宇山卓栄のレビュー一覧

  • 民族と文明で読み解く大アジア史

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    アジアとは何か。その問いに明確な答えを持つ人は少ない。広大な大陸に点在する民族は言葉も宗教も異なり、時に争い、時に交わって文明を育んできた。――古代のシルクロードが東西を結びイスラムが知の灯をともした。だが西欧列強の波が押し寄せるとアジアは分断され劣等と見なされた。いま再びこの地は目覚めつつある。多様な民族が共有する「調和」の精神を軸に新たな文明の形を模索している。分断の記憶を超え共生の未来を描く羅針盤となろう著作である。

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    2025年10月10日
  • 世界史で読み解く「天皇ブランド」

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    世界史で読み解く天皇ブランド 宇山卓栄 悟空出版
    はじめに選民主義ありきの天皇論なので
    矛盾だらけ
    天皇家の内情に干渉し目一杯口を挟みながら
    世界に冠たる天皇の唯一性を崇める矛盾
    天皇はシャーマニズムによる平安時代以降武士による君主制の風よけとしての
    宗教的位置付けによって
    君主が変われど決して矢面に立つことなく
    その地位を失わずに来たのである
    明治以降も建前上君主となっただけで
    天皇すり替え説があるぐらいで
    実質は政府と財界と軍属が政治を動かしていたのだ
    男系継承でなければならないとか直系継承が望ましいとか主権者である国民が議論する現状の矛盾
    著者は現状においても立憲君主制による帝国だと主張

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    2024年11月16日
  • 「民族」で読み解く世界史 教養として知っておきたい

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    民族からヨーロッパ史を眺めてみたいと思い再読。
    ただ、本の趣旨が広くさまざまな地域・民族を取り上げるもので、求めていた内容とはちょっと違った。
    あと、終わり方が唐突で、結局なにが言いたいのかは分からなかったので、あとがき的なものがあっても良かったと思う。
    そもそもそういう趣旨の本ではないのかもしれないが。

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    2024年10月12日
  • 民族と文明で読み解く大アジア史

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    今年(2024)のGWの大掃除で発掘された本のレビューは大方終わりましたが、その前に娘夫婦が宿泊した時に大慌てでスースケースにしまい込んだ本があり、それらの本のレビュー書きを終了させたく思っています。

    記録によれば、日本ではコロナ緊急体制が出された2年程前(2022.7)に読み終えた本です。宇山氏の歴史に関する本はこれで6冊目となりますが、レビューを書きながら中身を振り返りたく思います。

    以下は気になったポイントです。

    ・中国の統一王朝で漢字を使う漢民族が作った王朝は9つある中で、秦、漢、晋、明の四つしかない。秦と晋は短命政権なので、わずか漢と明だけが実質的な漢民族の統一政権である(p1

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    2024年08月02日
  • 民族と文明で読み解く大アジア史

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    遺伝子と言語を主とした文明、文化の系統から、アジア史を説く。
    幅広過ぎて殆ど読み飛ばしだが、面白かった。
    露国もC国もろくな事せんし、K国お疲れ様という感じ。

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    2022年11月11日
  • 「民族」で読み解く世界史 教養として知っておきたい

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    民族を切り口とした歴史の流れが俯瞰でき、有益。書中、暗い歴史もあり、楽しく読むだけでなく、学びになる。

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    2022年07月27日
  • 「王室」で読み解く世界史 教養として知っておきたい

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    王室は政治利用され、破壊と再生を繰り返し、その中で日本は万世一系を維持してきた。今まで維持出来たことにとても価値があり、これからも続いてほしい。

    一部著者の偏った意見は気になったが、世界の王室について広く浅く知れたので、今後は1つに絞って掘り下げていきたい。

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    2022年03月19日
  • 世界一おもしろい 世界史の授業

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    世界史の一連の流れが網羅されています。
    ある程度流れがわかっている人が確認のために読むのには好都合だと思います。
    ざっと復習ができる感じです。

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    2021年09月03日
  • 「民族」で読み解く世界史 教養として知っておきたい

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    島国日本では中々実感できない民族という概念だが、歴史はこの民族の変遷そのものと言って良いのだろう。民族を軸に世界史を眺めてみることで、新たな視点が加わりこれまでの理解に深みが増す、逆にこの視点を欠くと、現代の世界情勢を正しく理解することはできないのだと再認識した。

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    2021年07月23日
  • 「民族」で読み解く世界史 教養として知っておきたい

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    どの民族の由来にも大抵、肯定的な意味があるように人類は自分たちの民族に誇りや強さを感じて生きてきた。そうすれば必ず白人至上主義や北方人種優位主義など様々な過激派のような団体が生まれる。自分たちが一番でありたいという願望が各地での争いを生んできたと感じた。

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    2021年03月04日
  • 「宗教」で読み解く世界史 教養として知っておきたい

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    世界史と各国の関係性を宗教という視点から説明しており、文章も分かりやすくて理解の助けになる。ただし、歴史の流れを宗教面からだけで読み解くのは少々無理があり、内容としては物足りない部分もある。
    どうも著者は中国に対し嫌悪感があるようで、論調に偏りを感じる。その他についても同様に、これはちょっと…と思うところもちらほら。
    学校等で習う世界史では、なぜその出来事が発生したのかは分かりにくいことが多いので、一連の歴史の流れをある程度理解した上で、それを補完する形で読むと理解しやすくなると思う。

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    2021年02月07日
  • 「宗教」で読み解く世界史 教養として知っておきたい

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    世界史を様々な視点で読む著書を定期的に読んでいるところですが、宗教史を続けて読んだこともあり、ちょうどよい一冊を手に取りました。
    著者が「宗教がその勢力をどのように拡散させていったのかを考え、また、安全保障上の戦略として、どのように宗教覇権の攻防が地政学的に展開されたかを考える本」と書いているとおり、宗教を違う視点でとらえ、それを歴史的・地理的にどのように影響を及ぼしたか、ということが分かりやすく示されています。
    まずは、中核的な地域を、中国、インド、ヨーロッパ中部、東西交易路の4箇所とし、そこが周辺にどのような歴史的影響を与えたのかを体系的に描いています。
    例えば、東アジアの場合、コア地域を

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    2020年12月23日
  • 韓国暴政史 「文在寅」現象を生み出す社会と民族

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    この人の本は、ちょっと妄想ちっくな書き方で気になるところはあるんだが。

    李承晩と朴正煕の酷さ際立つ。

    勝手にすればいいのに、我が国に絡んでくる。我が国がなければ、立ち位置すら見つからない。

    何の面下げて友好協力を語るのか。

    関わっちゃいかんのだよ。

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    2020年11月08日
  • 経済を読み解くための宗教史

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    『要は宗教はカネなどの富の分配に関わる処世術のようなものです。』と本書に書いている通り、宗教理念よりも実際的な経済利害に着目し、様々な宗教についての歴史を振り返るのが特徴的な本です。

    例えば宗教改革や、シュマルカルデン戦争は、信仰の理念を元に推進されたというだけではなく、実際にはその裏に、ダンピング競争(安売り競争)といった諸侯と教会との間のドロドロ領土争奪戦があり、領土・財産を奪い利権を守ろうという不純な動機があったことを述べています。

    日本人は宗教に関心が持てないという人が多い印象です。(私自身そうなのですが…)本書はそんな人にも分かりやすいよう簡潔にまとめた図解も用いつつ、人間の心理

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    2020年02月20日
  • 「王室」で読み解く世界史 教養として知っておきたい

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    小さいころは、ごく単純に、「平等な人間社会にあって、天皇制とはいかがなものか」と思うだけだったが、様々な知識を得て、これも一つの社会の仕組みとしては必要な構造として働いてきたのだと見直してきてもいる。
    しかし、「天皇」は、日本独自の呼び方としても、「皇帝」「王」などの、日本語訳されたもののルーツや意味、また、「帝国」と「王国」の違いなど、あいまいなままのものは多い。「帝国主義」とはいうけれど、だからといって、その国が「帝国」であるとは限らない。
    「エンペラー」「キング」「カイザー」「ツァー」「ハーン」「ハン」「「スルタン」「シャー」「アミール」「サパ・インカ」「トラトアニ」などなど、世界中で使

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    2019年02月11日
  • 経済を読み解くための宗教史

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    経済は人の善意が前提として成立している。
    その前提条件を満たすために宗教というものがある。

    どっちが先ということもなく、経済と宗教は切っても切れない縁があると感じた。

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    2017年12月14日
  • 日本の今の問題は、すでに{世界史}が解決している。

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    解決しているのかどうかは微妙だが、過去の指導者・国民がどのように取り組んできたか、まさに「歴史に学ぶ」ことが出来る。このベースの教養があって初めて、現代は未曽有の前例無き時代である云々、とか言う資格があると言える。

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    2016年04月18日
  • 日本の今の問題は、すでに{世界史}が解決している。

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    題名の割に中身はそこそこ。書いた人の経歴がよくわからないので、書いてある歴史的事実をどこまで信じるべきなのかって、最後まで少し疑いの心で読んでしまったのが残念。各章ごとにテーマが違うので、興味のあるところだけを読んだ。

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    2015年03月30日
  • 世界一おもしろい 世界史の授業

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    世界史を復習しよう、と考え、購入。
    アウトラインを掴むには丁度良いと思う。
    所々マニア心を擽ることが書かれている。
    高校世界史を学んだ人向けか?

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    2014年04月02日