沢木冬吾のレビュー一覧
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ネタバレ登場人物たくさん、フィリピン系の名前がたくさん、で大変だったけど、ストーリーは面白かった、と思う。
最後に髭に現れたのは杷木さん?
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伊沢吾郎、82歳。かつて日本陸軍の狙撃主としてフィリピン戦線で戦った男は、軍人恩給をもらいながら、孫娘の結と山奥でひっそり暮らしていた。しかし、ひとりの少年の失踪事件をきっかけに、雪山は緊迫感に包まれる。伊沢の動向を監視する謎の男たち。複雑に絡み合う思惑……。とらわれた過去を背負いながら、老兵は愛する人を守るため、再び立ち上がった! ベストセラー『約束の森』の著者が描く、強く優しい絆の物語。 -
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ネタバレ2015/11/10
4にしようか迷う。
でもやっぱ毒親がムナクソすぎるから3で。
誰でもいいから甚一さっさと殺せよとずっと思っていた。ひたすら。
オカンも何とかしろよ。
子供への虐待を見ない振りしてたのは許されることじゃないよ。どういうつもりだったのよ。
オカンいい人風に終わったのが引っかかる。
東野が一度裏切ってから戻れたのがいいなと思った。
あんまりないパターンな気が。
弱く汚い自分を克服できたんだね。
だから美和子さんと結婚もできたのだね。
あ、オカンも一応克服した扱いなのかな?納得いかないけど。
登場人物多すぎて中盤誰が誰だかってなってたけど、桜だの結末もよかった。
悪者南城もいいキ -
Posted by ブクログ
82才の伊沢吾郎は、孫娘の結と2人でひっそりと暮らしてた。吾郎は元日本陸軍の狙撃兵で、今は猟師として生計を立てている。
かつてのフィリピンの戦場での出来事をきっかけに、吾郎は謎の男達に監視される。そして彼を守ろうとする組織の男たちも・・・。
吾郎は大事な物を守る為に、狙撃銃を携え立ち上がったのであった。
吾郎は温厚な老人で腰も45°に曲がっているが、山で生活している為足腰は強く、元々はひりつく現実の死の匂いの中で命のやり取りをしていた人間、しかも猟師として現役なので、若い者に引けを取らないどころか、ことごとく相手の上手を行き狙撃して行く。学校に行っている孫が帰ってくるまでに何とかしなければ・・ -
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名雲草信流抜刀術を心得る主人公の名雲修作。脅迫殺人という知らぬ罪を着せられ、警察の手から逃げ回る羽目に陥る。
この著者のどの作品においても、話がまだ見えてこない最初の段階であっちこちから登場人物が出てきてしまって、最初は読むのに苦労する。この作品も然り。主人公のキャラが良く、途中から展開も面白くなって、一気読みしたが、最初の取っ掛かりがもう少しスムーズだったら、と惜しい気持ちにさせられる。父親との確執も、最初の段階でもっと詳しく書かれていたら、どんでん返し展開ももっと納得できたのに、と思うのに、説明不足のせいか唐突な感を受け、いまいち腑に落ちなかった。