溝口ケージのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ読み終わってまだ胸がドキドキしている。
これは不安だ。まだ何一つ解決していないのだから。
今回はいよいよミニスカサンタ=霧島透子の物語だと思って読み始めたのだけど、いや確かにそうなんだけど、むしろ岩見沢寧々の物語、そしてもう一人の咲太と言うべき拓海の物語でもあった。
ビックリしたのは霧島透子に関する衝撃の事実。
今までの数巻が全てミスリードだったとは!
これはますます霧島透子の正体が謎めいてしまった。
いったいどう言うことなのだろうか?
ラストの麻衣さんの危機からのドキドキが収まらない。
なぜなら「霧島透子を探せ。麻衣さんが危ない」と言う警告はまだ何も解決していないのだから。
これは次巻 -
Posted by ブクログ
ネタバレ思春期症候群という不思議な現象に巻き込まれた高校生たちの物語の第11巻です。今回の主役は赤城郁美という咲太の中学時代の同級生で、正義感が強く人助けをすることが好きな女の子です。しかし、彼女は自分の過去に対して深い罪悪感を抱えており、それが思春期症候群として現れます。彼女は自分が本当にやりたいことやなりたいものが分からないまま、他人のために生きているような感じです。そんな彼女に咲太はどう接するのでしょうか?
この本は、赤城郁美のキャラクターに焦点を当てていますが、他の登場人物も活躍します。特に麻衣さんと霧島透子という二人の女性が重要な役割を果たします。麻衣さんは咲太の恋人であり、思春期症候群に -
Posted by ブクログ
ネタバレ咲太の友人である古賀理央が主人公です。理央は、物理学に精通した天才少女で、自分の考えを論理的に説明することが得意です。しかし、それが思春期症候群によって、彼女の言葉や行動が現実に影響を及ぼすようになってしまいます。理央は、自分の思考や感情に矛盾や不安を抱えながらも、咲太や仲間たちとの関係を築いていきます。
私はこの作品を読んで、理央の葛藤や成長に感動しました。彼女は最初は自分の物理学や論理学に自信を持っていましたが、次第に自分の心や人間関係に対する無知さや不器用さに気づくようになりました。特に印象的だったのは、理央が自分の思春期症候群を利用して、咲太や仲間たちに自分の本当の気持ちを伝えようと -
Posted by ブクログ
咲太の後輩である桜島麻衣の妹・花火が主人公です。花火は、自分の姉が咲太と付き合っていることに納得できず、咲太に挑戦状を叩きつけます。しかし、その矢先に思春期症候群によって、自分の夢が現実に影響を及ぼすようになってしまいます。花火は、自分の夢と現実の区別がつかなくなり、咲太や麻衣との関係にも揺れ動きます。
私はこの作品を読んで、花火の成長や葛藤に感動しました。彼女は最初は姉や咲太に対して反発的でわがままな態度を取っていましたが、次第に自分の気持ちや相手の立場を理解しようと努力するようになりました。特に印象的だったのは、花火が自分の夢で麻衣と咲太を引き裂こうとしたことを後悔し、二人に謝罪するシー -
Posted by ブクログ
私はこの作品がとても感動的でした。咲太の妹・かえでが引きこもりから脱出しようとする姿や、咲太がかえでを支える姿が切なくて涙が出ました。かえでは、2年前にいじめに遭って解離性障害と思春期症候群を発症し、自分の記憶を失ってしまったことが明らかになります。そのため、かえでは自分の本当の名前である花楓という名前を忘れてしまっています。しかし、咲太はかえでを花楓としても受け入れてくれます。かえでは、咲太や麻衣、のどかの協力を得て、「今年の目標」というリストを作り、電話や外出などの練習を始めます。その中で、かえでは自分に自信を持ち始め、学校に行くことも決意します。しかし、学校に行こうとするときに思春期症候
-
Posted by ブクログ
思春期症候群という不思議な現象に巻き込まれるヒロインたちと、それを助ける咲太の関係がとても感動的でした。特に、麻衣と咲太のカップルは、お互いに信頼し合っていて、素直に愛情を表現していて、とても微笑ましかったです。麻衣がバニーガールのコスプレをして咲太に会いに行くシーンや、咲太が麻衣のために学校で告白するシーンなどは、胸がキュンとしました。他のヒロインたちも、それぞれに魅力的でした。古賀朋絵は、咲太の幼なじみでありながら、彼のことを想って自分を犠牲にする姿が切なかったです。如月かえでは、咲太の妹でありながら、彼のことを恋愛対象として見てしまう姿が可哀想でした。牧之原翔子は、咲太の先輩でありながら
-
Posted by ブクログ
ネタバレ咲太の同級生である広川卯月が主人公です。卯月は、アイドルグループ『スイートバレット』のリーダーであり、天然で明るい性格ですが、周りの空気を読んで自分を抑えるようになってしまいます。それが思春期症候群によって、彼女の外見や性格が変わってしまう原因になります。咲太は卯月の本当の姿や願いを知ろうと努力しますが、卯月自身も自分が何を望んでいるのか分からなくなってしまいます。
私はこの作品を読んで、卯月の葛藤や成長に感動しました。彼女は最初は自分のアイドルとしての仕事や人気に満足していましたが、次第に自分の歌や表現に対する思いや、咲太や仲間たちとの関係に悩むようになりました。特に印象的だったのは、卯月 -
Posted by ブクログ
ネタバレ手短に書くと、いろいろ考えさせられることがあって良かった。面白かった。
以下、取り留めのない雑多な感想。
*****
これまでの登場人物が一同に集まったかのように話の中に出てきて、何か青ブタの走馬灯のようなお話に感じた。
あとがきを受けて、遠くない未来にこの物語が終わることに対して、寂しさを覚えると共に、物語の完結を見届けられることに対して嬉しさもあり、半々の気分。
完結を前にして、こんなことを書くのもどうかと思うが、終了後10年ぐらいはこの作品の存在は認識されていると思う。20、30年経ってもまぁ認識されているとは思う。
しかし、その存在を認識している人が全くいなくなるぐらいに遠い未