飯田一史のレビュー一覧

  • 町の本屋はいかにしてつぶれてきたか

    Posted by ブクログ

    かなりの労作でないか。
    今まで自分が思っていた「書店を取り巻く環境」がいかに間違っていたのか気付かされる。
    ・本屋はふらっと寄る場所から本好きがわざわざ行く場所に変わってしまった。
    ・意外な位、本屋に通っている人がいる。週1回以上で75%、え?本当。本屋に来ている人へのアンケートだからか、こんなものか。
    ・町の本屋は最盛期の90年代でもつぶれていた。
    ・昔から兼業している本屋が多かった。それでないと経営的に無理だった。
    ・無書店の町村は昔からあった。
    ・本屋がつぶれた原因は、ネットやスマホのせいではない。
    ・昔から読書率も不読率は変わっていない。
    ・不読者、読書をしなくなったから本屋がつぶれた

    0
    2025年08月31日
  • 町の本屋はいかにしてつぶれてきたか

    Posted by ブクログ

     出版業界の流れが明確にわかり、絶望的な状況を突き付ける。希望はあるのか?だが、本書は何か絶望なのか、どのような構造なのか?を明確にしてくれることで、この五里霧中の状態をある程度晴らしてくれている。その中に希望の光を見つけるしかないかもしれない。
     様々な業界や小売が同じような状況に置かれていることは容易に想像できる。出版業界に限らず、社会の一部として、物の売り買いをして生活をしている者へ、この本書をお勧めしたい。

    0
    2025年08月17日
  • 町の本屋はいかにしてつぶれてきたか

    Posted by ブクログ

     本書のタイトルについて
    「つぶれる」という言葉は強い。当の書店から反発が起こり、売りづらくなるのではとの懸念から「消える」「なくなる」のような比較的穏当な言い方に変えられないかと何度も平凡社の編集、営業の方々から提案された。(まえがき より)

     企画を引き受けた時点で、会社として相当な覚悟があったはずなのに、横槍を入れてくる社員がいるのすごいよな…
     この人たち、何がしたくて出版社に入ったのだろう?


     「書店の経営は大変だろうな」とは常々思っていたけど、昔から赤字体質だったとは…
     厳しい状況下でもがんばってくれていた「つぶれてしまった」書店の皆さまに改めて感謝

    0
    2025年06月30日
  • 町の本屋はいかにしてつぶれてきたか

    Posted by ブクログ

    力作。
    書店の経営が厳しいのは今に始まったわけではない。
    利益を得るために価格アップではなく販売増を選んだ出版社、それを後押しした取次。

    0
    2025年06月21日
  • 町の本屋はいかにしてつぶれてきたか

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    町の本屋が減少してきて久しいが、これは業界全体に根本原因があるのが大きいと思う。時代の変化に伴うネット通販の拡大も一因でもあるが。本との一期一会を楽しみにして書店へ通う読書好きもいれば、ネット欲しい本のみセレクトする人も。私は書店での出会いを楽しみに大型書店へ足を運びます。

    0
    2025年06月14日
  • 「若者の読書離れ」というウソ

    Posted by ブクログ

    まず初めに、著者は子どもの読書離れが誤りだと主張する。その後、それを裏付けるデータをもとに、従来の見方がウソだという。ただし、本書で読書は家庭環境よりも遺伝要素に左右されやすく、テクノロジーの進展や教育でも限界があると指摘する。それもあって、読書離れという現象を不自然ではないという。またTikTok等のショート動画のおかげで、新規層の読者を獲得したといわれるが、ショート動画で紹介される小説の多くは受賞歴のある、または過去に話題となった作品ばかりで、新奇のタイトルは紹介されない。

    0
    2025年05月25日
  • 「若者の読書離れ」というウソ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    雑誌離れは進んでいるものの、90年代よりも今の中高生の方が書記を読んでいる。

    TikTok売れは、新規のタイトルが突然売れたわけではなく、すでに定評のあった作品が再度注目を浴びたもので、加えて、中高生全体の読書量を押し上げたとは言えない。

    石田光規(2021)『友人の社会史』「地縁・血縁や企業共同体の希薄化に伴い、人間関係の流動性が上昇した結果、日本の若者は80年代ころから何でも打ち明けられる「親友」を持てなくなってきている。」「60年代までの農村社会における切っても切れない関係と異なり、現代においては友人関係は自ら「選択」して築き、維持するものに代わっているため、本音の吐露や激情を交わし

    0
    2025年01月05日
  • 「若者の読書離れ」というウソ

    Posted by ブクログ

    自分自身、タイトル通りのイメージを持っていた(「今どきの学生はSNSやゲームが豊富だから、読書に時間を費やしてなさそうだな~」みたいな)。
    本書ではそういった漠然とした偏見を、学校読書調査のデータを紐解きながら正していってくれた。
    「60年代から平均読書冊数や不読率はほぼ変わらんよ」とか「00年以降の小中学生は朝読とかの取り組みでむしろ改善されてるよ」とか「雑誌は確かに読まれなくなってるけど、書籍はそんなことないよ」とか…。

    あと、「本読む人、読まない人は遺伝子レベルで決まってて、読まない遺伝子の人は本に囲まれて育っても読まない」というのも意外性があった。他書籍だが「ビジュアル・シンカーの脳

    0
    2024年09月08日
  • 「若者の読書離れ」というウソ

    Posted by ブクログ

    書籍に関わる仕事の人はもれなく全員読んだ方が良い本。
    最近の若者は本を読まない…本を読まない子供が増えてる…スマホやSNSの普及で読書人口が減った…等々、たくさん言われているし自分も実際そう思っていたが、本書はデータを基に「子供の読書率はあがり、大人の2人に1人は本を読まない」と結論付けていて衝撃だった。そもそも、本を読める読まないに関しては遺伝の影響によるところが大きいとのこと。※ただし、雑誌の不読率は上がっている。

    また、実際中高生に読まれている本から、中高生が好むニーズや型にも言及されていて納得感がすごい。ちなみに調べたのか元々ご存知だったのかはわからないが、オタク文化への理解が深く、

    0
    2024年08月17日
  • 「若者の読書離れ」というウソ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2024年時点で、32歳なので、Z世代はひとまわり離れた世代。どういった書籍を読んでいるかの知見が広がりました。
    この作者の偉いところは、「中高生が好む本を実際に網羅的に呼んで分析する」という方法を選択したところだと思います。
    即座に自信で言ってる通り、主観にはなってしまうかもしれないけど、単なるデータをお出しされたよりは、読み物として面白いし、どんな本か実感を持って受け取れます。
    だから、読まれる本の「四つの型」「三大ニーズ」というのを、示すことができたのでしょうし。

    ①自意識+どんでん返し+真情爆発
    ②子どもが大人に勝つ
    ③デスゲーム、サバイバル、脱出ゲーム
    ④「余命もの(死亡確定ロマン

    0
    2024年06月23日
  • 「若者の読書離れ」というウソ

    Posted by ブクログ

    本書のタイトルを見てドキッとした人は多いのではなかろうか。
    本書では統計などのデータをもとに分析し、若者が読書離れしているわけではないことを説得力を持って示している。
    恥ずかしながら自分も段々とみんな本を読まなくなっているのではないかと思っていただけに、認識を改める機会が持ててとても良かった。

    私は自分自身が中高生時代に読んでいたのが9割以上ファンタジー児童書だったため、本書で紹介されている数々の本のほとんどを、耳にしたことはあれど読んだことはなかった。一部は大人になってから読んだ。

    大人になり、若者と接すること自体が極端に減ってしまいはしたが、若者を理解する上で、彼らがどのような本を読み

    0
    2024年05月21日
  • 「若者の読書離れ」というウソ

    Posted by ブクログ

    この20年間で小中学生の平均読書冊数はV字回復したが、「若者は本を読まない」と当たり前のように語られている。各種データから中高生のニーズや人気の本の型を提示し、若者の読書についての思い込みを打ち破る。

    なかなか面白かった。
    読書離れは進んでないし、大人のほうが読んでいない。
    その中で我が家は読んでいるほうかも。

    0
    2024年05月05日
  • 「若者の読書離れ」というウソ

    Posted by ブクログ

    データや世の中の風潮的には書かれている通り。
    不読率は下がっているのに、読書離れという思い込みが独り歩きしている。

    でもその事実とは別に、現場の感覚とは少しズレも感じる。

    0
    2024年08月05日
  • 「若者の読書離れ」というウソ

    Posted by ブクログ

    若者の読書離れが叫ばれるようになって久しいが、統計データを引用しながらその実態の如何に迫る本。

    以下覚書
    ・若者の読書離れは言うほど進んでいない
    ・小学生は中高生よりも読書をしている
    ・社会人に限れば、二人に一人が読書している
    ・雑誌に限って言えば、若者の読書離れが進んでいる
    ・行政による読書推進活動により、邦国における読書率は隣国に比べて見劣りしているわけではない
    ・若者が読みたい本と親世代が若者(子ども)に読んでもらいたい本には相違がある
    ・読書推進活動をすれば、読書率が上がるわけではない。読書の習慣は半分遺伝で決まる

    0
    2023年11月04日
  • 「若者の読書離れ」というウソ

    Posted by ブクログ

    この20年間で、議員の尽力や文科省の方針転換や法整備などの効果により、小中学生の平均読書冊数はV字回復した。高校生は変化はないが、大人が読んで欲しい本は読まい傾向があるようである。
    大学生や大人の不読率は伸びているが、遺伝的な問題もあるので仕方ない。
    本の回りにいる大人たちは、もっと気を楽にして、現状を続けていけば良いのではないかと思った。

    0
    2023年10月24日
  • 「若者の読書離れ」というウソ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     以前、「トレビアの泉」というTV番組がありましたが、そこにあった「へぇ~」ボタンをバシバシ叩きたくなる内容です。

    「若者」と言っても、主に10代を軸に書かれていますが、①小中学生の読書率・平均読書冊数は2000年以降V字回復(児童書は一人当り販売額はほぼ倍増)、②日本人の半分が本を読み(平均月1~2冊、一日30分程度)、長期間この傾向は変わっていない、③但し、「雑誌」は減少傾向に歯止めがかからず伸びしろがある、ということにつき、グラフを交えてデータで検証しています。特に、「子どもの読書量に関して、本棚や蔵書などの環境要因からの影響は確認できず、遺伝的影響だけが『影響あり』と統計的に見なされ

    0
    2023年10月11日
  • 読者ハ読ムナ(笑) ~いかにして藤田和日郎の新人アシスタントが漫画家になったか~

    Posted by ブクログ

    藤田和日郎、新人アシスタント育成術を語る!
    という歌い文句が帯にあります。

    ビジネス書のような煽りですが、育成術というより漫画に対してこういう風に感じて書いています!という決意表明みたいなものかな。そこまで大上段に振りかぶっていないようにフォローしてますが。

    とはいえ、新人や後輩に仕事を教える時にこういう言い方したいなぁ、と思うことも多々あり。ブレないことだよね、教える際に。それが一番難しいんだよなぁ。
    こちらとしてはブレていないのだけど、受け取る方が矛盾を感じてしまう言い方になってしまっているんだよなぁ。
    担当の武者さんに言われたこと、それを噛み砕いて伝える藤田和日郎さんがいるというのは

    0
    2021年03月22日
  • いま、子どもの本が売れる理由

    Posted by ブクログ

    子どもに大人気のおしり探偵、サバイバルを知っていますか?
    戦後子どもたちはどんな本を読んできたのか。ありそうでなかった本に関する本。

    0
    2020年07月29日
  • 読者ハ読ムナ(笑) ~いかにして藤田和日郎の新人アシスタントが漫画家になったか~

    Posted by ブクログ

    『うしおととら』などを代表作として持つ漫画家、藤田和日郎氏が漫画家としての大切なことを語ります。漫画家にとってまず大事なのはコミュニケーションをしっかり取ること、好奇心を持つこと、編集者に言われた助言を自分の頭で噛み砕き考えて血肉に変えること、自分の「好き」を追求すること、そのためには精緻に言語化すること。そういった内容を読み手に優しく語りかけ、諭すような語り口調で綴られています。これは漫画家に限らず職業一般に通じると思います。特に本書の最後のほうに書かれている「オリジナリティ = 好き」はとても大事。著者の新人に対する愛情を感じました。良書です。

    0
    2017年06月14日
  • ウェブ小説の衝撃 ──ネット発ヒットコンテンツのしくみ

    Posted by ブクログ

    ウェブ小説、と言うジャンルが確定して久しいが、このジャンルに属する小説が、なぜ売れるのか。
    そして、ウェブ小説のプラットフォームを、なぜ出版社が作ってこなかったのか。
    そう言う側面からの指摘、解説である。

    たしかに、紙のメディアとネットのメディア、これを混同する(混在させる?)事はほとんど無かったと言っていい。
    なぜなら、ユーザーが別々に存在すると信じられていたから。
    また、ウェブ小説のプラットフォームがあれば、『誰でも』書き手の側に回ることが出来るようになるということなど、が書かれている。

    0
    2017年06月09日