沢木冬吾のレビュー一覧

  • 愛こそすべて、と愚か者は言った

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    7年前に別れた息子の慶太が誘拐された。突如誘拐犯との身代金の引渡しに指定された人物が、探偵の久瀬だった・・・。なぜ俺が?・・・慶太は無事に取り戻せるが、今度は慶太の妻と義父が失踪。この失踪の背景になにが?
    久瀬の追っていた過去の事件、この街に暗躍する黒い権力者、そしてそことのつながりが切り離せない警察内部。様々な角度から事件は複雑な様相を呈してくるのだが・・。

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    2009年10月04日
  • 償いの椅子

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    「五年前、脊髄に銃弾を受けて能見は足の自由を失い、そして同時に、親代わりと慕っていた秋葉をも失った。車椅子に頼る身になった能見は、復讐のため、かつての仲間達の前に姿を現した。刑事、公安、協力者たち。複雑に絡み合う組織の中で、能見たちを陥れたのは誰なのか?そしてその能見の五年間を調べる桜田もまた、公安不適格者として、いつしか陰の組織に組み込まれていた。彼らの壮絶な戦いの結末は…」というのがあらすじ。 前作「愛こそすべて、と愚か者は言った」に比べると仕掛けが派手です。子どもたちの視点から見た主人公が実に魅力的に描かれています。

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    2011年08月03日
  • 握りしめた欠片

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    東北の都市部から沖合に離れた島で主人公の姉が失踪して7年後に殺人事件が起こり展開していくストーリー。主人公は決まっているが本文中の進行で現在の目線が誰なのか定められていない所が色んな視点があって面白いが、話が少し跳び跳びになってしまうので読み手が整理しながら読まなくてはいけないので少し疲れた。

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    2025年05月08日
  • 償いの椅子

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    どうやらかつて魅力的な男たちの犯罪者グループが存在し、5年前に襲撃されてリーダーは死亡?、右腕の男も半身不随になって自然消滅したが、その背景にはきな臭い公安の裏組織が絡んでいそう、というところまではすぐに分かるものの、それ以上の実態がなかなか明かされない。
    半身不随の能見を中心に、全くダメ人間である妹の旦那の家庭内暴力、メンバーの1人と新たな生活を始めた秋葉の元妻など、一つ一つのエピソードに読み応えはあるものの、なかなか進行しないストーリーにやや間延び感があったかな。

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    2025年03月27日
  • 約束の森

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    ややこしい
    Nとスカベンジャーのことがよく理解できないままおわった
    理解できなくても最後まで読めた
    マクナイトの活躍がすごかった

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    2024年12月28日
  • 約束の森

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    マクナイト、かっこいいねえ。かっこいいだけじゃなくとても優しい。奇跡の犬はダテじゃない。
    終盤の急展開はハラハラして面白かったけど、それまでが少しモッタリして、自分には読みづらいところがあった。ハードボイルド。そこにユーモラスを追加してるけど、あまりしっくりこないというか…。
    登場人物が、おっちゃんも含めて、みんな欠点があって、強いけどどこか頼りないし、愚かしい。
    いや、まてよ、この本、マクナイトだけがかっこいいヒーローなのか。そうなのか、今気づいた。

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    2024年09月09日
  • 償いの椅子

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    比較的読みやすく、後半は特に一気に読まされました。
    しかし、あのクソ親父の描写はなかなか胸糞が悪かったです。。

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    2024年04月14日
  • 約束の森

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    イヤーー久しぶりに、元公安…モノに手つけちゃいました、途中話がコンガリ、紙に書いたりして、なんとか完読しました、最後は『ほっ』としたが感想です。

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    2024年03月04日
  • 約束の森

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    ハードボイルド系主人公が相棒になるマクナイトや個性豊かな仲間たちと打ち解けていく様子にほっこり。ただややこしい設定の割には、オチがちょっと弱いかなあという印象で、核心に迫るまでが長かったかなあ。後半の戦闘シーンは中々迫力があって良かったです。あとマクナイトが活躍するところがもうちょい見たかったかなあ

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    2024年01月18日
  • 約束の森

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    面白かった。ドーベルマンを飼いたくなった。でももう少しそぎ落として登場人物も減らしてすっきりとまとめたほうが、よりいろいろなものが浮かび上がったのではと思ったりもした。

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    2021年11月02日
  • 握りしめた欠片

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    作者の力量は認める。筋の展開もほとんど読めない。ぐいぐいと読ませる。しかし読んだあとで忘れそうな物語

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    2021年08月23日
  • 償いの椅子

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    あらすじ
    五年前、脊髄に銃弾を受けて能見は足の自由を失い、そして同時に、親代わりと慕っていた秋葉をも失った。車椅子に頼る身になった能見は、復讐のため、かつての仲間達の前に姿を現した。刑事、公安、協力者たち。複雑に絡み合う組織の中で、能見たちを陥れたのは誰なのか?そしてその能見の五年間を調べる桜田もまた、公安不適格者として、いつしか陰の組織に組み込まれていた。彼らの壮絶な戦いの結末は…。

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    2019年11月05日
  • 握りしめた欠片

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    沢木サンの描く「男」って魅力的で、時々、ハードボイルド作家風間サンを思い出すなぁ。藤間いいわぁ~♪1つの島の壮大な利権がらみと島の怪しい人々の話だけど・・・私は好きだったなぁ。

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    2019年05月05日
  • 約束の森

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    妻を亡くし刑事を辞めた四十九歳の侑也、学校に通ったことのない二十三歳のふみ、元陸自で隻腕の十九歳の隼人が、秘密の任務で疑似家族を演じる。後半の運命共同体の三人の危機と銃撃戦が激しい。虐待されていたドーベルマンのマクナイトと絆を結ぶ侑也の丁寧な描写に引き込まれ、ふみのオウムのどんちゃんにも癒された。

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    2018年10月13日
  • 握りしめた欠片

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    特殊な場所、意味深な登場人物、過去の失踪、結構な素材が揃っているのに活かされてないような。 読むより映像で見た方が面白い気がした。

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    2018年10月02日
  • 約束の森

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    ややキザめ。ハードボイルドって
    こう言うものかな?
    我慢して読まなきゃならない部分があって
    その分最後爆発する展開

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    2018年07月23日
  • 償いの椅子

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    五年前、脊髄に銃弾を受けて能見は足の自由を失い、そして同時に、親代わりと慕っていた秋葉をも失った。車椅子に頼る身になった能見は、復讐のため、かつての仲間達の前に姿を現した。刑事、公安、協力者たち。複雑に絡み合う組織の中で、能見たちを陥れたのは誰なのか?そしてその能見の五年間を調べる桜田もまた、公安不適格者として、いつしか陰の組織に組み込まれていた。彼らの壮絶な戦いの結末は…。

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    2018年06月13日
  • 償いの椅子

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    私には少し難しい構成でした。
    登場人物一覧などが欲しかったです。
    能見という主人公に惹かれ、読み進めました。
    機会があれば、もう一度読み直したいと思います。
    個人的には約束の森の方が評価が高いです。

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    2018年06月09日
  • 約束の森

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    長かった。事件の真相に近づくのに長すぎて…だらけそうになったけど人間模様は気になる所で、またその近くにいる動物達は微笑ましいく周りが一つになる心地良さで救われた。何だかんだで最後はハッピーな気分で終われたので良かった。知らない者同士やはり腹を割って話した方が良いと思った。

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    2018年05月19日
  • 約束の森

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    ネタバレ

    評価は3.

    内容(BOOKデーターベース)
    警視庁公安部の刑事だった奥野侑也は、殺人事件で妻を亡くし退職を決めた。孤独に暮らしていた侑也に、かつての上司を通じて潜入捜査の依頼が入る。北の果てに建うモウテルの管理人を務め、見知らぬ人物と暮らしながら疑似家族を演じろという。侑也が現地に赴くと、そこにいたのは若い男女と傷ついた1匹の番犬だった。やがて闇に隠れた謎の組織の存在と警察当局の狙いが明らかになり、侑也は眠っていた牙を再び甦らせる―。

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    2017年12月08日