レイ・カーツワイルのレビュー一覧

  • シンギュラリティはより近く 人類がAIと融合するとき

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    面白〜い!
    以下、興味深かったところのメモ。

    ・シンギュラリティ(特異点)は、数学と物理学で使われる言葉で、他と同じようなルールが適用できなくなる点を意味する
    (この言葉を作ったのが作者らしい!)

    ・1956年にスタンフォード大学教授のマッカーシーの呼びかけで研究会が行われた。この研究会に備えて、マッカーシーは、人工知能と呼ぶことを提案した

    ・AIは言葉の意味を、文法規則の本や辞書からではなく、実際に使われている文脈から学ぶ。例えば、ジャムを食べる、ギターのジャム(即興演奏)の使い方を文脈で学ぶ。AIの学習法は、私たちが言葉を学ぶのと全く同じ。

    ・googolゴーゴルは、1の次に0が1

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    2025年10月02日
  • シンギュラリティはより近く 人類がAIと融合するとき

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    前作から目指す世界のディストピア化がますます進んだ感があります。
    ビックテックのリベラルな方達の意見です。
    面白いです。
    相変わらず倫理や道徳のバーョンアップについては言及がありません。
    なぜ、アメリカが世界であのような振る舞いができるのか垣間見えた気がします。

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    2025年07月09日
  • シンギュラリティはより近く 人類がAIと融合するとき

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    2045年「シンギラリティー」を迎えるような時代には、AIの進化で3Dプリンティング・ロボティクスによるあらゆる製造業、建設業、諸々の「ものつくり」に影響を与える事は間違いなく、さらに医療でのバイオ・ナノテクノロジーによる変革は様々な難病でさえ完治、治療され寿命がさらに伸びることは間違いない。ここにあるブレイン・コンピュター・インタフェイスにおいては人間の脳との融合技術で人間そのものの存在意義など問われる可能性もある。一番のポイントは技術革新によるパフォーマンス(時間とコスト)が極端に短く安く、AIエージェントが作る、動くことで仮想と現実環境で人間はどのように対応すればいいのか予測できない。

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    2025年07月05日
  • シンギュラリティはより近く 人類がAIと融合するとき

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    現在80歳以下の人は、永遠に生きられる可能性がある。
    そういう技術が近い未来に現実のものとなる。らしい。

    近年の技術革新が豊かさをもたらしていないように思えるのは、インターネットをはじめ、技術革新の成果に値段がつけられていないからに過ぎない。
    技術革新は私たちに豊かさをもたらしているし、これからもより豊かな未来をもたらす。

    そうなんだ。
    未来に対して、地球温暖化とかいろいろ悲観的な話が多いように思える中、すごく前向きで楽観していることにかなり驚き(笑)。
    私は、いまひとつワクワクまではしなかったけど、未来に希望を感じられる、実現を待ち望み期待できるような未来像、長生きしてるといいことがある

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    2025年05月29日
  • シンギュラリティはより近く 人類がAIと融合するとき

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    チューリングテストに合格するのは2029年と予測
     シンギュラリティ=現在の人間の知能では理解できない時代の到来 

    小脳=固定的行動パターンの遺伝 
    大脳新皮質=学習による解決案 200億以上のニューロン 抽象的思考
     脳の階層構造 親指の存在
    ディープラーニング 大規模言語モデルへ
     1000億以上のパラメーター 意味でプロンプトを理解 言語を扱えるようになる
    マルチモダリティ 言葉と画像の関係を理解 Google リンク集からAIへ
    いまAIに足りないもの:文脈記憶 常識 社会的相互作用

    意識
     自分の内側の考えと、それとは異なる外の世界との両方を知っている能力
     チューリングテストに

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    2025年05月17日
  • シンギュラリティはより近く 人類がAIと融合するとき

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    情報テクノロジーの指数関数的な成長と「収穫加速の法則(the law of accelerating returns)」によりシンギュラリティを達成、ナノロボットなどのデバイスを用いた原子レベルでの世界の再構築、現時点で120歳とされる生命の限界を超えた寿命の延長(寿命脱出速度に達する)、脳をクラウドに接続することによる知性の拡大化、すべての産業におけるイノベーションの推進による貧困や暴力の減少など、私たちの幸福のあらゆる側面を向上させる指数関数的なテクノロジーの成長、再生可能エネルギーと3Dプリンティングの成長など多岐にわたる進化を予測している。リスクについても1章を設けて説明しているが、や

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    2025年04月16日
  • シンギュラリティはより近く 人類がAIと融合するとき

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    今の生成AIの進化っぷりを肌で感じていると、2030年までにAGIまで行っちゃうんじゃないか、と思う。ちょっと恐ろしいけど、見てみたい気がある。

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    2025年02月16日
  • シンギュラリティはより近く 人類がAIと融合するとき

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    2025年6冊目。満足度★★★★★

    著者は多数の受賞歴を有する発明家で、現在のGoogleの主席研究員兼AIビジョナリー

    本書のタイトルにもなっている「シンギュラリティ」を語らせるのには、この人より適任の人はいないというぐらいの当該分野の有名人

    本書はAIをはじめとする未来のテクノロジーについて、一般人がアウトラインを掴むのに好適

    正直、かなり難しい箇所もあるが必読の書と言えるだろう

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    2025年01月21日
  • シンギュラリティはより近く 人類がAIと融合するとき

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    カーツワイル氏が、持論を改めて展開している書籍。
    今のところ、彼の思ったとおりに技術と社会が進展しているような気がする。
    彼は以前から2029年にはAIがチューリングテストに合格しほとんどの面で人間を上回るようになると言っているが、正に昨今の生成AIの発展を考えると彼の予言とおりになっている。
    一方で、意識の問題に関しては踏み込み不足というか、「汎原心論」をとりあえず(根拠もなく)イチオシに置いているが、なぜその立場をとるのかの説明不足だし、特に主観的経験のメカニズムや存在要件についてはもっと深堀を期待したが、それは科学的課題ではなく哲学的課題であるということで終了。少し消化不良だった。
    未来

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    2024年12月29日
  • シンギュラリティは近い [エッセンス版] 人類が生命を超越するとき

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    レイ・カーツワイルの見立て通りに進むとは思えない(技術的な問題というより我々人間が倫理的に追いつけないだろうという点で)が、示唆に富む未来予測だと思う。

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    2021年08月08日
  • シンギュラリティは近い [エッセンス版] 人類が生命を超越するとき

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    シンギュラリティとは『人工知能(AI)が人類の知能を超える転換点(技術的特異点)』と認識されているが、最初に言い出したのは著者らしい。長い間積読状態にしていたこの書籍を手に取ってみて驚いたが、彼はそんな単純なことを言っているのではなく、「シンギュラリティとは、われわれの生物としての思考と存在が、自らの作り出したテクノロジーと融合する臨界点であり、その世界は依然として人間的ではあっても生物としての基盤を超越している」と述べている。もっと深い本だ。よく読むべき一冊。

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    2021年01月11日
  • 人類の未来 AI、経済、民主主義

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    ノーム・チョムスキー、レイ・カーツワイル、マーティン・ウルフ、ビャルケ・インゲルス、フリーマン・ダイソンといった政治学教授、発明家、経済ジャーナリスト、建築家、数学者といった知の先端をいく人たちへのインタビュー集。
    AIが指数間的に成長していく未来を描くレイ・カーツワイルの話が一番面白かったし再読したい。
    どの人たちも専門分野以外にも深い知識を持っているのが参考になる。
    インタビュアーの吉成さんの質問が全部的確で勉強量も含めて頭の良さがにじみ出ていると思う。あとがきの見解の「不確実社会では感情に訴えるようなシンプルストーリーはプロパガンダだと思ってファクトチェックを重ねて熱狂を避ける」というと

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    2020年12月27日
  • 人類の未来 AI、経済、民主主義

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    既存、既成概念にとらわれない様々なそして先端の考えや視点を紹介する一冊だ。アメリカの政治、民主主義、資本主義、AI、建築、宇宙など広く(表面ではあるが)見れる。それぞれのインタビューイーの見解をにわかに支持はできないが、関連著書を読んで深めたい。
    とりわけ、
    カーツワイル氏の話をにわかには信じられないが士郎正宗氏が描くGhost in the shell (攻殻機動隊)のような大脳新皮質がクラウドにアクセスするような電脳時代が来るのだろうか。

    吉成真由美氏の知的なインタビューにも感嘆する。

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    2019年04月09日
  • シンギュラリティは近い [エッセンス版] 人類が生命を超越するとき

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    2005年に書かれた664ページの原書からの抜粋。と言っても254ページあります。
    本書はシンギュラリティを定義した歴史的な本です。

    まずびっくりしたのは13年前の著書でありながらコンピューターと人間の未来を予測している内容が少しも色あせておらずむしろ新鮮であること。
    著書が2045年をシンギュラリティとした理由が当時のコンピューターパワーから論理的に導き出した説明が詳細に書かれている。
    まず人間の脳の処理能力をいくつかの事例(例えば網膜から物を認識するために必要な処理速度から脳のサイズを掛け合わせる)から10の16乗CPSとした。ムーアの法則の考え方に基づいて著者がパソコンレベルでこの処理

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    2019年01月02日
  • 人類の未来 AI、経済、民主主義

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    人類史に前例のない加速度で起こる激変期に何が起こるか?胸が躍る。
    人類史上、エキサイティングな面白い時代になるかも?

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    2018年10月12日
  • 人類の未来 AI、経済、民主主義

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    ものすごく面白くて、ワクワクされられる。
    いろいろな分野で活躍する5人にインタビューする、人類の未来。
    悲観的なことも、楽観的なこともあるし、お互いに意見が合わない部分もある。
    インタビュアーと、話し手が頭が良く、明晰でわかりやすいため、AI、環境、政治、テクノロジーについてわかったように感じるほど。
    普段は長生きに興味はないけれど、この本を読むと、未来をみたいと思わずにはいられない。

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    2018年04月05日
  • 人類の未来 AI、経済、民主主義

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    キンドル月替りセールで安くなっていたので購入。
    象を調べるアリの1番先頭にいる何人かの著名な人物に象について聞く本。細かな理論ではなく、何をどう考えているかをわかりやすい言葉で説明されており、内容以上に分かりやすいし、気付きも与えてくれる。科学者である方々が、文学やビジネスについても敬意を持って語っている点はありがたい。

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    2017年10月17日
  • シンギュラリティは近い [エッセンス版] 人類が生命を超越するとき

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    著者はgoogleのAI開発責任者。私たちはgoogleに頼りきっているので、無意識のうちにこの人の未来ビジョンに向けて乗っかってるのではなかろうか。
    とにかく著者自身が賢い。物理も生物も情報の基礎も知らないと本の内容を真に理解できない気がする…。私は物理的内容が理解しきれなかった…。
    生物進化が専攻だった私からすると、シンギュラリティとは「生物進化の超越」を意味するんだと理解した。今まで学んできたことが消え去るような結構な衝撃を受けた。が、新たな進化でもあると前向きに捉えることができる。
    かつて人類が火を使い始めたときのような転換点を自分が生きているうちに体験できるかもしれないというのは少し

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    2017年09月06日
  • 人類の未来 AI、経済、民主主義

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    どのインタビューも深く掘り下げられていて、読み応えがあった。道を極めた人の考えを、インタビューだと偏りすぎずに聞けるのがいいなと思った。
    内容に関してもどれも興味深かったが、サイエンスは大事だが人間にとっては物語も重要、というのが面白かった。むかし哲学と自然科学は密接だったというのも。なるほど。

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    2017年06月13日
  • シンギュラリティは近い [エッセンス版] 人類が生命を超越するとき

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    ネタバレ

    テクノロジーは線形ではなく指数関数的に増加しているというのが氏の主張している所の根拠の肝となる。
    「収穫加速の法則」

    ※生命のタンパク質をベースとしたメカニズムは限 界がある→脳をリバースエンジニアリングする事により脳を再設計できる(人と機械の融合)
    ※人間の脳内のニューロンの計算速度は遅いが超並列処理がなされる→ナノボットによるスキャン、人体の再設計
    ※感情の反応力も機械に置き換えられうる→機械によるおもてなしが発生する
    ※現在の経済学のモデルの多くは歴史を線形で捉えたもの(社会保障制度)→それがひっくり返る可能性大

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    2017年03月05日