こざわたまこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
田舎の閉塞感と息苦しさ。村を出る選択肢が「ある」者と「ない」者。
この本を読んで改めて考えたけど、進学とかのタイミングで親元を離れる選択が「ある」人というのは環境に恵まれている人だと思うんだよな。親からの金銭的援助の有る無しもそうだけど、「自分は親元から離れても生活できる」という自信と、「自分が親から離れてもこの家は大丈夫」という二重の自信があるかどうか。
もちろんそれとは別に親から逃げる為に家を出る選択もあるんだけどね。その場合は逃げ切れる人はやはり強い。
何気にいちばん共感できるなと思ったのはヒデジの章かもしれない。一度は村を出るも、結局ふるさとの呪縛から逃れられずうだつの上がらない生活 -
Posted by ブクログ
ネタバレとある会社で働く人達のそれぞれの仕事模様の話。ひとつひとつの話が、ちょっとだけいい方向に向かったように終わるけど、別になにもかもが好転しているわけではないところがよかった。
優紀の優しさがかおりにはなにひとつ届いていなかったところや、内野が酔いつぶれてダンスを披露できないまま終わり、その後も人間性が特に変わっていないところ、ママさん社員に悩まされる沙也、自身の酒癖の悪さで粗相をしまくる岸、幼少期から輪に入ることが苦手だったかおり、ひきこもりだった栄太など、それぞれの苦しさがあってよかった。それらが簡単に解決するわけでもないところもよかった。人間そう簡単に変われないよなと思った。
キャラクターと