緑川ゆきのレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
温かいお話
今巻も、感動的で胸温まる素敵なお話でした。
30話までは名取さんと呪いの蔵を確認師に行くお話。
こちらは夏目と名取さんの関係性が以前より深くなり、夏目は名取さんの力になりたいと思うようになり
逆に名取さんは夏目に祓い屋の世界に関わらず安全な場所に居てほしいと思うように。
出会った当初とは逆の思いを持つようになった2人。
お互いを大切な友人と思い、お互いに相手を助けたい、力になってあげたいと思うように。
夏目は名取さんを自然と友人と言えるようになったのは成長なのではないかと思います。
名取さんは今回呪いにかかり、妖を見えなくなる危機に陥ってしまった。
そんな名取さんを助けたい、呪いを解呪してあげたいと思う一方で、見えなくなった方が幸せなのではとも思ってしまう夏目。
名取さんは解呪を選んだけれど、体中を動き回るヤモリのアザについてはずっと気にしていたことが分かり、読者としては、この人もまた複雑な思いを抱えていたのだなと納得した場面でした。
31話からは藤原家にて妖を封印するお話。
塔子さんの作った夏目とニャンコ先生の縫いぐるみが登場。
家の過去を垣間見ることができたこのお話では滋さんの幼い頃や塔子さんを初めて家に連れてきた日のこと、夏目を迎える準備をしているときのことをほんの少し目にすることができた。
夏目は過去を見ながら、自分も幼い頃にこの家に来られたら…と考えるも、この先ずっとこの家で過ごすことができるのだからと前を向いた。
この場面で夏目の成長を感じました!
塔子さんが作った縫いぐるみを助けるために、自分が買った2人への贈り物を妖の依代にと差し出す夏目。
嘆くわけでなく、贈り物ならまた見つけたら良い。と言った夏目。
ここも成長が感じられた場面でした!
最初の頃だったらこんな風に前を向いてはいなかっただろうな、と思いました。
本当に心温まる素敵なお話で、最後まで読むとつい感動して涙がこぼれました。
毎回思うことですが、本当に素晴らしい作品です。
長く続いているのからこそキャラクターたちの成長が見られてとても楽しいです。
作中に登場するヘチャムクレなニャンコ先生が可愛すぎました♪