【感想・ネタバレ】世界史で読み解く「天皇ブランド」のレビュー

あらすじ

ベストセラー『「民族」で読み解く世界史』の著者が、天皇ブランドの秘密に迫る!

本年(2019年)、日本は令和の時代を迎え、新天皇が即位しました。それに伴い、皇位継承論議が再び本格化することでしょう。
日本の皇室は万世一系を貫き、世界最長の歴史を持ち、海外の王室、政治家、知識階級の人々から多大な尊敬を集めています。とはいえ、昔から天皇、皇室とともに歩んできた日本人は、その価値、ソフト・ブランドとしてのパワーに気づきにくい面もあります。
そこで本書では、「世界の権威・権力者」の実像やブランド力、そして王位継承をめぐる戦いの歴史なども見つつ、世界史の教養から天皇のプライスレスな価値を検証し、皇室が抱える課題や将来像にも迫ります

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Posted by ブクログ

世界史で読み解く天皇ブランド 宇山卓栄 悟空出版
はじめに選民主義ありきの天皇論なので
矛盾だらけ
天皇家の内情に干渉し目一杯口を挟みながら
世界に冠たる天皇の唯一性を崇める矛盾
天皇はシャーマニズムによる平安時代以降武士による君主制の風よけとしての
宗教的位置付けによって
君主が変われど決して矢面に立つことなく
その地位を失わずに来たのである
明治以降も建前上君主となっただけで
天皇すり替え説があるぐらいで
実質は政府と財界と軍属が政治を動かしていたのだ
男系継承でなければならないとか直系継承が望ましいとか主権者である国民が議論する現状の矛盾
著者は現状においても立憲君主制による帝国だと主張しているが
事実は米国の植民地であり
その傀儡政権の統治下にあるのが象徴天皇の実態である
日本は共和制による民主主義国家でも無いし君主国家でも無いのである
憲法も民主性を唱えながら第一条に天皇を担いでいる矛盾を孕んでいる

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2024年11月16日

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