こざわたまこのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
自分の中学校の頃を思い出して胸がギュッと苦しくなった。あの当時の教室での居場所のなさや息苦しさがまざまざと蘇ってくる。
登場人物たちそれぞれが、自分や今まで出会ってきた級友たちに似ていて、多分読んだ人(特に女性)は皆こういうことあるある!と共感と懐かしさを感じるのでは。
濱中さんは特に、クラスにこういう子いた!と思わされる嫌さが全開なんだけど、人一倍小心者で臆病なのだという所も描かれていて(勿論、加害性は強いが)、完全なる悪者にされている訳じゃなくて良かった。
教育実習の宇手先生の最後の授業がすごく良かった。
『素数は、一と自分自身でしか割り切れない数字です。そんな風に、自分自身でしか割り切る -
Posted by ブクログ
ネタバレわたしほんとうにこざわたまこさんのタイトル回収が好きなんだよね…最初はなんでこのタイトルにしたんだろう??って疑問に思うんだけど、読み終わってタイトル見たらめちゃめちゃしっくりくる。
1番好きなお話はエールはいらない。
詳細な感想は↓に書きました。
どのお話もそれぞれ刺さるところがあって勉強になったし、自分を振り返るきっかけになった。
Twitter(X)でこざわたまこさんがラジオでのお話をもとに本の名前、明日も会社にいかなくちゃに関しての呟きをしていたけれど、それぞれのお話を読み終わってから考えると、あーあ、明日も会社にいかなくちゃ↓と末尾が下がる主人公が多い気がする。。みんなそれぞれ幸 -
Posted by ブクログ
「死んだ」飼犬トトと話す、中学生の依子を見ていると、村田沙耶香的な匂いがしたのだけど。
読んでいくと、依子は状況をちゃんと分かっている子なんだなと思った。
自分と周囲の同級生との、どうしようもなく、存在するズレ。距離感。
それは自分から埋めようとして、埋まってくれるものではない。
「教室のゴルディロックスゾーン」とは、なかなかお洒落なネーミングと思うが、そこでなら生きていける、存在を許される場所を表している。
それは、自分ではない誰かの承認を必要とする。
学校が、序列を付けることを「やむなし」と捉えることから変わらないならば、きっと、何らかの「区分け」の中で、安心したり、苦しんだりするこ -
Posted by ブクログ
相手の真意を理解する。
相手との性格の違いや、人生観の違いを許容する。
そこにリスペクト出来ないのであれば、好きだのなんだのは、ただの戯言だと思う。
相手の身勝手を頭ごなしに否定するのではなく、その前段階にどんなロジックがあるのか探し出すもの。
無数の恋愛模様がある中で、相手を否定して自分を正当化する事がどれだけ無意味な事か。
少なからずある失敗を元に、それでもまた誰かを好きになるという事が美しいと思える小説。
「恋は中央線」という言葉があった。
中央線は、阪急京都線のように河原町を出て梅田に到着する、ゴールのある線。
でも僕は、環状線みたいなものだと思う。
同じ駅に何回着いたとしても新鮮を -
-
-
-