飯田一史のレビュー一覧

  • 町の本屋はいかにしてつぶれてきたか

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    出版業界に足を踏み入れて20年の著者が、書籍の出版流通のうち町の本屋にスポットをあてて論じた本。戦後なぜ町の本屋が消えたのか、書籍独特の再販制や関係する大店法等法律も交えて1点1点問題を明らかにしていく。

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    2025年06月21日
  • 町の本屋はいかにしてつぶれてきたか

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    町の本屋の歴史、取次や出版社や他の小売店との関係等々について解説されている。
    町の本屋は不遇な中で頑張っているなあと思った。

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    2025年05月20日
  • 町の本屋はいかにしてつぶれてきたか

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    町の本屋は消えつつあるという歴史と事実を探る、改善の一つの手がかりになるであろう良書である。
    本著が述べている通り、小さな本屋が生き残るためには、出版業界の流通の仕組みの制度が硬直していることが原因の一つと捉えている。確かに、本屋は古書店の比べて自由に価格を決めることはできない。だからこそ、どの本屋においても価格は一定であるということを知る必要があり、それらに多くの要因によって全体的なコストが上がり小さな書店ほど負担が大きくなっているのだという。
    私は思う、それらは「町の本屋」だけで起こる現象ではなく、大型書店でも閉店や店舗を集約しているところも見受けられる。時代という曖昧な言葉で一括りするほ

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    2025年05月18日
  • 町の本屋はいかにしてつぶれてきたか

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    確かに昔近所にあった町の本屋はなくなっている。

    本書は出版業界の歴史や商慣行について解説しどうしてつぶれるような状況になっていったのかを書いている。
    思っていた以上にデータや過去の資料の話がでてきて重厚。

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    2025年05月03日
  • 町の本屋はいかにしてつぶれてきたか

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    書店でふと気になったものなんだけど、実は著者、”若者の読書離れ”の新書をものしたその方でした。同署では、実は読書への親和性は過去から現在にかけ、少なくとも落ちていないというものだったけど、本書も、一般に信じられている本屋減少の原因を、改めて問い直すものとなっている。ネット隆盛の時代だからとか、それこそ読書離れが進んでいるからとか、いかにもな理由が語られるけど、実はそれらはあまり関係がない、と。それ以前から、そもそもの商売形態として、書店は成り立っていない。他業種ではあり得ない薄利を、雑誌の隆盛やら、他業種との兼業やらでなんとかやり繰りしてきた歴史が明かされる。で、そのあたりでカバーしきれなくな

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    2025年04月30日
  • 読者ハ読ムナ(笑) ~いかにして藤田和日郎の新人アシスタントが漫画家になったか~

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    新人アシスタントとして、漫画家になるために。

    己が漫画家を目指す人、という状態で
    プロと編集者に話しかけられ続けてます。
    読んでいくと、どうしてそうなのか、どうなるのか、を
    考えさせられるのもありますが、納得するものも。
    己一人の脳内で完結していくとはいえ
    どこかしら下地がある。
    ならばその下地をどう作ってくか…。

    一歩一歩、漫画家になるために準備して考えて。
    目指さない人間が読んでも面白かったので
    目指している人にとって、いい内容かも、です。

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    2025年04月12日
  • 読者ハ読ムナ(笑) ~いかにして藤田和日郎の新人アシスタントが漫画家になったか~

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    この漫画家さんは、以前漫勉というテレビ番組でみて、面白いなぁと思って気になって読んでみた。漫画家目指してないけれど笑
    編集者さんってなんで漫画も描けないのに偉そうだなぁと思ったりしたけれどちゃんとお互い向き合うと漫画家だけでも編集者だけでも生み出せないヒットが出るんだなぁと実感。とはいえ絵も話も作り上げる漫画家さん、やっぱり週刊誌はハードすぎるなぁと思う。

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    2025年02月21日
  • 「若者の読書離れ」というウソ

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    「読書離れ」は実は起きていない、とうのは他の類似した本でも読んだことがあるので意外性はなかったのですが。著者のライトノベルの知識の深さにはおどろきました(笑)。

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    2024年11月01日
  • 「若者の読書離れ」というウソ

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    ・「子どもの本離れ」は80~90年代の現象であり、小中学生の書籍読書量は過去最高レベル
    ・高校生の平均読書冊数は70年代から横ばい
    ・高校生・大学生の不読率(約50%)や読書量は日本人(大人)の平均とほぼ同水準
    ・ネットやスマホの普及による変化は少ない
    ・読書量は環境よりも遺伝的要素に左右される
    意外といえば意外、納得といえば納得。学校読書調査などの分析から浮かび上がるのは、「昔も今も読む人は読むし、読まない人は読まない」というある意味身も蓋もない現実。後半では今の中高生が好む本の特徴や、なぜそれが好まれるかを具体的な書名や著者をあげて分析している。

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    2024年06月09日
  • 「若者の読書離れ」というウソ

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    興味深い。面白かった。
    昔と比べて、圧倒的にエンタメの量が増えているけど、読書量というのは1960.70年代と比べて、そう変わっていない。つまり読む人は読む、読まない人は読まない。読まないのではなく、読めない人が一定数いることも忘れてはならない。
    「TikTok売れ」なんて言葉もあるけど、実際に読まれているかは別問題。私もよく買うけど、積読しちゃうもん笑

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    2024年06月07日
  • 「若者の読書離れ」というウソ

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    高校生の書籍の不読率や書籍の読書冊数はほとんど変化はないらしい。

    学生の頃あれだけ流行っていたラノベが、こんなにも衰退していることには驚いた。

    やはりどんなことでも、伝えたい相手を明確にするのは大切なことなんだな。

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    2024年06月05日
  • 「若者の読書離れ」というウソ

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    書籍紹介サイトの内容から興味持ち、購入。

    言葉として若者の読書離れ、は叫ばれているが、あらためてデータを見ると小中学で上がり、高校からはそんなに変わらないというのが如実に見て取れる。 数字が上がらない理由についての著者の考察も、個人的に納得感あった。

    また今どきの学生が読んでいる本も、結構興味深い。3つの型、4つのパターンというのも、分類される上で納得感があった。

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    2024年05月17日
  • 「若者の読書離れ」というウソ

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    久しぶりの新書

    ずっと「若者は本を読まない」そう思っていたけれど、意外と読んでいるじゃん!というのが素直な感想です

    私自身がかなり本を読むほうなので、あまり読まないと聞くと寂しくなってしまうのですが…
    確かに朝読書の時間とかあるから読む時間は増えていますよね

    私自身、本であれば何でもいい!というスタンスなのでマンガだろうがケータイ小説だろうが読んでいるならいいと思ってしまいますが、それじゃダメな人もいるのかな?

    でもこの本を読んで、女子高生に自信をもってお勧めできる小説ができました笑

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    2024年05月06日
  • 「若者の読書離れ」というウソ

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    最近の若者は本離れしている説を数値データから解析。
    いつの時代も本を読む読まない大人の数はこの値に収束している、という一章が興味深かった。
    読書する、しないは環境より遺伝によると言えるだろう、の辺りはもう少し詳しく知りたいところ。
    月に7冊以上本を読む大人は3%だそうですよ。

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    2024年02月25日
  • 「若者の読書離れ」というウソ

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    中高生の読書に対する3大ニーズと4つの型

    1正負両方に感情を揺さぶる 

    2 思春期の自意識、反抗心、本音に訴える

    3 読む前から得られる感情がわかり、読みやすい

    である。これを効率的に満たすための「四つの型」が存在する。

    ①自意識+どんでん返し+真情爆発

    ②子どもが大人に勝つ

    ③デスゲーム、サバイバル、脱出ゲーム

    ①「余命もの(死亡確定ロマンス)」と「死者との再会・交流」

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    2024年01月30日
  • 「若者の読書離れ」というウソ

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    気になった部分しか読んでいないので偏った感想になります。
    若者の読書離れや、スマホの普及、本の印刷数が減っているという情報で勝手に若者は本を読まなくなっていると思っていました。昔と今ではあまり変わっていないという結論でしたが、依然として低い水準だと感じたので、本の魅力に多くの人が気づいてほしいです。
    若者がどのようなジャンルの本を読んでいるのかはあまり気になりませんでしたが、面白いと思いました。

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    2023年11月28日
  • 「若者の読書離れ」というウソ

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    「若者の本離れ」が進んでいるという人口に膾炙したイメージに対し、マクロデータをもとに、小中学生の平均読書冊数は近年V字回復しているといった若者の読書の実態を明らかにし、さらに、「学校読書調査」などで挙げられた中高生が好む本を著者が実際に網羅的に読み込むことで、近年の中高生がどんな本を読んでいるのかを分析。
    そして、中高生が本に求める「3大ニーズ」として、①正負両方の感情を揺さぶる、②思春期の自意識、反抗心、本音に訴える、③読む前から得られる感情がわかり、読みやすいを挙げ、それに応える人気の本の「4つの型」として、①自意識+どんでん返し+真情爆発、②子どもが大人に勝つ、③デスゲーム、サバイバル、

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    2023年11月16日
  • ウェブ小説の衝撃 ──ネット発ヒットコンテンツのしくみ

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    紙媒体の書籍は初期コストがかかり、作家育成やプロモーション能力をもたない版元に頼らざるをえない点でウェブ小説に劣後しているという論陣。紙媒体でインタビューをしてきた作者はよほど不愉快な思いをしたのか、メディア展開、二次創作がはかれるウェブコンテンツに日本サブカルの未来を見出したのか。iモード小説サイトであるベリーズカフェは2005年だが、小説家になろうサイト、ボカロ小説など既存の紙媒体に収まらないコンテンツ形式は2010年に日本でも発生している。電子書籍(ほとんど漫画)の売上も堅調だが、ウェブ漫画は韓国に追い抜かれているという各種メディアの概観が描かれるが、アニメ以外のサブカルメディアは停滞状

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    2023年06月10日
  • 人はアンドロイドになるために

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    SF。連作短編集。近未来。
    アンドロイドと、芸術・コミュニケーション・宗教・犯罪・宇宙など。
    著者はアンドロイドの研究者。
    物語として面白いかというと、正直微妙だが、作品を通しての問いかけは、鋭く、興味深い。

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    2021年03月04日
  • 読者ハ読ムナ(笑) ~いかにして藤田和日郎の新人アシスタントが漫画家になったか~

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    新人漫画家に語りかける構成で読みやすい。

    無口禁止!というのはいいなぁ。とにかく職場は明るく。コミュニケーション大事ってこと。

    これは対編集者も同じことで、藤田和日郎の仕事場から多くのプロ漫画家が輩出される理由がわかる。

    気になったのは以下。

    ・情念を込めて線を引きな
    ・感動するネームを描け 人の心が変わるもの
    ・主人公を立たせてそのあとで世界観をつくるのが少年漫画の基本
    ・なんで?を突き詰めるとキャラクターが立ってくる
    ・ストーリーは欠けてるものが満たす
    ・外に答えを探すな、内を見つめろ

    あと、映画『オーロラの彼方に』は想像以上のハッピーエンドらしい。

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    2018年08月22日