【感想・ネタバレ】古典のすすめのレビュー

あらすじ

神話から江戸の世話物へとつながる恋愛観、挽歌と哀傷歌そして源氏物語に描かれた「死」と「病」など、日本の古典作品に描かれた哲学をやさしく説く。古典に立ち返り、人生を見つめる新たな視点を養う本。

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Posted by ブクログ

ダイジェストで良いから様々な古典作品に触れてみたいと思って読みました。

『古事記』からイーロン・マスクの言葉まで、多様な文章が取り上げられていましたが、その中で特に印象に残ったものをあげます。

『風姿花伝』「好色・博奕・大酒。三十戒、これ、古人の掟なり」昨今のニュースを見ても本当にその通りで、令和を生きる私達も肝に命じるべき言葉だなと思いました。

『徒然草』の「人生は穴の開いたバケツ」「誕生は死の始まり」という死生観。筆者は「恐ろしい比喩」「ぞっと」すると述べておられましたが、私は恐怖のようなマイナス感情は湧きませんでした。
避けられない死があるからこそ、今を大切に生きていかないといけないと改めて感じました。

『徒然草』は学生時代の古典で時々学習した程度ですが、現代語訳を読んでみたいとも思いました。

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2025年01月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

凡庸な教師はただ喋る。良い教師は説明する。優れた教師は自らやってみせる。そして、偉大な教師は心に火をつける
恋することで初めて人は心を持ち、もののあわれを知ることができると言うのです
鬼は、人間の心が作り上げたものです。その背景にあるのは土地や時間から来る先入観、偏見です
いつの時代も変わらないのは、旅は日常からの脱出であり、新たな発見や驚き山冒険の喜びや苦労を私たちに与えてくれる
ほとんどの人は、病気が原因で生涯を終えます。病気は、人間の生命を脅かすものですが、その病気自体も人間の体内で生まれたものであり、生命の産物です。病気を考える事は、人間の生命、ひいては人生を考えることでもあります

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2021年10月16日

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