【感想・ネタバレ】幼き者の殺人 イヴ&ローク55のレビュー

あらすじ

綿密に計画された連続誘拐殺人事件。「母親(ママ)」を選び複製する犯人の意図とは――国内累計170万部突破のベストセラー・シリーズ最新刊!

夜明けの公園で発見された女性の遺体。時代遅れの派手な服とヘアメイク、そしてまだ新しいピアスと蝶のタトゥー――誰かの姿をあてはめたような被害者の手の下には「だめなママ」と子どもっぽい字で書きなぐられたカードが置かれていた。ママとはいったい何を指しているのか、イヴは犯人像を絞りながら事件を追うが、捜査は難航し、あろうことか同じ姿をした第2の被害者が発見される……。

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Posted by ブクログ

過去に母親に捨てられたことを恨む犯人が、当時の母親に面影が似ている女性を監禁し、殺害する事件が起こる。
被害者の遺体が友人の新居の傍にある公園に遺棄されていたことから、イヴの操作にも熱が入ります。

証拠から犯人を特定することが難しく、捜査が難航していたときにきっかけを与えてくれたのはジェイミーでした。
過去の事件の当事者だった彼がEDDのインターンとして捜査チームに加わってきたのは喜ばしいことですし、長寿シリーズならではの展開だと思います。

一方で、ハラハラ感、というような「盛り上がり」には少し欠けている印象もありました。「あとがき」にあった次回作の紹介をよむと、イヴのトラウマと強くリンクする事件が起こるようですので、そちらの方がよりタフな事件となりそうで、期待したいと思います。

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2023年05月27日

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