宇山卓栄のレビュー一覧

  • 「王室」で読み解く世界史 教養として知っておきたい

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    諸外国の王室の歴史をざっくり見るにはとても良い。
    おそらく、「いわゆる皇室女系論」に対して、ぐうの音も出ない一撃が繰り出せる。

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    2024年09月29日
  • 「民族」で読み解く世界史 教養として知っておきたい

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    高校時代、「得意」だと誤認していた世界史・・単に暗鬼が得意だったからと改めて認識し、その時代の教科書のお粗末さに笑えた。

    時が名晴れ過ぎての今、40歳代以上の方が持つ知識と現在の世界史抗議にかなり異なりが出来ていることに気付けた。
    視野狭窄、偏愛・偏狭、国粋主義、感情論・・などなど日頃陥ってはいけない事態に安易になってしまう事への啓蒙たる一冊。

    20世紀、戦争の世紀・・で21世紀はその後に高まった民族主義による交戦地区が深刻化している・・グローバリズムとともに。

    こういった一冊を読んでいると国営放送の味のない「金をかけた取材とドラマ、ドキュメンタリーのむなしい中身」が改めてバカらしさが増

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    2024年03月24日
  • 経済で読み解く世界史

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    非常に良書。世界史の変遷を経済を切り口に説明。史実をただ事柄として羅列しても頭に入ってこないが、いつの時代も人間の性は変わらず、経済的動機によって歴史は動いていることがよくわかる。また、栄華を極めた帝国はその莫大な戦費を賄うために紙幣増刷→インフレ→国家信用低下を経て滅亡している過去のパターンは非常に興味深かった。

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    2022年08月13日
  • 「民族」で読み解く世界史 教養として知っておきたい

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    大学受験のときにこれを読んでいたかった!!

    特にトルコ人の来し方が特に勉強になった。
    地理?地史?ベースの歴史の見方だと、時々侵略しては引っ掻き回しいつの間にか去っていく、しかも毎回呼び名が変わる。なんなんだ…と苦手意識が強かったので。

    加えて、ヘブライ人についても同様。
    民族という切り口で歴史を追うことで、現代までのつながりも理解でき非常に為になった。

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    2021年07月07日
  • 「民族」で読み解く世界史 教養として知っておきたい

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    社会が混乱する度に民族主義が持ち出され、ナショナリズムが高揚するが、現在のほとんどの民族は混血である事が歴史からわかる。国民国家的な意識は現在においても当然存在しているが、そのような意識が今後における国家間対立や戦争の引き金になるのではないかと感じた。

    グローバル化と資本主義の台頭によって、貧富の差による社会の分断は進み、敗者の怒りは「移民」や「外国人」に向かう可能性がある。

    今までほとんど単一民族で構成されてきた日本においても、相対的貧困が増加している現代社会において、グローバル化の波は他人事ではない。

    民族の視点で歴史を読み解く事で、今日の世界が抱える負の側面について考える一助になる

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    2021年06月20日
  • 経済で読み解く世界史

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    高校2年生の時に世界史を学んだことは覚えていますが、理系だった私は内職をしていて別の科目の勉強をしていました。それでも耳には授業の内容が聞こえていて、日本以外の場所での出来事に興味を覚えていたのも事実です。

    しかし40年以上前に学んだ世界史では政治や戦争・事件がメインであり経済に関する視点は少なかった様に思います。今回出会った本は、そのような私の興味を満たしてくれる素晴らしい本でした。多くの出来事が複雑に絡んでいるように思えた世界史も経済の切り口で見てみると面白いことがわかりました。

    以下は気になったポイントです。

    ・歴史はカエサルやナポレオンら偉人によって動くのではなく、名もなき人々の

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    2021年03月14日
  • 「宗教」で読み解く世界史 教養として知っておきたい

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    タイトル通り宗教という切り口から世界史を解説した本
    単なる宗教解説本ではなく宗教に地政学的な要素も絡めながら世界史を紐解いていくスタイルだったのでとても面白かった
    特に1ページ目の「宗教は他者を自己に従属させる機能を内在させる精神侵食のツールです」という一文は考えさせられるものがあると感じた
    筆者の解釈がだいぶ入っている感じはするのでそこだけは注意

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    2020年11月29日
  • 経済で読み解く世界史

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     経済という視点に立って、古代から現代までの世界史を眺めた本書。

     ヴァイキングは海賊のイメージが強いが、実は運送業者というのが実態に近い、等の印象を変える記述も多々ある。
     そんな中、帯にも書かれていたジェノヴァの金利については初見だった。何故に、大航海時代の先陣を切ったポルトガルがスペインに併合されるまで落ちぶれたのか。それが長年疑問だった。その原因の一つに、ジェノヴァによる利益の吸い上げがあったと知り、腑に落ちた気がする。ポルトガルは「鵜飼の鵜」だったのだと。

     このように経済で見てみると、国家の盛衰が新たな視点で見えてくる。

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    2019年05月02日
  • 「民族」で読み解く世界史 教養として知っておきたい

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    帝国主義的な社会の仕組みが今の主流なので、それを作り上げた民族(?)が優位になってしまっているど、そんなことは無く、それぞれに築いてきた歴史がある。ある程度の知識量が無いと世界全体の時代の動きっていうのは分からないものだなあと、改めて思う。日本の歴史は世界の動きの中にあったのだとワクワクして読んだ。国家の一員ではなく、地球人の一人としてどう生きるか。民族の(争いの)歴史を振り返ってそう考えるときなのだと思う。

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    2018年09月08日
  • 「民族」で読み解く世界史 教養として知っておきたい

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    血統や血脈をベースに言語、文化、慣習等を同じくする「民族」がその誕生から現在までいかに勃興し、衰退していったかを膨大な知識で解説した本。著者の知識量に脱帽&感服。ロヒンギャ問題、クルド族問題、中東問題等々、現在の民族問題についてもその根本から解説してくれている。
    本書を読んでいると、結局、民族ベースであろうと人種ベースであろうと、人間の歴史とは、今更ではあるが、殺し合いの歴史であるということをあらためて認識させられ、人間の愚かさにちょっと悲しくなるものがある。

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    2018年03月12日
  • 世界一おもしろい 世界史の授業

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    歴史をたどるための軸が身につく本。
    結局は利権ですよ。金ですよ。既得権益を認めない層が暴れると歴史が動きます。

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    2016年11月30日
  • 経済を読み解くための宗教史

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    いきなり裏表紙にある言葉、神様は「利害調整機能」であるーは本当にインパクト大。
    日本人がなかなか世界史を肌で感じて理解できない理由に、宗教に対する理解度不足があるとの指摘は、まさにその通り。これからグローバルに仕事のつながりを考える人、日本人としてできることをしっかりやろうと思っている人に、非常に役立つ書だと思う。
    私自身、世界史の教科書というより、日本人の在り方を考えるのにとても役立った。保存本になりそうです。

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    2016年02月06日
  • 「民族」で読み解く世界史 教養として知っておきたい

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    トルコ人をモンゴロイドとするかコーカソイドとするか定まっていない。人種間に明白な境界はない。純粋なモンゴロイドもいないし、純粋なコーカソイドもいない。p.14

    アルタイ語族(モンゴル・トルコ)。シナ・チベット語族(中国・チベット・ビルマ)。

    ナチスの鉤十字は古代アーリア人の太陽のシンボルで、神や幸運を表わすスヴァスティカ。p.33

    ヨーロッパ人の使う算用数字・アルファベットは、どちらもアラビア人から借用したもの。p.36

    北魏(モンゴル人の王朝)。孝文帝は両民族の混血を推し進めた。漢人の若い女たちは、モンゴル人の男の妾になった。モンゴル人の女は、漢人の男に嫁がされた。p.45

    漢人の

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    2024年05月19日
  • 世界「民族」全史 衝突と融合の人類5000年史

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    思っていたより分かりやすく、スムーズに読み進めることができました。最新の遺伝子解析なども組み入れながら、史実や言語など様々なデータから「民族」のルーツを探って行きます。
    淡々と史実や研究結果について書かれた文章の中に、時々作者の個人的な感情が漏れ出ているのが、アクセントになっていました。

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    2023年05月14日
  • 「民族」で読み解く世界史 教養として知っておきたい

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     民族という視点から歴史を視る事で、現在、各国が抱える政治、宗教、領土問題を理解することが出来た。今後、世界情勢を読み解く上での知識になった。

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    2023年03月04日
  • 経済を読み解くための宗教史

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    他教への利息を認め金貸しで儲けて差別を受けるユダヤ教。教えに縛られて発展できないイスラム教。商人からの支持によりお布施も経済悪化でほぼ信者皆無インド仏教。プロテスタントは金を貯め利益を追求することは神が望んでいるを信じ資本主義に。無宗教日本、赤い帝国チャイナは何を信じて成長を目指すのか。

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    2022年06月13日
  • 経済で読み解く世界史

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    冒頭でも言われてる通り教科書での説明だと理解できない歴史的な背景が多く、本書で腑に落ちるエピソードは勉強になる。マホメットがどうしてアラビア半島を制圧できるまで組織を拡大できたのかは謎だったが、ササン朝の迫害を逃れた商人の集まりで資金が豊富だったと理解すればスムーズ。他にも古代ギリシャは銀山で裕福だったなども教科書では紹介されるべきなのにされていないことは山ほどある。 ただ著者は所詮塾講師、他の本の要約が中心で読みやすい本だが、政治的な私見は不要

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    2022年05月10日
  • 経済を読み解くための宗教史

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    宗教には精神的、経済には物質的、のイメージがあり、それぞれの観点から解説した本はほとんど無いと言うが、世界史を勉強した人ならむしろ切り離せない、同時に語られるものだと思う。そういう意味では多分似た本はいっぱいあると思う。ただし意識して宗教と経済の交わるポイントを見ていくと、歴史の転換期である事がわかり面白い。要点を摘みながらすぐに読み切れるので宗教と経済をかるく勉強した人の復習用にいいと思いました。良くも悪くも学校の先生の書いた教科書ベースの本。テストに出ます。

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    2022年02月27日
  • 「民族」で読み解く世界史 教養として知っておきたい

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    「民族」を軸に世界各地の歴史を幅広く解説している。世界史のヨコの繋がりが分かる。(あくまでひとつの説としても)勉強になる。

    こう考えると、大陸は特に民族の入れ替わりや統合が多く複雑な歴史を辿っている。現在の内紛や国際問題につながっているものも多い。平和を願うばかりだけど、それぞれの民族の事情で考えたとき、そう簡単に解決できるものでもないんだろうなと思ってしまう。

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    2021年10月24日
  • 「民族」で読み解く世界史 教養として知っておきたい

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    #本 #民族で読み解く世界史
    教科書で知ってはいても、改めて昔の勢力図が今と違ったり、その名残が今にあったり、というのを知ることが出来て面白かったです。

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    2021年04月29日