作と比べると面白さは見劣りしてしまうかな、という感じ。

    今回は舞台がイタリアではなくノルウェーで、片言の英語での会話を表現した内容が多いものを翻訳しているため、その部分が読みにくいがそこは仕方ない。
    文字通りの観光もしているので、ノルウェーのヴァイオリン事情を知るのにも良さそうであり、新たな楽器の存在を知ることもできた。

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    2021年01月08日