こざわたまこのレビュー一覧

  • 教室のゴルディロックスゾーン

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    自分の中学校の頃を思い出して胸がギュッと苦しくなった。あの当時の教室での居場所のなさや息苦しさがまざまざと蘇ってくる。
    登場人物たちそれぞれが、自分や今まで出会ってきた級友たちに似ていて、多分読んだ人(特に女性)は皆こういうことあるある!と共感と懐かしさを感じるのでは。
    濱中さんは特に、クラスにこういう子いた!と思わされる嫌さが全開なんだけど、人一倍小心者で臆病なのだという所も描かれていて(勿論、加害性は強いが)、完全なる悪者にされている訳じゃなくて良かった。
    教育実習の宇手先生の最後の授業がすごく良かった。
    『素数は、一と自分自身でしか割り切れない数字です。そんな風に、自分自身でしか割り切る

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    2024年01月14日
  • 明日も会社にいかなくちゃ

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    いろんな人の視点から仕事や家族を語ったお話。
    エールはいらないが1番自分の状況に近くて面白かった。ママさん社員のフォローに対するモヤモヤした気持ち。それを口にできない息苦しさ。それでも仕事には行かなくちゃいけないんだよなぁ。

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    2023年12月02日
  • 明日も会社にいかなくちゃ

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    一つの会社のいろんな人を主人公とした、短編集。
    個人的にはすごく共感できるというシーンはなかったものの、こういう人いるんだろうなというのは、ところどころで感じる。
    女性同士のやっかみ等、全体的にやや企業体質が古めの会社が舞台となっているように感じたが、一方で未だこういう会社は多いのかな?とも思った。
    総じて、面白い作品でした。

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    2023年12月02日
  • 明日も会社にいかなくちゃ

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    ある会社で働いている人々がもつ人間関係に対しての不満や悩みを複数の登場人物の視点で書かれている短編集です。
    タイトル的にもう少し鬱に感じる内容かと思っていましたが、読後感は思っていたよりスッキリとしたものでした。
    会社の人との付き合いって難しいなぁと日々感じている私には共感する内容も多々あり面白かったです。

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    2023年10月09日
  • 明日も会社にいかなくちゃ

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    会社って行くのはすごく嫌だけど、自分の存在を受け入れてくれる一つの居場所のようなもの。
    そんなことを考えさせてくれた。
    一つの会社の中の人それぞれの視点で仕事のことを描くお話。
    この人はこういうことを考えてたからこんなことをしたのね、この人はこういう過去があったのか、など読んでいくとなるほどね、とわかることがたくさん出てきてすごくおもしろかった。

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    2023年10月07日
  • 明日も会社にいかなくちゃ

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    ネタバレ

    わたしほんとうにこざわたまこさんのタイトル回収が好きなんだよね…最初はなんでこのタイトルにしたんだろう??って疑問に思うんだけど、読み終わってタイトル見たらめちゃめちゃしっくりくる。

    1番好きなお話はエールはいらない。
    詳細な感想は↓に書きました。

    どのお話もそれぞれ刺さるところがあって勉強になったし、自分を振り返るきっかけになった。
    Twitter(X)でこざわたまこさんがラジオでのお話をもとに本の名前、明日も会社にいかなくちゃに関しての呟きをしていたけれど、それぞれのお話を読み終わってから考えると、あーあ、明日も会社にいかなくちゃ↓と末尾が下がる主人公が多い気がする。。みんなそれぞれ幸

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    2023年10月02日
  • 明日も会社にいかなくちゃ

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    感想
    寝床から出たくない。歯磨きしたくない。着替えたくない。憂鬱が少しずつ重なる。だけど生活のために仕方ない。面倒だけど電車に乗ろう。

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    2023年09月20日
  • 教室のゴルディロックスゾーン

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    ネタバレ

    教室のなかで居場所がないと感じる子、そもそも教室の中に居場所を求めてない子、何をしたいのかも何を求めているのかもわからずに漂う10代の所在なさ。
    誰にも感情移入は出来なかったけど、誰もが視界にはいたような気がする。私ではないだれかと、私はどう向き合って付き合うのが正解だったんだろうな、とか。

    今悩んでる子はこれをどう受け取るのだろう。
    親の立場で読んだらこれをどう受け止めて活かすのだろう。

    そんなふうに思いながらよみました。

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    2023年09月14日
  • 教室のゴルディロックスゾーン

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    「死んだ」飼犬トトと話す、中学生の依子を見ていると、村田沙耶香的な匂いがしたのだけど。
    読んでいくと、依子は状況をちゃんと分かっている子なんだなと思った。

    自分と周囲の同級生との、どうしようもなく、存在するズレ。距離感。
    それは自分から埋めようとして、埋まってくれるものではない。

    「教室のゴルディロックスゾーン」とは、なかなかお洒落なネーミングと思うが、そこでなら生きていける、存在を許される場所を表している。
    それは、自分ではない誰かの承認を必要とする。

    学校が、序列を付けることを「やむなし」と捉えることから変わらないならば、きっと、何らかの「区分け」の中で、安心したり、苦しんだりするこ

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    2023年08月15日
  • 教室のゴルディロックスゾーン

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    小さい頃はよくあちこち怪我をした
    大人になると子供の頃みたいな
    荒ぶった怪我はしなくなる
    人付き合いでもそうだなー

    あぁ、もうこんな風に
    傷ついたり喜んだりしないし
    できないんだなぁって
    輝かしい時間を懐かしく思い出した

    教育実習の先生のお話
    これ子供の頃に誰かに言ってほしかったな
    いや、あの頃に聞いても
    そんなこと言われても
    遠足で一人で弁当食うの辛いよ
    って反発しただろうか
    たぶんそうだろうな

    一人が辛い人も
    ままならない人付き合いに悩む人も
    そんなこともあったなぁな人も
    読んでみたらよいと思う

    自分はどの子に似てたかな

    星は4つ

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    2023年05月26日
  • 負け逃げ(新潮文庫)

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    国道沿いだけが夜でも明るい田舎町の男女の連作集。

    そこに住む人達の田舎町という意識が醸し出す閉塞感がずっと漂うストーリー。
    皆が現状に満足せず、だからと言って未来に夢を持っているわけでもなく、そのため、若者が中心の話なのに爽快感はひとつも感じられません。
    それぞれに事情があり、それぞれがその事情ゆえ鬱屈としたものを抱えている。
    でも、そこに興味が湧き、読む手を止めることは出来ませんでした。

    田舎、ふるさとが、懐かしく良いイメージの場所になるのには、先の人生によるものなのでしょうか。
    興味深い作品でした。

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    2018年09月23日
  • 負け逃げ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    とある村の住人を主人公にした短編集。ある話ではただのサブキャラなのに、ある話では主人公になったりするのが面白かった
    全体的にとてもドロドロで、主人公も含めてみんな嘘ついてて、世の中もこんな感じで、みんな嘘ついてるのかなぁなんて思った(笑)
    個人的には、僕の災いと蝿とけもの道が面白かった。最初はただの嫌なキャラだったヒデジが最後にはいい人になってたのが、不思議な感じと思った

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    2018年05月23日
  • 負け逃げ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    田舎の閉塞感のある村に住む高校生や大人の男女の生活が描かれている。何もない村。この村にいても未来はないのにこのままここで大人になり親と同じような生活をするんだろうという予感。その暗い色に満ちている。村の外への憧れと村への失望。内に溜まっていたものが溢れたときの衝動。その先に何があるのか。でも何かせずにはいられないそれぞれのラスト。この閉塞感と村に住む人たちの感情がとても丁寧でリアルに描かれている。今後に注目していきたい作家さん。

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    2018年05月19日
  • 負け逃げ(新潮文庫)

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    こういう、いろんな視点からもっていくタイプが好きなのでとても読んでいて楽しかった。
    惡の華という漫画が好きで、かぶるところがあって
    ぐいぐい読み進められたが、時の進行が急に戻ったりするので片手間に読むのは難しいと感じた。

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    2018年04月30日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    あこがれのインフルエンサーが予想外に結婚、その生き方を正解と思い込み信じてきたのにどうする?という話、麻布競馬場「独身女王」。
    砂村かいり「オレンジシャドウの憂鬱」、気が合うと思っていた若い友人の嫌らしい行い。女同士ありがちで怖い。でもメイクをそれほど楽しめることは羨ましかった。自分が何ベース+季節なのか私はわからないけど世の中の人はそんなにわかってるものなのかな。アンソロジーなのでさっと読め気分転換にぴったりの一冊。

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    2026年03月15日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    今まで恋愛小説というものを
    「まあ読んでみるか」みたいな感じに
    年に1~2冊程度読んできた私だが、
    恋というものに対峙したときに
    普段は知らない自分を見せつけられたり
    思わぬ人間臭さ、ダサさみたいなものが出てしまったり
    実に人間らしいなと、
    恋愛小説を続けて読んでそう思った。

    本書の「不機嫌依存性」に出てくる女性はまさしく私で、
    読んでいて恥ずかしくなってしまった。

    恋って人間ですね。

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    2026年03月03日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    うまくいかない恋のアンソロジー。
    読んだことのある作家さんが4人、まだの作家さんが4人とちょうど半分。
    アンソロジーでは、こうやって普段手に取ることのない方の作品を読めるのも楽しい。
    「うまくいかない」とタイトルにもある通り、30代の恋愛は年齢的にも難しくなってくる。
    若さの勢いに任せて…も無理だし、達観するには若いし。
    好きだったのは、一穂ミチさんの「感情旅行」。行き先が出雲というのも良かった。
    そして、この本を読んでいて改めて気付いたのは、やっぱり恋愛小説はハッピーエンドが好きだということ。次は幸せに浸れる恋愛小説を読もう。

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    2026年03月02日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    色々な切り口でうまくいかない恋が描かれており、曖昧な年代の、そして曖昧な恋の結末。普段読まない恋愛ものだけどとても新鮮だった。
    ビターな落ちが故に前向きに生きていく姿勢がほどよく、後味の良い読後感でなかなか面白かった。

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    2026年02月23日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    自分の好みで申し訳ないが、最後が嫌ぁな感じで終わったのが良かったので「さみしがりやの恐竜たち」が好きでした。
    ほの悲しい感じに終わるものもあれば、しょうがないね?って思うものもあったり、頑張れ!って思えるものもあったり、30代かは分からないけど、もちろん共感したりしなかったり、色んな恋愛模様を読めました。
    恋愛ものはあまり読みませんが、今回は表紙の絵が凄く好みだったから買いました!

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    2026年02月21日
  • 明日も会社にいかなくちゃ

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    プックオフでの購入本

    どれだけ嫌なことがあっても
    どれだけ憂鬱でも
    明日仕事だったなら
    あぁ、明日も仕事に行かなくちゃ
    そう思う

    会社勤め、というか働いている人ならどれかのストーリーの一つくらい共感できそうです
    誰もが自分なりに仕事を頑張っているだけです
    気持ちよく仕事をしたいですね

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    2025年11月03日