漂月のレビュー一覧
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購入済み
走れ高速の帝国女子戦列歩兵隊
近世ドラゴン桜に浪漫の嵐!絶対王政が頂点を極めし異世界にて、華の乙女達が戦場に駆け参じる痛快浪漫譚。
舞台となる世界は大体17世紀頃のヨーロッパ・オリエント世界を基準としており、魔法や異能の類は転生者でチート持ちの主人公のもの以外には皆無。必然科学技術が文明を支えており、戦争においては銃と大砲、あと刀剣類が主力武器となっている。
そんな異世界で女性兵士たちを鍛えるために、主人公ユイナーはあれこれ試行錯誤するが、彼は前世は21世紀頃の日本であり、異世界に先んじた現代地球世界の知識で問題の解決を図っていく。
職務の実力が高いのみならず、異世界の粗暴な男たちよりもよほど紳士的な現代人的性格をした彼は、異世界の女性兵士たちから惚れられまくっていくのだが、未だ異世界に馴染みきっていないユイナーは、そんな彼女たちの恋慕に鈍感さを発揮し、戸惑っていく。
そんなことを経ながらも、まだ世間からの評価が低い女性兵士たちの地位向上を目指して、彼の努力が続いていく。
現代知識無双と現代民度無双が面白い作品。 -
購入済み
侵略しない統治魔族
人狼のイメージから、かけ離れた物語ですな。無料だったので1巻だけ読みましたが、全力で統治するだけして、そこからどうしよう?な感じの、ふわふわした感じで癒されます。ただまあ、背景や人物が水墨画みたいな薄い線なので、なんというか迫力あるシーンなのに物足りない。そこは星-1かな。
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購入済み
設定がしっかりしてよく出来てる
設定がしっかりしていて、よく纏まっている。
転生物には珍しく、いわゆる魔法では無く、今世での魔女のアイテムを使ってる点は、面白い。
ただ前世の記憶は戦略に影響を与えてるが、知識の活用は少ない感じがした。 -
購入済み
話は★5
ヴァイトもフリーゼも魔王様達も取り巻く人々(?)も敵さえも個性的で魅力的。
有象無象のラノベの中でも際立った文章力でひきこまれる。
なのになぜ星4?
それはね、本棚でなぜかこの刊から別シリーズ扱いになるからだよ。
シーズンⅡとかではなく「14」って表題にもなってるのに。レーベルが変わっても読者には関係ない。
BookLiveの中の人、このシリーズだけではなく、いい加減何とかならないのかねえ??
同じ本を別レーベルで購入してしまう哀しさをわからないかねえ・・・ -
Posted by ブクログ
ネタバレ封建制の中世欧州風異世界に転生した主人公が、窮鳥となったリン王女を懐中に入れて王室の後継者争いに首を突っ込むことになる物語である。
この一冊ではその序章戦とも言える内容が描かれており、地盤を固めるリン王女の後援し、人の心が分からない国王と対話しつつ、対立する立場の大貴族・ツバイネル大公の陰謀を退けている。
タイトルからは伝わらないが、この物語の主人公ノイエは長髪でオネエ言葉を操る怪人である。
前世の記憶によって、現地のテザリア語の習熟が上手くいってない背景もあり、なかなか癖のあるキャラとして生まれ育った形だ。
奇怪な人物ながら優秀、魔女の秘術を母から継承したオネエ軍師として中世の王国を駆けることになっている。
その上で(魔女の秘術による助けもあって)剣豪でもあって、暗殺者相手に切った張ったの大立ち回りもしているので、なかなか設定は盛り盛りしている。
もう少し付け加えれば、この物語世界は異世界物語に多い中央集権型ではなく封建型の連邦王国であるのも特徴的である。
各々の領主の権限が強く、ざっくり見るとスペインやイタリアのような大所帯が寄り集まったタイプの国らしい風情がある。
それゆえに、対立するツバイネル公は旧ツバイネル王国の王位の血筋であり、独立機運は強い。
一つの国の中の陰謀というより、もっと土俗的に描かれる「中世」に相応しい物語の舞台に見える。
特徴を見ただけでもなかなか興味深い一冊である。
ネット連載時と比べても、加筆によって内容が充実していて、テオドール郡を巡る御幸での攻防などは書籍版で加筆されたエピソード。
これらの加筆によって歴史絵巻のプロローグとしてのまとまりはいや増している。乾いた世界観が素敵だ。
ただ、こうした特徴はタイトルやあらすじからは感じ取れないのが残念なところだろう。
ネット版からのタイトル変更なども含めて、カドカワ側の姿勢が透けて見える部分はある。
その辺も加味して、ここでは星四つ半相当と評価している。
続巻の期待はできるのか難しいところだが、次巻が出るのならぜひ買いたい作品であるのは確かだ。 -
購入済み
試し読みをお勧めします
原作は未読なので漫画だけの感想を
あえて主線を省き、見せないことで想像させる…漫画というよりイラストに近い作風で、好き嫌いが分かれそうだと思いました
自分はとても好きです
ストーリーは展開がのんびり気味なのが気になりました -
Posted by ブクログ
「人狼への転生、魔王の副官」シリーズの漂月さんが始めた、ちょっと癖のある魔法学院物である。
オーソドックスな学院内で完結する物語ではなく、その学院に求められている能力があまりに一律化されていることに疑念を持ち、探りを入れていくことで物語が転がっていき、最終的には「学院戦記」という副題が二重の意味で描かれていくことになっている。
この作品は少し評価が難しいというか、評価が分かれるところがあるように思える。
というのも、おそらく主題は
「学院というものは社会の一環であり、特に資源の限られる中世ファンタジー的世界観では明確な目的があって設立・運営されるものである」
といったものだろうと思われるからだ。
その視点から、牧歌的である種現代的な典型的学院物語に別視点を導入しているのが今作の特徴だろう。
破壊魔法を教えることに特化した学園、それも国立の学園である以上は、当然ながら「破壊に特化した魔術師」を育成することが目的であり、その背後にあるものは明確だ。
また、社会制度が未発達な状況では汚職が生まれやすく、学園の運営そのものも現代日本的な優良性は望みがたい。
そうした「現実的な異世界ファンタジー世界の学園」を生々しく、それでいて漂月さんらしく簡素に描いた作品である。
ただ、それだけに「ファンタジーの学園物を読みたかった読者」に対して、ある種の肩透かしを食らわせてしまう側面も否めない。
なおかつ、潜伏賢者は潜めないというタイトルのわりに、主人公のシュバルディンにはあまり潜む気がなく、性格的にも好戦的である。そこはギャップを感じやすいところだ。
漂月さんらしい緻密な世界観構築がある一方で、物語はタイトルからギャップを感じやすく、舞台設計に対する読者の期待にズレが生じやすい物語でもある。
主人公の好戦的な態度も、ある種、典型的ななろう小説の主人公っぽくも見えて、その辺は好き嫌いが分かれそうだ。
その辺の癖を理解した上での購入をお勧めしつつ、ここでは星四つ相当と評価したい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ魔王の副官殿はサトウキビ畑の保全を求めて海を渡り、南国クウォールの動乱に首を突っ込み始める10巻である。
妊娠中の魔王陛下を置いての出張はアレではあるが、先行したパーカーの行方不明もあり、現地に来てみれば一見して野心がありありと見て取れるザカルなる傭兵隊長もいる。
そうした一筋縄ではいかない状況を前に、さらにザカルはクウォールでは考え難い大罪を犯した。そこで物語はクローズしている形である。
あくまでよそ者の立場であるヴァイトは、慎重な動きを強いられながら、いかに対応するかこれから踏み出すところだろう。
とはいえ、このクウォール編は情勢の複雑さを除けば、武力面では人狼部隊だけでも蹂躙できるだろうことが窺われる舞台である。
細工は流流仕上げを御覧じろ、といった具合に、ヴァイトがいかに活躍するかを楽しむエクストラステージのニュアンスはなくもない。
その辺も加味して、ここでは星四つ相当と評価している。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ異世界で公女殿下の家庭教師となったクロツハルトの物語の二巻は、国内の物語だった一巻とは打って変わって、隣国パルネア王国へと攻め入ったグライフ帝国との対峙が描かれている。
国内情勢が安定してから国際情勢へと話を進めるのは、こうした戦記物・内政物の王道であり、ここではクロツハルトが成人して執務を行うようになった公女殿下の懐刀として活躍する様が描かれている。
厳寒の地域にあるがゆえに南下政策を取り、異教徒の国へと攻め入ったグライフ帝国を相手取り、既知の歴史から知恵を引き出して対抗する様は、実に正統派の物語である。
今回は星四つ半相当と評価している。
筋立て的にも出版事情的にも次巻が出るかはわかりかねるが、次が出るのなら買いたい作品だ。 -
Posted by ブクログ
「人狼への転生、魔王の副官」で書籍化されている漂月さんによる、ネット小説の書籍化第二弾である。ナンバリングはされていないし、シリーズではないのかな?
N-Star というウェブ小説雑誌での連載作の書籍化であり、発刊時点では更新されていない結末までが収録された形での発売となっている。
アラサー塾講師が異世界に迷い込み、その先で拾ってくれたロイツェン大公の娘の家庭教師役を行う物語であり、宗教も絡む国内外の問題を絡めた陰謀と対峙するライトな物語でもある作品だ。
漂月さんらしく世界観設計も堅固であり、物語の進め方も論理的である。ただ、その分だけ、どうしても一巻分で綺麗に納まりすぎて、物語世界の広さに比べて、物語がやや手狭な印象も受けた。
また、ネット小説の書籍化として見たとき、プラスアルファというべき部分が地図ぐらいしか見当たらず(後は購入特典の書き下ろしペーパーか)、1200円+税という値段で勘案すると、ちょっと考える部分はある。
その辺も加味して、星四つ相当と評価している。
これが文庫での単巻ラノベの類であれば、綺麗に納まった物語として星五つと評価しても構わないと思っている点も付記したい。 -
購入済み
課題は背景!
小説のWeb版を拝読致しまして、とても好きな作品がコミカライズされたため読ませて頂きました。
キャラクターや世界観は魅力的ですし絵柄も線を省いて表現する作風は個人的には好みです。
惜しむらくは、人物とセリフだけのコマが多すぎて、読み手に状況が伝わりません。
漫画としては課題があるので、ぜひ改善して頂ければより良い作品になると思いますがいかがでしょうか?