こざわたまこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレこざわたまこさんのご本読むの初めてなのでドキドキしましたが、ほんとうに読みやすくて、展開が面白くて、あっという間に読み終わってしまいました。
思春期の時、わたしもこんなことあったなーってしみじみしながら読みました。
あとこざわたまこさんタイトルの付け方?タイトル回収?がうまいなーって感動しました!
こちらのご本の感想をつぶやいてくれた方ありがとうございました!おかげでこの素敵なご本と出会えました。
お話毎の詳細な感想は以下↓
*胡蝶は宇宙人の夢を見る
始まり方が唐突すぎてなんの本買ったっけ??って思ったぐらい。読み進めていくとわかった
地の文が読みやすくて、展開が面白くてあっという間に1 -
Posted by ブクログ
凄かった。
大して不幸でもないのに不自由しか感じない、そんな作者の言葉が的確にこの小説の描く窮屈さや息苦しさを表現していると思います。
野口という誰とでも体の関係を結んでしまう、ヤリマン女子高生。クラスメイトと関係を結ばずひたすら爆音をイヤホンからながす男子高校生。
その物語から派生して、脇役だと思っていたクラスメイトや担任の物語が展開される。いわゆる群像劇になっています。
窪美澄さんが好きというだけあって、心情表現のこまやかさも、読者を惹きつける展開も、窪さんのそれを彷彿とさせるものがあります。
二十代で中年の男女の心情にリアリティをもたらす筆致は見事。
どんな登場人物も自分とは違うのに同 -
Posted by ブクログ
自分の中学校の頃を思い出して胸がギュッと苦しくなった。あの当時の教室での居場所のなさや息苦しさがまざまざと蘇ってくる。
登場人物たちそれぞれが、自分や今まで出会ってきた級友たちに似ていて、多分読んだ人(特に女性)は皆こういうことあるある!と共感と懐かしさを感じるのでは。
濱中さんは特に、クラスにこういう子いた!と思わされる嫌さが全開なんだけど、人一倍小心者で臆病なのだという所も描かれていて(勿論、加害性は強いが)、完全なる悪者にされている訳じゃなくて良かった。
教育実習の宇手先生の最後の授業がすごく良かった。
『素数は、一と自分自身でしか割り切れない数字です。そんな風に、自分自身でしか割り切る -
Posted by ブクログ
ネタバレわたしほんとうにこざわたまこさんのタイトル回収が好きなんだよね…最初はなんでこのタイトルにしたんだろう??って疑問に思うんだけど、読み終わってタイトル見たらめちゃめちゃしっくりくる。
1番好きなお話はエールはいらない。
詳細な感想は↓に書きました。
どのお話もそれぞれ刺さるところがあって勉強になったし、自分を振り返るきっかけになった。
Twitter(X)でこざわたまこさんがラジオでのお話をもとに本の名前、明日も会社にいかなくちゃに関しての呟きをしていたけれど、それぞれのお話を読み終わってから考えると、あーあ、明日も会社にいかなくちゃ↓と末尾が下がる主人公が多い気がする。。みんなそれぞれ幸