中川李枝子のレビュー一覧

  • グレイ・ラビットのおはなし

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    たださんの本棚で見つけました。

    古典的(と言っていいのかしら?)な児童書です。
    翻訳が、なんと贅沢な!石井桃子さん、中川利枝子さんではありませんか!

    森の暮らし、小さな家で暮らす三匹(人)のつつましく
    あたたかな様子。
    森の情景にはうっとりとなります。

    でも、グレイ・ラビットには「がんばりすぎよー!」って声をかけたくなります。

    4話のお話しに拍手を送ります。

    岩波少年文庫は、大切にしたいですよね。
    あまり売れていないのかしら?
    婆さんは心配です。

    ≪ とりかえた しっぽは友の しあわせを ≫

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    2023年05月23日
  • グレイ・ラビットのおはなし

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    表紙からも分かるとおり、服を着た動物たちが自然豊かな地で人間のように暮らす物語に、当初はシルバニアファミリーを連想させたが、内容は決して楽しさだけでは無い現実世界の厳しさも感じられて、共に生きていく事の大切さを教えてくれた児童文学作品(1929~1932年)です。

    灰色うさぎの「グレイ・ラビット」は、森の外れの小さな家に、野ウサギの「ヘア」と、リスの「スキレル」と一緒に暮らしているが、家事はグレイ・ラビットに任せきりで、他の二人はほぼ何もせずにダラダラしているだけ。

    それでも、元来動くことが好きなグレイ・ラビットは気にせずに仕事を続ける中、我が儘だけはよく出てくる二人の頼みに応じる内に、と

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    2023年05月06日
  • 子どもはみんな問題児。

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    いやいやえんの制作秘話など載ってて興味深かった。多少今の時代にそぐわないこともあるけど、わかるとこだけうんうんって頷きながら読めばいいかなと。

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    2023年04月16日
  • ママ、もっと自信をもって

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    中川李枝子さんの子育て論、子どもへのまなざしが大好きなのでいろいろ読んでます。
    読むと子どもを抱きしめたくなります。
    いつもこういう気持ちでいたいよねー。

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    2023年04月08日
  • 子どもはみんな問題児。

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    ネタバレ

    疲れてるママでも読みやすいくらい一つ一つの話について簡潔に短くかかれてて保育士歴17年のベテランさすがと思った。

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    2023年03月30日
  • 本・子ども・絵本

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    本が子どもにとってどれだけ心のよりどころになるか、想像力を育てるか、遊びの工夫に力を貸してくれるかが良く分かりました。
    大人は絵を見て絵本を選んだりもするけれど、子どもにとっては絵柄ではなく、内容が大事なんだとも思いました。
    確かに昔から読み継がれている本は、大人の今になって読んでも面白いと感じるものが多いです。
    子どもの世界(社会)についても語られていて、ほのぼのとした気持ちになります。
    様々な絵本も紹介されていて、まだまだ知らない本もたくさんあり、これらを手に取る日が楽しみです。

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    2022年05月07日
  • ママ、もっと自信をもって

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    おはなし絵本を書くヒントになればと読む。作家として、保育士経験者として、母としての3つの立場から、世の悩める母たちへ語りかける。書き手よりも、世のママたち向けの本ではあるが、中川さんが保育園の劇の練習で童話を書く力を養ったという話が興味深い。子どもに向けたお話は、「面白く、はっきりと、わかりよく」書くこと。お話が一本の線になっていないと、子どもはセリフを覚えられない。心理描写はだめ。セリフと行動で進めるのが鉄則。とのこと。

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    2022年01月14日
  • グレイ・ラビットのおはなし

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    小さな動物たちのくらしをのぞいてみよう。

    働きもののグレイラビットは、森のはずれの小さい家に、野ウサギのスキレルやリスのヘアとすんでいます。

    小川からやかんいっぱいに水をくんだり、ヒナギクの花でお茶を作ったり、木の実やスイカズラのジャムを食べたりしておだやかにくらしています。

    でも、ある日、グレイラビットがにんじんのタネを手に入れるため、町へ出かけている間に、スキレルとヘアがイタチにさらわれて……。

    美しい自然の中で暮らす小さな動物たちの様子はとても楽しい。でもきけんもいっぱいでハラハラ!

    物知りのフクロウや、器用なもぐら、年寄りのヒキガエル、牛乳屋のハリネズミたちもかつやくしますよ

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    2021年12月17日
  • グレイ・ラビットのおはなし

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    一話目は露骨に主婦のジェンダー問題が抉られている。子どものためのお話しとして微笑ましく、よく書けている。

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    2021年09月29日
  • ママ、もっと自信をもって

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    「ぐりとぐら」の著者である中川李枝子さんの著者。

    幼少期から深く本に関わり、保育士でもあった中川さんの視点から、保育において何が大切なのか、そしていかに「こどもがお母さんを好きか」を温かい眼差しで語られています。

    我が子の、ちょっと困ったところや、心配な事も、中川さんの視点を借りれば「それってとっても素敵!面白いじゃない。」と思えるから不思議。

    子どもが好きな絵本には、理由がある。
    我が家の子どもは、中川李枝子さんの絵本はどれも好きでよく読みますが、やっぱり「子ども心の栄養になること」をきちんと考えて描かれているのが、この書籍を読んでよく分かりました。

    この頃は、「売れればいい」と親に

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    2020年02月15日
  • 本・子ども・絵本

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    中川さんを本好き仲間、保育者仲間のように感じながら読むことができる贅沢さ。
    この時代にこの保育をしてこれたのはすごい。
    子どもは先生。

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    2019年01月22日
  • ママ、もっと自信をもって

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    『日経DUAL』の連載記事を本にしたもの。『子どもはみんな問題児』よりも詳しい内容になっています。
    保育士としての保育理論、本と育った子ども時代、子どもに教わった童話の書き方、そしてお母さんたちへのメッセージ。裏話満載で読み応えたっぷりです。

     “ただ私は「子どもをこう育てろ」なんて言うつもりは、これっぽっちもありません。この本でも、自分が体験したこと、子どもたちから教えてもらったことを話しているだけです。“

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    2017年02月24日
  • ママ、もっと自信をもって

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    ネタバレ

    【「にくまれっ子」ぐらいがちょうどいい】
    お友だち同士は「対等」で付き合える貴重な関係です、きょうだいには年上年下の関係があります。友だちは力加減、手加減しなくてもいい相手。真正面から本気と本音で付き合えます。

    【子どもの喜びに敏感でいて】
    子どもはうれしいことは必ずお母さんに報告します。お母さんが一緒に喜んでくれたら、もっとうれしい。子どもはいいことがあったらお母さんに教えようと、ますます張り切るのです。そして喜びに敏感なお母さんは、悲しみにも敏感でした。

    【『いやいやえん』は私の保育理論】
    『いやいやえん』は、まさに目の前にいる、かわいいけれど手ごわい子どもに贈ったお話です。
    楽しめれ

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    2016年08月24日
  • ママ、もっと自信をもって

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    子育てに「〜すべき」や正解はない。みんな違ってみんないい!なのだ。自分自身を振り返ると、余裕なかったなー、楽しんでなかったなー、と思うばかり。
    可愛い挿絵と優しい言葉で語りかけて、落ち着かせてくれる本。私も含め多くのママ達に読んでもらいたい。これからはもっともっと子供と楽しんで過ごそう!日々を一緒に楽しもう!

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    2016年08月04日
  • ママ、もっと自信をもって

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    本そのものは保育士だった中川李枝子さんの経験による子育て本。だけど、ぐりとぐらや、いやいやえん、くじらぐも、そらいろのたねなど、とにかく心くすぐられてきた作品の秘話が、次から次へと出てくるのがとにかく楽しい。いやいやえん、ものすごい好きだったなぁ。

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    2016年05月31日
  • グレイ・ラビットのおはなし

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    動物擬人化の物語は数多くありますが、似ているようでいてそれぞれの味があるものです。
    今作でもほのぼのとしているようでいて、意外と弱肉強食の世界があっさりと描かれていて驚かされたりします。
    はじめグレイ・ラビットが同居している野うさぎのヘアやリスのスキレルからこき使われていて不憫に思ったのです。しかし読み進めていくうちにこれは母の愛なのではないかと思ったり。ヘアとスキレルもグレイ・ラビットに命を救われた後はちょっと反省するのですが、それでもなんやかんやとグレイ・ラビットを頼って甘えているのです。これは実に母と子の関係だなあと思う訳ですよ。この辺りのユーモア具合も面白いですね。

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    2013年07月01日
  • グレイ・ラビットのおはなし

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    かしこくて気立てが良い、はたらきもののグレイ・ラビットのおはなし。シリーズは30冊くらいあるらしく、娘たち(小2)が今夢中で読んでいる。本書に収められているのは、最初の4話。
    ほのぼのとかわいらしい雰囲気ながら、天敵との命を張ったやりとりなどもあって、なかなかサスペンスフル。小さい頃に出会っていたら、私も夢中になっただろう。だが今読むと、どうもグレイ・ラビットが出来すぎなのが気になってしまう。
    …と書いたものの、よく出来た主人公でなぜ悪いのか?と言われると難しい。自分のいたらなさがまぶしく照らされるから、というのは当然あるだろうが、それだけか。
    かしこくて気立てが良くてはたらきものの読者がどう

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    2012年02月20日
  • グレイ・ラビットのおはなし

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    初めて手にした岩波少年文庫。
    初めての引っ越しで泣いてた私に母が渡してくれた、たぶんはじめての絵がメインじゃない本

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    2010年11月03日
  • グレイ・ラビットのおはなし

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    優しくて賢くて働き者のウサギさんのお話。
    同居しているノウサギとリスが最初はとっても意地悪なのですが、途中からとっても憎めない感じになります。2匹のグレイ・ラビットへの依存っぷりが可愛いです。

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    2009年10月04日
  • 本と子どもが教えてくれたこと

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    ネタバレ

    語りの自伝。
    いい時代、と言ってはいけないのだろうけれども、上り調子のいい時代をたくましく生きてこられた方。
    児童三憲章…… 
    今の時代をどうご覧になるだろうか。

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    2025年10月25日