飯田一史のレビュー一覧
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「動画? なにそれ、おいしいの?」と、子どものしゃべりをそのままコピってただけの私にとっては、役立つ本でした。
各論者の関心・ターゲットも、対象に切り込むスタイルも違うのに、どこかでつながってる感じがするのは、私の気のせいではないかもしれない。
特に面白かったのは、視聴者を分析して「望み通り」の映...続きを読むPosted by ブクログ -
書籍紹介サイトの内容から興味持ち、購入。
言葉として若者の読書離れ、は叫ばれているが、あらためてデータを見ると小中学で上がり、高校からはそんなに変わらないというのが如実に見て取れる。 数字が上がらない理由についての著者の考察も、個人的に納得感あった。
また今どきの学生が読んでいる本も、結構興味深...続きを読むPosted by ブクログ -
久しぶりの新書
ずっと「若者は本を読まない」そう思っていたけれど、意外と読んでいるじゃん!というのが素直な感想です
私自身がかなり本を読むほうなので、あまり読まないと聞くと寂しくなってしまうのですが…
確かに朝読書の時間とかあるから読む時間は増えていますよね
私自身、本であれば何でもいい!とい...続きを読むPosted by ブクログ -
最近の若者は本離れしている説を数値データから解析。
いつの時代も本を読む読まない大人の数はこの値に収束している、という一章が興味深かった。
読書する、しないは環境より遺伝によると言えるだろう、の辺りはもう少し詳しく知りたいところ。
月に7冊以上本を読む大人は3%だそうですよ。Posted by ブクログ -
中高生の読書に対する3大ニーズと4つの型
1正負両方に感情を揺さぶる
2 思春期の自意識、反抗心、本音に訴える
3 読む前から得られる感情がわかり、読みやすい
である。これを効率的に満たすための「四つの型」が存在する。
①自意識+どんでん返し+真情爆発
②子どもが大人に勝つ
③デスゲ...続きを読むPosted by ブクログ -
気になった部分しか読んでいないので偏った感想になります。
若者の読書離れや、スマホの普及、本の印刷数が減っているという情報で勝手に若者は本を読まなくなっていると思っていました。昔と今ではあまり変わっていないという結論でしたが、依然として低い水準だと感じたので、本の魅力に多くの人が気づいてほしいです...続きを読むPosted by ブクログ -
「若者の本離れ」が進んでいるという人口に膾炙したイメージに対し、マクロデータをもとに、小中学生の平均読書冊数は近年V字回復しているといった若者の読書の実態を明らかにし、さらに、「学校読書調査」などで挙げられた中高生が好む本を著者が実際に網羅的に読み込むことで、近年の中高生がどんな本を読んでいるのかを...続きを読むPosted by ブクログ
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読書に関して、「若者」=「読書離れ」の図式が、久しく言われているが本当なのか?という点からデータからその図式に反論を述べている新書。本好きからは、見えにくい点で面白く読める。特に「ラノベ」という一世を風靡したジャンルは、若者を切り捨てその上の世代にシフトしていった点は、「成程」と思った。Posted by ブクログ
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タイトル通り、若者(小学校~高校生)が本を読まなくなったというのは、いつの間にかそういう意見が世の中に罷り通っていただけで、実際はそうではないという話。
私は漠然と「今の子は本は読まない」と思っていたのだが、やっぱり信頼出来る統計でないと、正確な認識はできないのだな。今後は、誰かの意見を鵜呑みにす...続きを読むPosted by ブクログ -
色々参考になったな。児童文庫の人気レーベルや、若者が読む本には型がある話。なるほどなあと思った。大人になって読書をする人はベースが作られてないと新規で増やすのは難しいようだし。若者で読む枠に入る人は増えてる部分を大切にして、大人になっても読む方へ育てられたら1番なのかなと思った。Posted by ブクログ
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平均的な中高生の本の世界と本好きの大人の本の世界は全然違うから、本好きの大人が読んで欲しい「良書」を押し付けるのは双方不幸という結びにどきっとした。たしかに本書を読んでろくなもの読んでないなと思っちゃったけど、そもそも大人だって読書全然してないしろくなもの読んでないんだし。
本好きでかつそれなりに骨...続きを読むPosted by ブクログ -
紙媒体の書籍は初期コストがかかり、作家育成やプロモーション能力をもたない版元に頼らざるをえない点でウェブ小説に劣後しているという論陣。紙媒体でインタビューをしてきた作者はよほど不愉快な思いをしたのか、メディア展開、二次創作がはかれるウェブコンテンツに日本サブカルの未来を見出したのか。iモード小説サイ...続きを読むPosted by ブクログ
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SF。連作短編集。近未来。
アンドロイドと、芸術・コミュニケーション・宗教・犯罪・宇宙など。
著者はアンドロイドの研究者。
物語として面白いかというと、正直微妙だが、作品を通しての問いかけは、鋭く、興味深い。Posted by ブクログ -
新人漫画家に語りかける構成で読みやすい。
無口禁止!というのはいいなぁ。とにかく職場は明るく。コミュニケーション大事ってこと。
これは対編集者も同じことで、藤田和日郎の仕事場から多くのプロ漫画家が輩出される理由がわかる。
気になったのは以下。
・情念を込めて線を引きな
・感動するネームを描け...続きを読むPosted by ブクログ -
会話形式で簡単に読めるが、大事なところも読み飛ばしてしまいそうになるのが欠点。もう少し要約をつけるなりしてもよかったのでは。Posted by ブクログ
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Web小説なる物が、一部で勃興し、それが隆盛をきわめつつある、あるいは既存の出版文化を凌駕しつつあるという指摘にまずもって驚きを隠せない、というところが正直なところだ。
いわゆる本好きや文芸愛好家にとっては、耳の痛い指摘が多く、かつデータを駆使しての説得力のある論理展開となっており、ヒットした作品へ...続きを読むPosted by ブクログ