青木悦子のレビュー一覧

  • ヴァイオリン職人の探求と推理

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    ヴァイオリンの謎に迫りながら、ヴァイオリンの絡んだ殺人事件にも迫っていくお話。
    親と息子のような年の差があるコンビが面白く、主人公もハイパーヴァイオリンスーパーマンではあるけど普通のじいさんで、派手なシーンなどはないが、じわじわと謎に対していったり来たりするのがもどかしく、また面白かった。
    イタリア人の名前は覚えにくいのでメモしながらのほうがよかったかなぁ

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    2020年02月08日
  • ヴァイオリン職人と消えた北欧楽器

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    ノルウェーの民族楽器であるヴァイオリンに似た楽器ハルダンゲル・フィドル。このハルダンゲル・フィドルを手に入れたノルウェーのヴァイオリン製作者が、イタリアはクレモナで死体となって発券された。故人は、主人公ジャンニの教え子。
    友人の刑事アントニオとノルウェーへの捜索の旅が始まる。
    ヴァイオリン職人ジャンニの第3作。

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    2020年01月25日
  • ヴァイオリン職人の探求と推理

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    老人ミステリはぼちぼち珍しくなくなりつつあるが、60代の、ヴァイオリン職人が主人公という設定が異色かな。
    イタリア老人(老人なんて言っていいのか?)の懐深い愛情と軽口、そして手抜きのない筋立てが楽しめる。何と言ってもヴァイオリン製作やその業界を垣間見ることが出来るのが、面白さの半分以上を占める。
    哀愁はちょっと足りないけど、イタリア老人の洒脱を堪能ということでまあいいか。

    そりゃあジャンニとマルゲリータのその後が気になるところ。

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    2017年07月04日
  • ヴァイオリン職人と天才演奏家の秘密

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    殺人事件の謎解きだけではなく、パガニーニの人柄や恋愛の一部についても知ることができる。おもしろかったけど、物語の始まりから、最初の殺人事件の発生が唐突でしばらくついて行けなかった。

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    2016年09月04日
  • ヴァイオリン職人と天才演奏家の秘密

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    イタリアのミステリにしては癖がなくてスンナリ読めると思ったら、作者はイギリス人でした。音楽に関する蘊蓄も楽しいし、主人公がチャーミング。

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    2016年01月24日
  • ヴァイオリン職人の探求と推理

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    老人が探偵役のスローペースなミステリなので、途中で飽きるかと思ったら意外に最後まで面白く読めた。
    殺人事件の謎解きとしては面白味に欠けるけれど、ヴァイオリンの歴史とそれにまつわる謎としては、新鮮で面白い。ただシリーズとして読み続けるには少し飽きるかもしれない。

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    2016年02月08日
  • ヴァイオリン職人の探求と推理

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    主人公は63歳のヴァイオリン職人というところが斬新で、現代の殺人事件を追いながら過去のヴァイオリンの謎を解いていくという設定がつぼでした。ジョン・ダニングのヴァイオリン版という感じ。次作も期待。

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    2015年11月19日
  • ヴァイオリン職人と天才演奏家の秘密

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    ヴァイオリン職人が探偵役のミステリ、シリーズ2作目。
    ヴァイオリンをめぐる事件や、音楽がらみの薀蓄が新鮮でした。

    初老のジャンニ・カスティリョーネは、名ヴァイオリン職人。
    200年前に活躍した天才ヴァイオリニスト、パガニーニが愛用した名器が修理のために持ち込まれます。
    コンサートを前にした若きヴァイオリニストとのふとした出会いに、父親めいた感情を抱くジャンニ。

    ジャンニも知るディーラーが事件に逢い、金庫には黄金のヴァイオリンが残されていた。
    友人のクレモナ警察の刑事アントニオに協力を依頼されたジャンニは、事情を調べ始めます。
    若い友人のアントニオは、ジャンニの薀蓄と推理を頼りにしているんで

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    2015年09月07日
  • ヴァイオリン職人の探求と推理

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    イギリスの作家ポール・アダム、2004年発表の小説。主にイタリアが舞台となるヴァイオリンにまつわる歴史ミステリー?怒濤の蘊蓄が楽しめます。

    イギリスの作家が書いたとは思えないくらいのイタリアンな作品。主人公は初老のヴァイオリン職人。超一級の腕前の職人のようです。友人のヴァイオリン職人が殺され、彼がストラディヴァリの最高傑作と言われる「メシア」と同等のヴァイオリンを探していたことから、警察に協力、彼の足跡を辿ります。しかし、その過程で有名なコレクターがまた殺害され・・・。
    一応殺人事件の捜査の話なのですが、物語の焦点は完全に失われたヴァイオリンの探求です。イタリア各地を飛び回り、イギリスの荒涼

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    2015年07月25日
  • ヴァイオリン職人の探求と推理

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    ネタバレ

    読んで良かった。推理の描写はそんなに楽しくなかったのだけど。中盤にあった友人の姪御さんの演奏描画で落涙。読んで良かった。

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    2015年05月23日
  • ヴァイオリン職人と天才演奏家の秘密

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    『ヴァイオリン職人の探求と推理』に続くヴァイオリン職人が主人公のミステリー第2弾。殺人事件の謎解きよりも、作曲家や演奏家の私生活の話などの詳細な解説に興味をそそられる。

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    2015年05月02日
  • ヴァイオリン職人の探求と推理

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    ヴァイオリン製作の聖地、イタリアはクレモナ。そのクレモナのヴァイオリン製作者・職人仲間がある日、何者かに殺されるところから、ストーリは展開していく。犯人を捜すのは、同じく初老のヴァイオリン職人仲間。そして、次に起こるヴァイオリン・コレクターの殺人。
    ストラドヴァイウス、グァルネリ・デル・ジェスなど名器にまつわる、まるで時空を超えた逸話も次々に主人公とその友人の調査という形を取って紹介される。ある意味、殺人事件としてのミステリーと同時に、謎に包まれたヴァイオリン名器にまつわるミステリーが展開されるのは、興味深い。
    ただし、殺人事件の結末、種明かしは、本書残り30数ページころから一気に解明され、あ

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    2015年04月06日
  • ヴァイオリン職人の探求と推理

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    老境にさしかかったヴァイオリン職人が、親友が殺害された事件とそれに絡む幻のストラディヴァリを追う。
    ストーリーとしては主人公と刑事の二人が手がかりを追ってイタリア各地やイギリスを旅して回る話だが、ヴァイオリンに関する蘊蓄、歴史上のトリビアや、名器を取り巻くディーラー、コレクター、演奏家、職人それぞれの立場や関係などがたいへん面白かった。
    主人公は職人としての矜持や音楽に対する思い、先人への敬意に溢れる魅力的な人物だし、多くの登場人物に好感が持てる。ただ楽器探しの謎に重点が置かれて、殺人事件は添え物になってしまった感じ。
    続編も出ているのでぜひ読みたい。

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    2015年03月22日
  • ヴァイオリン職人と天才演奏家の秘密

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    主人公がヴァイオリン職人だけにあり、ヴァイオリンについて、しっかり書かれている。音楽を読んでいるような感覚に陥った。

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    2015年02月13日
  • ヴァイオリン職人の探求と推理

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    バイオリンの来歴や謎ときの部分はちょっと複雑すぎて頭がついていかなかったんだけど、それはそれとしてとても面白く読んだ。てことは、謎ときは二の次ってことか?
    主人公の人となりや、彼をとりまく人々がとても魅力的で落ちついているのがいい。事件にかかわっていくいきさつも、自然。「ミステリだから」と留保しなくても物語に入っていけるのがいいなと。
    最後の展開も、着地点がはっきりしていて気持ちが良かったです。

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    2014年11月02日
  • ヴァイオリン職人と天才演奏家の秘密

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    題名に惹かれ買ってはみたもののミステリーが苦手で積読になっていました。

    読み始めてみたら楽器の話が多くて助かりました♬音楽ミステリーはそれほど苦手ではないことを知り新たな発見でした。

    自分の楽器は、修理してもらう前と後では音が変わってるとすぐに解ってしまう(友達に自転車を貸して帰ってきて乗ったら違和感を覚えるアレに似てます)ので本当に腕がある職人さんではないとやってもらうのが怖いです。

    皆さんのコメントを読んでいたら2作目だったとは⁉︎と読み終わってから驚いています。

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    2025年10月13日
  • 平凡すぎて殺される

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    ギャングのおじいちゃんの死にたまたま居合わせたために、ギャングから狙われる羽目になったポール。どうやって逃げ切るか…

    ところどころジョークが入ってくるんだけど、クスリとする系のジョークで、メインは逃亡劇。一緒に逃げてくれる看護師とのロマンスもほんのりで、読み始めると夢中になって読める本だった。

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    2025年07月19日
  • ヴァイオリン職人の探求と推理

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    とにかく横文字が多くて覚えづらいが読む価値のあるもの。
    何百年もの歴史と職人の音楽への熱量を感じられるミステリーは重厚で面白かった。

    主人公ジャンニの人柄や仲間たちにも惹かれる。
    ヴァイオリンという題材でここまで深く話が掘られ、最後までブレずにヴァイオリン一本で完結するのが良かった。(ミステリーの変わった題材とかだと最後ブレると萎える。個人的に。)
    演奏する楽器であり、歴史的価値のある財産でもあり、音楽史から現代まで複雑に絡み合っている点がこの小説の面白い所だと思う。
    特に知識がなくてもなんとなく聞いたことのある名前も出てくるので読めるが、とにかく横文字が多くて地名、名前、血縁や苗字が入って

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    2025年06月25日
  • ヴァイオリン職人の探求と推理

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    ★3.5
    ヴァイオリン職人ジャンニが主人公。ある時、同じヴァイオリン職人である友人が殺された。失意の中、彼が探していたと思われる、幻のストラディバリウスを、警察官のアントニオと追いかける。その延長線上に、犯人がいるはずだと信じて。古い文書や手紙、絵画をひたすら調べていく作業が、ジャンニでさえ苦行のようだと言っているが、読んでいる方もちょっとしんどかった。ジャンニが導きだした答えは、あくまでも推論に過ぎず、まるで歴史学者の話を聞いているようだったが、そこは小説なので最後は物的証拠も見つかるのだけど。悲しいかな、ラスト近くの彼の感動を分かち合えない。そして何だか良い風に話は終わっているが、あれが正

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    2025年06月22日
  • 平凡すぎて殺される

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    28歳のポールは、どこにでもある顔立ちで、取り柄もやる気も特にない。
    その平凡さが仇となり…?

    ホームの老人達を訪問して、ポールを身内と思い込んだ彼らを慰める日々を送ってました。
    ところが、ある日、敵と間違えられて、ほぼ寝たきりの老人に襲われてしまう。しかも、その噂は広まり…?

    気立ては悪くないのにね~。
    ただの人違いなのに、大騒動が始まります。
    ぽんぽんと弾む文章で進むユーモア・ミステリ。
    言及がわかるとニヤッとするけど~わからないのももちろんアリ。
    読後感も悪くはないけど、☆は平凡な?三つね(笑)

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    2025年03月12日