こざわたまこのレビュー一覧

  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    あまりにも切なく、共感だらけの恋物語だった…
    恋って本当に苦くて、キラキラしていなくて…リアルな世界観と言葉たちが胸にズキズキ刺さった。

    『感情旅行』 一穂ミチ
    ご近所さんで、早逝した蒔生。彼と結婚する可能性のあった主人公の華は、訳あって彼の息子千歳から旅行をお願いされ同行することに… 華の心の葛藤と、千歳の秘められた想いを、出雲の穏やかな大地が彩っているような作品だった。ラストシーンは一穂さんっぽい甘酸っぱく爽やかな感じで好きだな

    『独身の女王』 麻布競馬場
    ミドサー独身の私は「独身のカリスマ」を「教祖様」とあがめていたが、そのカリスマが結婚した。そんなカリスマや友人の影響を受け、私

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    2026年05月27日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    うまくいかない恋 アンソロジーなので
    どの短編も単純なハッピーエンドではない。
    けれど8人の作家さん其々に、30代ならではの主人公たちの個性的な恋模様が描かれていて面白かった。

    収録作は以下の8作品

    「感情旅行」・一穂ミチ
    「独身の女王」・麻布競馬場
    「オレンジシャドウの憂齢」・砂村かいり
    「さみしがりやの恐竜たち」・こざわたまこ
    「不機嫌依存症」・田中兆子
    「出会い」・朝比奈あすか
    「振りかぶって、さよなら」・千加野あい
    「となりの独り」・カツセマサヒコ

    私は「出会い」と「となりの独り」が好みだった。
    「出会い」は一歩踏み出せない片想いのお話。
    スタートすらしなかった恋もまた、生活に彩

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    2026年05月10日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    相手の真意を理解する。
    相手との性格の違いや、人生観の違いを許容する。
    そこにリスペクト出来ないのであれば、好きだのなんだのは、ただの戯言だと思う。
    相手の身勝手を頭ごなしに否定するのではなく、その前段階にどんなロジックがあるのか探し出すもの。
    無数の恋愛模様がある中で、相手を否定して自分を正当化する事がどれだけ無意味な事か。
    少なからずある失敗を元に、それでもまた誰かを好きになるという事が美しいと思える小説。

    「恋は中央線」という言葉があった。
    中央線は、阪急京都線のように河原町を出て梅田に到着する、ゴールのある線。
    でも僕は、環状線みたいなものだと思う。
    同じ駅に何回着いたとしても新鮮を

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    2026年04月23日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    自業自得、傲慢、踏ん切りがつかないの?
    相手?自分?が好き?承認欲求?
    はっきり言えば、人には同じような経験があるかも
    なんとなく共感してしまうのは何故?

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    2026年04月09日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    一穂ミチさん目当てで読んだけど、他の方の作品もすごく読みやすいし、わかる、、、となった。

    個人的には、「振りかぶって、さよなら」の終わり方がすごく好き。
    てか、どれだけ会社でバリバリ働いとる人でも恋愛の悩みとかあるんよな〜と当たり前のことを改めて実感。

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    2026年04月07日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    あこがれのインフルエンサーが予想外に結婚、その生き方を正解と思い込み信じてきたのにどうする?という話、麻布競馬場「独身女王」。
    砂村かいり「オレンジシャドウの憂鬱」、気が合うと思っていた若い友人の嫌らしい行い。女同士ありがちで怖い。でもメイクをそれほど楽しめることは羨ましかった。自分が何ベース+季節なのか私はわからないけど世の中の人はそんなにわかってるものなのかな。アンソロジーなのでさっと読め気分転換にぴったりの一冊。

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    2026年03月15日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    今まで恋愛小説というものを
    「まあ読んでみるか」みたいな感じに
    年に1~2冊程度読んできた私だが、
    恋というものに対峙したときに
    普段は知らない自分を見せつけられたり
    思わぬ人間臭さ、ダサさみたいなものが出てしまったり
    実に人間らしいなと、
    恋愛小説を続けて読んでそう思った。

    本書の「不機嫌依存性」に出てくる女性はまさしく私で、
    読んでいて恥ずかしくなってしまった。

    恋って人間ですね。

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    2026年03月03日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    うまくいかない恋のアンソロジー。
    読んだことのある作家さんが4人、まだの作家さんが4人とちょうど半分。
    アンソロジーでは、こうやって普段手に取ることのない方の作品を読めるのも楽しい。
    「うまくいかない」とタイトルにもある通り、30代の恋愛は年齢的にも難しくなってくる。
    若さの勢いに任せて…も無理だし、達観するには若いし。
    好きだったのは、一穂ミチさんの「感情旅行」。行き先が出雲というのも良かった。
    そして、この本を読んでいて改めて気付いたのは、やっぱり恋愛小説はハッピーエンドが好きだということ。次は幸せに浸れる恋愛小説を読もう。

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    2026年03月02日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    色々な切り口でうまくいかない恋が描かれており、曖昧な年代の、そして曖昧な恋の結末。普段読まない恋愛ものだけどとても新鮮だった。
    ビターな落ちが故に前向きに生きていく姿勢がほどよく、後味の良い読後感でなかなか面白かった。

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    2026年02月23日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    自分の好みで申し訳ないが、最後が嫌ぁな感じで終わったのが良かったので「さみしがりやの恐竜たち」が好きでした。
    ほの悲しい感じに終わるものもあれば、しょうがないね?って思うものもあったり、頑張れ!って思えるものもあったり、30代かは分からないけど、もちろん共感したりしなかったり、色んな恋愛模様を読めました。
    恋愛ものはあまり読みませんが、今回は表紙の絵が凄く好みだったから買いました!

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    2026年02月21日
  • 負け逃げ(新潮文庫)

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    田舎の閉塞感と息苦しさ。村を出る選択肢が「ある」者と「ない」者。
    この本を読んで改めて考えたけど、進学とかのタイミングで親元を離れる選択が「ある」人というのは環境に恵まれている人だと思うんだよな。親からの金銭的援助の有る無しもそうだけど、「自分は親元から離れても生活できる」という自信と、「自分が親から離れてもこの家は大丈夫」という二重の自信があるかどうか。
    もちろんそれとは別に親から逃げる為に家を出る選択もあるんだけどね。その場合は逃げ切れる人はやはり強い。

    何気にいちばん共感できるなと思ったのはヒデジの章かもしれない。一度は村を出るも、結局ふるさとの呪縛から逃れられずうだつの上がらない生活

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    2025年12月28日
  • 明日も会社にいかなくちゃ

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    プックオフでの購入本

    どれだけ嫌なことがあっても
    どれだけ憂鬱でも
    明日仕事だったなら
    あぁ、明日も仕事に行かなくちゃ
    そう思う

    会社勤め、というか働いている人ならどれかのストーリーの一つくらい共感できそうです
    誰もが自分なりに仕事を頑張っているだけです
    気持ちよく仕事をしたいですね

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    2025年11月03日
  • 明日も会社にいかなくちゃ

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    ネタバレ

    とある会社で働く人達のそれぞれの仕事模様の話。ひとつひとつの話が、ちょっとだけいい方向に向かったように終わるけど、別になにもかもが好転しているわけではないところがよかった。
    優紀の優しさがかおりにはなにひとつ届いていなかったところや、内野が酔いつぶれてダンスを披露できないまま終わり、その後も人間性が特に変わっていないところ、ママさん社員に悩まされる沙也、自身の酒癖の悪さで粗相をしまくる岸、幼少期から輪に入ることが苦手だったかおり、ひきこもりだった栄太など、それぞれの苦しさがあってよかった。それらが簡単に解決するわけでもないところもよかった。人間そう簡単に変われないよなと思った。
    キャラクターと

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    2025年08月15日
  • 明日も会社にいかなくちゃ

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    悪者がいない悲しい物語が多かった。六篇全部が繋がっており、それぞれの想い、他の人からの登場人物の見え方などを見ると、さらにこの物語がわかってきて辛くなる。どの物語も努力して良くなっていくのだが、大事なところで選択肢を間違えてしまって振出しより戻ってしまう。しかし、最後や違う篇で登場し違う姿や前に進む姿を書き出してくれるのは、自分の人生にも辛いことがあっても光がさしてくれるのではないかと思わせてくれる。

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    2025年02月28日
  • 明日も会社にいかなくちゃ

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    読んでてしんどくなります。仕事でしんどい状況にいるときは全然読み進められませんでした。みんな等しく苦しい。寄り添ってくれるような感じはありますが元気にはなりませんでした。

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    2025年01月06日
  • 明日も会社にいかなくちゃ

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    働くことを描いた短編集でそれぞれ繋がりがある。人間関係のもつれや仕事の悩み、葛藤、モヤモヤしたものを浮き彫りにしている。全体的に前向きというよりはせつない感じが印象に残る。

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    2024年03月29日
  • 明日も会社にいかなくちゃ

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    全然大した事じゃないことが
    そんなにたくさんあるわけでもないのに
    たまに静かにコロコロと崩れていく
    そんな感じ

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    2024年01月19日
  • 明日も会社にいかなくちゃ

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    あるひとつの会社の中で、さまざまな人の違った視点で描く短編集。
    みんな視点や思うことが違うので、誤解があったり、交わらずに悶々とする。
    ひとつの会社は社会の縮図のようなもので、その中にそれぞれ自分の居場所を求めるもの。
    居心地が悪くなれば、また違う居場所を探す。
    そうやって人は成長していくんだなと思った。

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    2023年11月02日
  • 教室のゴルディロックスゾーン

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    連作短編集6編
    中学女子の友達との距離,関係の仕方,求める友情と疎外感など生きづらい学生生活が主人公の妄想をバックに語られ面白い.
    教育実習の先生が最後の授業として自分の経験から孤独について語る場面が素晴らしかった.

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    2023年09月01日
  • 教室のゴルディロックスゾーン

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    一人は嫌だ、一人は寂しい。
    居場所を求め葛藤する女子中学生達の切実な思いが行間からヒリヒリと伝わって来る。

    中学校を舞台にした本作は自分の過去の記憶を呼び覚ます。
    部活動に班決め、誰と一緒に昼ご飯を食べ放課後を過ごすのか。
    大人になった今だから、彼女達に心配しなくても大丈夫と言えるけれど学校という狭い社会が全ての中学生にとっては今こそが大事。

    <ちょうど良い距離>を意味するゴルディロックスゾーン。
    適切な距離感って難しい。

    だが孤独を経験した彼女達だから見えたものがあるはずだ。
    思春期の心の揺らぎを繊細に描いた成長小説。

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    2023年08月13日