谷知子のレビュー一覧

  • 天皇たちの和歌
    [ 内容 ]
    歴代の天皇は、和歌によって、政治を行い、人民と交流し、自らの心を吐露してきた。
    和歌は日本国家の誕生時から天皇とともにあり、天皇が歌を詠み続けることは皇位継承の上からも、自然の恵みを得るためにも、必要なことであった。
    一方で、天皇個人にとって歌は自然な心情の発露ともなった。
    古代から現...続きを読む
  • 百人一首 解剖図鑑
    百人一首は学生の頃に好きで、百首頑張って覚えたけど意味まではなかなか汲み取ることができず。

    いつか、もっと深く知りたいなぁと思っていて、
    そんなときに見つけたのがこの本。

    その歌が詠まれた時代背景や、人外関係が解説されていてとても勉強になったし、昔の表現を分かりやすく今の言葉で表してくれていたり...続きを読む
  • 百人一首(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    百人一首について勉強しようかと思い、買ってみた一冊。一首につき、2〜3ページの解説がされている。解説がコンパクトなので、気に入った一首、気になった一首とかをサクッと知りたい時に便利である。

    和歌というのは、「出会いや別れ、ある風景を前にしたとき、恋に落ちた瞬間など日常生活の一齣」に「心のときめき、...続きを読む
  • 百人一首(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    昔から好きなのは「さびしさに宿を…」なんだけど、今回は38番「忘らるる身をば思わず誓ひてし人の命の惜しくもあるかな」も面白かった。
    ううん、私のことはいいの。ただ、私との愛の誓いを破ったあなたが神罰で死ぬのがとっても残念で…と、悲痛な顔で中指立ててそうで笑っちゃった。
  • 和歌文学の基礎知識
    日本の古典文学において大きな位置を占める和歌についての基本的な知識を、わかりやすいことばで解説している本です。

    本書の解説は、「三十一文字」の和歌になぞらえて、31の項目で構成されています。「枕詞」「序詞」「掛詞」「縁語」といった、高校の古文の復習となるような内容もあれば、「数寄」や「幽玄・艶」と...続きを読む
  • カラー版 百人一首
    いつも同時に複数の書籍を読み進めているので、小説を読む間の休憩本として手にしました。
    自宅に父から貰った小倉百人一首があるので、それと共に保存しておきたいと思っています。

    百首全てに現代語の読み仮名と意味が付いているので、ポケット入門といった感じでしょうか。
    尾形光琳の絵柄も楽しめます。
    ただ、全...続きを読む
  • 古典のすすめ
    凡庸な教師はただ喋る。良い教師は説明する。優れた教師は自らやってみせる。そして、偉大な教師は心に火をつける
    恋することで初めて人は心を持ち、もののあわれを知ることができると言うのです
    鬼は、人間の心が作り上げたものです。その背景にあるのは土地や時間から来る先入観、偏見です
    いつの時代も変わらないのは...続きを読む
  • 天皇たちの和歌
    天皇の歌は祈りであり、日本は言霊の国であるというのがよくわかり、今上天皇の歌に「願い」「願う」が頻出するわけが分かった気がします。