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Posted by ブクログ
子どもの読書量は遺伝的影響が反映される
大学生の不読率は高くなった
が、進学率が高くなったため昔は社会人になった層が大学生になったことが影響したか?
高校生以降、大人を含めた日本人の不読率は変化なし
2人に1人が本を読み、月に1、2冊程度
スマホが普及してからも、日本人の不読率は変わっていない、スマホと読書は関係ない
むしろ、小中学生の方が読書してる
官民あげて読書推進したため2000年代以降V字回復した
小学生は月13冊、中学生は月5冊
子ども時代の読書教育の効果はある程度あるが、遺伝と個別の環境の影響が大きい
高校生向けの読書推進
ラノベは読まれていない
ニーズをつかめなく、的外れな選書
当事者間で同年代向けにおすすめ本を選んでもらう
大人になっても読書習慣をつけることをゴールにする
Posted by ブクログ
『いま、子どもの本が売れる理由』も大変面白かったが、本書も興味深い内容ばかりで楽しく読んだ。中高生における読書の実態は、大人が想像しているような「スマホばかり触って全然本を読んでいないイメージ」とははるかに異なり、昔から傾向も含めそう変わっていないということがわかる。『星のカービィ』が中2男子に人気とは一瞬疑問に思ったが、著者の説明を読んで納得。ラノベが最早子ども向けではない事実に寂しさを覚えつつ、ジュニア文庫だけでなくもっと広義の子ども向け読書市場が活性化するといいと、本好きの大人は願う。『Re:ゼロ〜』と『ようこそ実力至上主義の教室へ』は是非読みたい。『キノの旅』も中学時代金銭的制約で読めなかったので読まねば。
Posted by ブクログ
「最近の若者はスマホばかりで、本を全く読まない」というお小言をよく耳にします。
しかし実はそんなことはないのです。特に「最近の若者は」という部分について。
本屋ではティーン向けのコーナーはしっかりとありますし、相変わらず夏休みの読書
感想文の課題をあてこんだ名作フェアは続いています。
データ上では、若者も大人も「読む人は読む」「読まない人は読まない」のです。
しかもマーケティング調査がしっかりしている現在では、どんな内容が若者にウケる
か明らかです。
出版社側も、そこに狙いを定めて次々と新作を供給しています。そこでは狙い通りの
売上は上げられているようです。若者が本を全く読まないという訳ではないのです。
つまり読まれるジャンルは偏っていますが、ティーン時代の読書が、その後の若者の
読書人の広がりに寄与していることは異論はなさそうです。
結局、電車でスマホを触っている人間は、年齢に関わらずスマホの無い時代に生きて
いたとしても、ボケーっと過ごしていたのでしょう。
若者の行動を嘆く前に、まずは大人が一冊でも多く本を読むべきであると思い知らさ
れる一冊です。
Posted by ブクログ
すごく勉強になるが、私が活用する局面はなさそう。知らない世界を紹介してくれる本なので楽しい。
表題に関係する、小中学生の読書量は減るどころか増えている(朝読の成果)という指摘には個人的には新鮮味は感じなかった。
ただし、そうやって最近の世代で読書量が増えているのに、年齢が上がるに従って旧世代と大差なくなるというのは面白い。
結局のところ読書になじめるのは一定数でそれは遺伝的に決まっている、という仮説の当否はともかく、朝読で若者たちに読書習慣を身につけさせた社会実験の結果なので重たいと思う。
…というような話は面白いけどヘッドラインを読めば済む話なので、本の評価がそんなに上がる要素ではない(私にとっては)。
この本のすごいところは、小中高生たちが好む本を読んで、そのパターンを抽出したところ。
21世紀になってから子どもたちの間で広く読まれてきた本を、私の代わりに読んで説明してくれるのがありがたい。
最近のヒット作の多くがその系統なんだけど、あんまり自分で読む気にならないのですよね(あえて具体名は出さないが本屋大賞の系統とか)。
一方で、太宰『人間失格』とか東野圭吾とかが、アダルトな(?)作品の中で特に子どもにも好かれる理由を推測しているのが、大人読者との接点になっている。
子どもたちに人気で映画の原作になろうが山田悠介とか読む気にならないよなあ、と思っていたのだが、今となっては彼も徐々に読まれなくなってきているとのこと。その理由は、ちょっと切なかった。
Posted by ブクログ
「若者の読書離れ」を否定している内容。思っていた内容とは全然違う本だったのだが、良い本だった。
読書離れの認否について、一冊丸ごと書き綴ってるのかなと思いきや、2/3はハイティーンがどのような本を読んでいるかの紹介っていうのも意外。
行動遺伝学の研究によれば、人間のさまざまな好みや能力は、大抵の場合、遺伝が5割と言われている。本好きになるかどうかも、生まれつきの遺伝で半分は決まっている。遺伝的に文字・読書に興味を持てない、持たない人にいくら本のある生活を与えても、興味を持つようにはならない。
そして、子供の「読書量」は、子供自身の「遺伝的影響」のみが反映された結果となっている。親が子どもに行なった(読書に親しむようにと行なった)働きかけも、ハイティーンになる頃には影響を及ばさないことがわかっている。
つまり、子どもが小さいうちは親の影響で本を読むけど、ハイティーンになると、読むか読まないかが遺伝で決まる。
日本全体の不読率はここ10年以上、50%弱で推移。ほとんど変化はない。この間にスマホ普及率は4.4%から74.3%になっているが、不読率は変わらないまま。スマホがあるから読書しなくなったはまずウソ。
大学生を対象とした研究でも、読書習慣の有無とスマホ利用時間にほぼ相関なし。
高校生の読書冊数についても、10年以上も変化がないことが明らかになっている。環境よりも遺伝の影響が大きいという前提に立てば当然ではある。むしろ、読書以外の選択肢が増えても、2人に1人は本を読むことを選択し続けている。「昔の高校生はよく本を読んでいた」も幻想。
ネットやスマホに代替されてプレゼンスを下げたのは即時性やビジュアル的な要素が強い雑誌。
では、最終的には遺伝が左右するのであれば、読書教育は意味がないのか。答えはもちろんNOだが。
いくら遺伝的素養を持っていたとしても、本を見たこともない人が本を読むことはない。
遺伝的に本を読む素養を持っていた人まで放置しておくと、本に親しむ機会が失われる。基礎的な国語力の向上にも差し障りが生じるかも。語彙力も調べ物リテラシーも身につかない。遺伝的要素があるかどうかはわからないのだから、機会の均等化は必要だ。
Posted by ブクログ
・「若者は本を読まない」「今の人は読書量が減っている」、世間で持たれがちなこれらの認識について、
>①本当に若者の読書量が減っているのか?
>②実際にはどんな本を読んでいるのか?
>③何故それらを読んでいるのか?
>④より本を読んでもらうにはどうすればよいか?
等の問いに定量データと定性分析で回答を試みる
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・①
若者の読む本の量は殆ど変化していない。むしろ小中学生の読書量は過去最高レベルに増えている。高校生の不読率も改善され、70年代以降月2冊未満で横ばい。大学生の不読率は増えているが、これは大学入学者の幅が増加した為と推察される
明らかに減ったのは、雑誌の読書量
大人になればいずれにせよ1/2は本を読まない。本来本を読める読めないの半分は先天的に決まっている可能性。読めない人は読めないし読まない
・②
1.正負両方に感情を揺さぶる
2.思春期の自意識、反抗心、本音に訴える
3.読む前から内容が想像出来る、本が読まれる
・③
1.受験、勉強+エンタメ
2.脱競争、身近な実例
3.恋愛、人生のエモいポエム、を求める
・④
1.10代が読みたい本を軸に公民それぞれの施策を組み直す
2.雑誌を伸ばす
3.「子供が読みたい本」を軸に考える
4.親の「読んでほしい」=「子供の読みたい本」ではない、を理解
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・王様ゲーム、カービィ、空想科学読本、まで取り上げられるとは思わなかった
・飯田一史さんの姿勢は、定量データに基づいていて説得力があり、現場を深く理解しようとする真摯さも両立していて、本当にプロとして凄いと思う。業界は違えど学びが大きい
•個人的に、三宅香帆さんと対談してほしい。別の本で「ナゼハタ」を痛烈批判していたが、読書を広めたいという目標は同じはずなので。アプローチの違い
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