loundrawのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
記憶という厄介なものを考える時、そこにはどうしてもその人の感情が含まれる。記憶が厄介なのは他人の感情、ましてや自分の感情ですら分からない故なのかもしれない。
人の記憶を消す「記憶屋」を通して、何が正しく何が罪でという判断がすごく難しく描かれていた。きっとあの人の為になる、だって周りもそう思ってるし、あの人もそう思ってるに違いない、それは真実なのかもしれない。しかし、実はそうでないかもしれない。その善意が必ずしも正しいこととは限らない。善意の行動をとった後にも、どこかで本当に良かったのだろうかと少しの後悔が残る。そんな居た堪れなさや喪失感を感じる物語であった。
誰しもが持ち得る、忘れたくても忘れ -
Posted by ブクログ
人生は、山あり、谷あり。苦しいことも、悲しいことも、楽しいことも!それを乗り越えて成長していくねん。
後から考えたら、良い事も悪い事もええ思い出になるねん!
しかしなぁ〜それはあくまで、正論というか、理想論なんかもね〜
思い出なんか無くなっても良い!=記憶屋。もありなんかもしれん。
苦しいこと思い出して、生きる気力さえなくしてしまうんやったら、別に無くなっても良いのかも…生きてた証なくなるんやから、ツライ気もするけど、当人が望むのであれば…
そんな悲しい人らの話なんで、涙〜涙〜涙〜です。
スピンオフらしいけど、そんなのあんまり意識せずに読めるし、泣ける!
記憶屋さんも、封印とか言ってないで、頑 -
購入済み
生きてますよ
2巻のレビューで書くことではないかもですが、発売から3年ほど経っても続刊の3巻は発売されてません
「楽しみなのに…どうして…もしかして、三秋作品に引きずられて作画担当のloundrawさんが自殺とかしているのでは…」とおもいましたが、ツイッターを更新してるので安心です
3巻楽しみにしてます -
Posted by ブクログ
入江美月の過去の交通事故に絡んで、意外な方向に展開する第一話だが、記憶屋の存在が通奏低音で流れる筋書きだ.弁護士の高原は入江から記憶屋の話を聞いたが、クライアントの瀬川いずみが自動車事故の影響で外出できないという話も聞いた.だが突然いずみの状況が好転してほっとしたが、入江から以前の事故絡みで現在の夫・片山の出会いの顛末を知り、同時に高原自身の病気にも思案することになった.幸い入江の状況も好転することになった.第2話では紗奈枝が夫として秘めていた洋祐のことを鈴岡が調べ、倉橋亜紗子と彼女の母が紗奈枝に伝えたことで、彼女が落ち込むが、これも突然解消するストーリーだ.それぞれに記憶屋がうまく悪い記憶を
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