中川李枝子のレビュー一覧
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幼年向けの動物物語だけど、子どもに遠慮してない。
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「やつら、まとめて、むし焼きとしよう。」と、イタチはつぶやきました。というのは、ひとりぐらしの者がよくそうするように、イタチは、いつもひとりごとをいっていたからです。
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なんて、するどい描写がちょいちょいあって、にやりとさせられる。
ラビットは、ヘンゼルとグレーテル方式でイタチをやっつけるんだけど、これもなかなか臨場感があって生々しいですしね。
巻末の石井桃子さんによる解説を読んで、アトリーが、大人になってから大きな苦しみを味わったことを知った。それやこれやすべてを乗り越えた上で書いている物語だから、一見おだやかな癒やしに満ちているように見えても、いろいろなものを内包しているんだろうなあ。 -
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「ぐりとぐら」の作者中川さんの保育園創設のお話から、創作エピソード、子育ての悩みに対するQ&Aなど…本と子供、子育てについて、優しくエールを届けてくれる。
中川さんの言葉はまっすぐで、はっきりしているにも関わらず、厳しさや押し付けがましさがなく、読んでいて心地よく、温かい。
私にとってお母さんとしての自分の自信回復本。
保育園の先生としてのお話は、自分に見えない息子の話を聞いているようで、面白くもあり勉強にもなった。意識が変わった。
子どもはお母さんが大好きなんだなー。
迷ったら児童文学のお母さんを訪ねよう。「小さい牛追い」などたくさん読んでみたくなった。
そして、毎晩息子に本を読もうと改めて思った。 -
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森に暮らす働きもののグレイ・ラビットとその仲間たちの物語。
どの登場人物(動物)たちもそれぞれがいきいきと描かれ、お話の展開もテンポもよく、なるほど面白い。
幼年文学の傑作といわれ、後書きで訳者の石井桃子さんもつくづく述べているように、やはり、アリソン・アトリーの力量が見事。
実は、大人になってから、このお話を読んでみたいと思っていたのは、瀬田貞二さんが著書の『幼い子の文学』(中公新書)の中で、このグレイ・ラビットを抄訳し、紹介されていたのを読んだからである。勿論、アトリーのお話のうまさを絶賛されていたが、何より、作品にひきこまれる魅力があった。
そして、文庫を手にして満足。森の様子や、家を構えて住んでいるグレイ・ラビットの暮らしもまた楽しめる内容だったのですね。 -
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世の中にはとっても有名なうさぎが何匹もいるわけですが、KiKi にとって最も馴染みの深いうさぎちゃんは月に住んで餅つきに励んでいるうさぎちゃん。 2番目がこの物語の主人公のグレイ・ラビット。 そして3番目にようやく顔を出すのが、ピーター・ラビットです。 イマドキの女性なら恐らく順番は逆(しかも月に住む餅つきウサギはランクインすら果たさないかもしれない ^^;)だと思うのですが、KiKi 自身がピーター・ラビットに出会ったのはかなり遅かったんですよね~。 動物を擬人化した物語っていうのは「何歳の時にその物語に出会ったのか?」が結構キーになって親しみ具合が変わってくると思うんですよ。 ピーター・ラビットが最初に世に出たのが1902年だったのに対し、こちらのグレイ・ラビットが世に出たのは1929~1932年ということなので、ピーター・ラビットに先に出会っていてもちっともおかしくなかったはず・・・・・ではあるのですが、たまたま KiKi の場合はグレイ・ラビットに先に出会ってしまった故のランキングということでしょうか?
大人になって多くの物語と接した後でこの物語を再読してみると、もう一匹の超有名ウサギ;ピーター・ラビットとの類似点やらその他多くの童話集のモチーフとの類似点にどうしても気がついてしまい、「何となくオリジナリティには欠ける作品だったんだなぁ・・・・」という感想を持ってしまうんだけど、それでも逆にA.アトリーならではの美しい自然描写、美しいだけではない自然描写はやっぱり際立っているなぁとも感じるわけで、ちょっと複雑な気分です。
(全文はブログにて) -
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『ぐりとぐら』は小さい時から知っているのになかなか今まで絵本作家についてやその人の人生について知ろうとしてなかった。
今回読書会という機会があったからこそ出会えたすごく良い本。
まず、中川さんのお母さんの子どもに対する姿勢が新鮮だった。呼び捨てではなく「さん付け」で呼び、一対一の関係を大切にしていたそう。
そして、中川さんのパートナーや子どもに対する姿勢も素敵だと思った。「ふつう」のことであるはずだけど、やはり境界線を大事に、そして相手を自分とは違う他者として尊重する姿勢は私も身に付けたい。
中川さんはやはり戦争を経験したことが大きいのだなと感じた。「戦争を知らないこれからの人へ」でも書かれている内容も良かった。
解説も読んでてかなり共感をした。特に「子ども好き」について、私も正直むしろ苦手だと思っていたが、この本と解説を読んでもう少し向き合ってみるのもありなのでは?と思えた。 -
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アンネの事は昔から知っていたものの、どういう日記を残されていたかは知らなかったため読んでみました。
アンネの童話では、外に出ることが難しいなか外に出ることの憧れで様々な話が出てきているのではないかと記者のあとがきで知り、少女らしい童話だと思いながら読んでいましたが複雑な気持ちになりました。
映画スターの夢という話で、まさかの登場人物みな実在人物でアンネにも有名な方への憧れがあったりされてたみたいで1人の人間なのだと実感しました。だけれどアンネがこの時の夢での話で17歳のアンネとして語っていましたが、その年齢になることもなく亡くなられてるのに非常に切なく思います。
この、苦しい中でも書き続けたアンネの日記が世界中に知れ渡ったのは救いです。 -
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ネタバレ2025年大晦日、ゆっくり読めてよかった。
佐々木先生の言葉や願いを久々に知れてよかった。
来年の大晦日ももし読んだら、
反省より「よかった」と思える自分でいたい。
★引用 一部変更(心に残った言葉)
●子どもをうちに閉じ込めないで
生活の場で親が示すしかない。
佐々木正美先生 子どもへのまなざしより
「社会は人間の力で成り立っているのですから、
人を頼り、人に頼られ、人の間にして人になるのだ」
例えば障害があって不自由でもどんどん町中に出て、
みなに手伝ってもらい、良好な人間関係を持ちながら
快適な生活をしていくこと。これは決して人に迷惑を
かけることにはならないでしょう。
お互いさまです。子どもの時代からそういう社会で育ってほしい。
それが自然で当たり前のことになってほしい。
そのなかで、自分は本当に大事な存在であり、自分以外
の人も皆大切な存在なのだということを子どもなりに
おぼえます。それは口で教えるより、生活の場で親が
示すしかないと思います。
私の全盲の友だちは、お隣の三つの女の子と仲良しです。(信頼しあっている関係=手を引くのが大人よりずっと上手)大人は申し訳ないくらい気を使って一生懸命やってくれるけれど、その子はおばしゃんは目が峰内ことを当たり前に受け入れています。
●わが子もにくたらしいところがありました
息子とは毎日けんかの時期もありました。
私は私、子どもは子ども。一人の個人として
付き合うことも必要。無理して子どもに合わせることはありません。
●子どもとつきあうには石頭ではだめ
子どもに負けない、自由で軟らかな頭が必要。
ユーモアのセンスも欠かせない、体力もエネルギーもいる、もし向こうがこちらにとんでもない話を投げかけてきたら、私はさらに想像力を加えて投げ返す。でも、むきになりすぎて相手を怒らせることもあり、謝ったり恥入ったり、しょっちゅう反省していました。
●おわりに
子育ての中の余裕のなさというものも
貴重で幸せな緊張感だったと思います。
当時はそれだけの体力も気力もあり、
そして母がどうであれ、子どもは猛烈に
成長していたのです。 -
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中川李枝子さんが勤めていた保育園の子どもたち。
積み木を独り占めする子
みんなより上をいきたい子
側から見たら困った子に見えるけど、子どもたちの中ではそれも遊びに変換することができる。
子どもと子どもが繋がる瞬間は、たくさんあることがわかった。
それならば、大人と子どもはもっと繋がれるはず。
今はスマホやテレビで何でも調べることができるが、目の前の子どもを私たち大人が見て、得た知識から判断をしないといけない。
自分たち大人が音楽、絵本、芸術を楽しんでいれば、子どもが触れ合う入り口にもなる。
一概にスマホなどの発展がいけないとは言えないが、スマホと1対1の時間と、子どもと大人の1対1の時間どちらを大切にしたらいいのか考えないといけないと思った。
子どもが産まれた時点で家庭教育は始まってるという言葉を重荷と思わず、楽しみながら育児をしていきたい!