青木悦子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ヴァイオリン職人ジャンニと友人で刑事のグァスタフェステ、それからジャンニの恋人マルゲリータが
今回はノルウェーへ。
すっかり旅情ミステリーと化した第三弾。
中盤まではノルウェーの旅自体
目を惹かれるものがなく、
旅につきもののつまらないガイド付き観光、
天候や食べ物、物価高などが3人をゲンナリさせ、読んでるこちらもため息。
最終コーナーを曲がった辺りから
ようやくジャンニのアクセルが加速。
犯人は、おお、そっちだったか!の着地。
ノルウェー旅の素晴らしい部分も後半には語られ、
なんか寒そう暗そう、おいしいものなさそう…な印象からの、ちょっと行ってみたくなったかも…に変化。
今回キーとな -
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ヴァイオリン職人ジャンニのシリーズ3作目。今回の舞台はノルウェー。ジャンニの教え子リカルドが、クレモナでの再会後、死体で発見される。リカルドの故郷での葬儀と捜査のために、ジャンニとアントニオ、恋人のマルゲリータと3人でノルウェーに行く。
クラシックと楽器に詳しくない私にとっても楽しく読めるシリーズ。今回は作曲家グリーグ、ノルウェーでは有名な演奏家オーレ・ブルの逸話、ノルウェーの民族楽器ハルダンゲル・フィドルが、現代の殺人事件と絡んで語られる。例によって、YouTube で調べて聴きながら読み進めた。また大自然ノルウェーの景色と、常に暴風雨に晒される過酷な環境が随所に語られて、旅行記としても楽し -
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とにかく横文字が多くて覚えづらいが読む価値のあるもの。
何百年もの歴史と職人の音楽への熱量を感じられるミステリーは重厚で面白かった。
主人公ジャンニの人柄や仲間たちにも惹かれる。
ヴァイオリンという題材でここまで深く話が掘られ、最後までブレずにヴァイオリン一本で完結するのが良かった。(ミステリーの変わった題材とかだと最後ブレると萎える。個人的に。)
演奏する楽器であり、歴史的価値のある財産でもあり、音楽史から現代まで複雑に絡み合っている点がこの小説の面白い所だと思う。
特に知識がなくてもなんとなく聞いたことのある名前も出てくるので読めるが、とにかく横文字が多くて地名、名前、血縁や苗字が入って -
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★3.5
ヴァイオリン職人ジャンニが主人公。ある時、同じヴァイオリン職人である友人が殺された。失意の中、彼が探していたと思われる、幻のストラディバリウスを、警察官のアントニオと追いかける。その延長線上に、犯人がいるはずだと信じて。古い文書や手紙、絵画をひたすら調べていく作業が、ジャンニでさえ苦行のようだと言っているが、読んでいる方もちょっとしんどかった。ジャンニが導きだした答えは、あくまでも推論に過ぎず、まるで歴史学者の話を聞いているようだったが、そこは小説なので最後は物的証拠も見つかるのだけど。悲しいかな、ラスト近くの彼の感動を分かち合えない。そして何だか良い風に話は終わっているが、あれが正 -
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ネタバレめちゃくちゃ長く感じた。
イタリア人が主人公の小説をはじめて読んだ気がするので、名前などの固有名詞に苦戦しつつ、ヴェネチア人への偏見や各都市への印象など新鮮な気持ちで読めて楽しかった。
ヴェネチアは新しい街だと主人公が言っているシーンがあったけど、それでも街ができたのは四世紀頃?と書いてあり、十分古くて驚いた。ローマを擁する国の人はこの辺の感覚もぜんぜん違ってくるんだろうか?
でも途中で著者がイギリス人と知って驚いた。イギリス人が書いたイタリア人を主人公にした作品を日本人のわたしが読む、という構造に面白さを感じた。
この作品はイタリア人が読んでも違和感がないのか気になる。
というか、老齢の男性 -
Posted by ブクログ
まあ〜〜ヴァイオリン関連の人名やら地名やらの覚えにくいこと!! 海外の地理に疎いのでほぼ勘で読んでいた。ちゃんと話に付いていきたい方はメモしながら読むことを強くお勧めする。
古典/本格/新本格ミステリ以外をあまりミステリと思って読まない私にとっては、この作品は探偵役となる主人公と警察官の2人が事件と謎を追いかけていくさまを描いたサスペンスに近い小説。
大抵そういう作品でだれてしまいがちな私には珍しく、最後まで飽きずに楽しく読破。登場人物たちの魅力が光っていて、ヴァイオリンをはじめ中世の世界観が強く惹き込んでくれた。
続編も母に借りようかな。
ひとつ苦言を呈するとすれば、警察機関が影薄くて役 -
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Posted by ブクログ
過去に母親に捨てられたことを恨む犯人が、当時の母親に面影が似ている女性を監禁し、殺害する事件が起こる。
被害者の遺体が友人の新居の傍にある公園に遺棄されていたことから、イヴの操作にも熱が入ります。
証拠から犯人を特定することが難しく、捜査が難航していたときにきっかけを与えてくれたのはジェイミーでした。
過去の事件の当事者だった彼がEDDのインターンとして捜査チームに加わってきたのは喜ばしいことですし、長寿シリーズならではの展開だと思います。
一方で、ハラハラ感、というような「盛り上がり」には少し欠けている印象もありました。「あとがき」にあった次回作の紹介をよむと、イヴのトラウマと強くリンク