松村比呂美のレビュー一覧

  • 11の秘密 ラスト・メッセージ
    読みにくい話もあり、読み終えるまで時間がかかりました。印象に残ったのは、そのハッカーの名はと青い封筒。
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ
    表紙のタイトルが気に入って読んだ。短編物は一般小説を読んでいるとどうしても物足りなくて、かといって短編だけど、一つ一つが最後につながって..といったものもそろそろ読み飽きてって思ってましたが、いい意味で裏切られました。一話一話はボリュームがないはずなのに奥深くていろいろ考えさせられる、それでいて、結...続きを読む
  • アンソロジー 隠す
    「隠す」というお題なので薄暗い犯罪ものだと思ったが、癒し系など色んなタイプを楽しめる短編集で、どの話もぐいぐいと世界観に引っ張っていくものが多いので短編でも充分な満足感があった。
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ
    今回も楽しませてもらいました!アミの会(仮)のアンソロジー。
    近藤史恵さんの「孤独の谷」はこわい話でしたが最後に見事にやられました。
    新津きよみさんの「十年日記」は心温まる話でよかったです。
    松村比呂美さんの「青い封筒」はうちでは絶対にないかもと思いました。

    232ページの静まり帰ったは静まり返っ...続きを読む
  • 迷 まよう
    ミステリー小説家のアンソロジー。
    長編にできそうなネタを惜しげもなく短編に仕上げている作品もあり、とても楽しめた。
    特に下記三作品が面白かった。

    近藤史恵「未事故物件」
    乙一「沈みかけの船より、愛をこめて」
    新津きよみ「女の一生」


    ●近藤史恵「未事故物件」
    引っ越したアパートの上の部屋から午前...続きを読む
  • 迷 まよう
    近藤史恵「未事故物件」
    一人暮らし始める前に読まなくてよかった。
    ホントに怖いのは生きてる人間。
    でも、毎日4時に洗濯機回されたら発狂しそう……

    福田和代「迷い家」
    舞台は現代日本だけど、導入はほんのり日本昔話テイスト。
    優しいお出汁のお鍋食べくなっちゃった。笑
    最後のオチはちょっと強引な気もする...続きを読む
  • 迷 まよう
    アンソロージーはいろいろな作家の方の作品が読めるので好きです。

    今回は近藤史恵さんの『非事故物件』が特に面白かったです。

    それぞれに個性が出ていて、面白かったですねぇ。
  • アンソロジー 捨てる
    中古で買ったら、なんと大好きな松村比呂美さんのどなたかに向けた
    直筆サインが入っておりました。ラッキー。
    「捨てる」をテーマにしたアンソロジーもの。
    テーマからいうと断捨離・清算などが思いつくけれど、
    それから展開される物語はどれも面白かった。
    特に好きなのは、「蜜腺」「ババ抜き」
    読み終わってしば...続きを読む
  • 恨み忘れじ

    ミステリー好きな方へ

    おどろおどろしてないし、嫌な嫌な感じも残らないし、夜食をとりながらのひと時にお勧めです。でもこの作家さんの他の作品の方が好きでした。同じ短編集で、女のなんとかという題名です。そちらがもっともっとお勧めです。こちらの短編集恨み忘れじは中に納得いかんなあという作品もあったので星イチ、マイナスしました。
  • アンソロジー 隠す
    気になる作家さんが沢山。読み応えがあった。
    アンソロジーは知らない作家さんとの出会いがあるから好き。個人的に新津きよみ「骨になるまで」松村比呂美「水彩画」がよかった。
  • アンソロジー 隠す
    11名の女流作家たちが一つのテーマで物語を紡いでいます。近藤史恵、松村比呂美、光原百合の作品が良かったし怖かった。
  • アンソロジー 初恋
    アミの会(仮)のアンソロジー。
    大人の「ファーストラブ」とのことで、大崎梢さんの「レモネード」な感じの作品集かなと思って読んでいましたが、色々な形の初恋の話でした。

    福田和代さんの「カンジさん」みたいな、ちょっとゾワッとくる話もありましたが、好みの展開が多かったですね。
    松村比呂美さんの「迷子」で...続きを読む
  • アンソロジー 初恋
    アミの会の面々が描く初恋、色々な初恋があって楽しかった。
    思いがけずイヤミスちっくなものもあったし。
    涙を流す絵の話が1番好きかな。
    あと、迷子も同じぐらい好き。
    どちらも、ほのぼのしていて、可愛くて、私の好みにぴったり。最後のあれには完全ノックダウンw
    アミの会、次のテーマはなんだろう。楽しみでな...続きを読む
  • 終わらせ人
    ホラーなのだろうけど、ライトでとっても読みやすい。心にふわっと入ってきて自然と寄り添っているかのような。だけどやっていることは華なり辛辣。
    ラストにかけての母子の邂逅シーンはとても良かった。救われた想いが溢れた。
  • 恨み忘れじ
    ''憎しみで人が殺せたら''って台詞が昔あったけど、憎しみで確かに人は殺せると思った。
    殺されるのは、憎まれてる人じゃなくて、憎んでいる人のほうだけど。
    どれだけ誰かを憎んでも、憎まれてる方はきっと何にも感じてなくて、憎んでいるほうだけが、憎しみですり減らされ、壊れていくんだろうな。そう考えたら、怖...続きを読む
  • 終わらせ人
    設定が面白かった。
    出来ればシリーズ化してほしいけど恋人が死んでしまったからどうだろう。


    子供にもやっぱり力が受け継がれているだろうから、子供のエピソードとか書いてほしいな。
  • 恨み忘れじ
    恨みがテーマとなる粒揃いの短編集。特によかったのは「マニキュア」思わぬ展開で、人の心って怖いなと思いました。
  • おひとりさま日和
    6人の作家さんのオムニバスだから、当然ながらそれぞれに個性があってそれぞれが感慨深い。
    自分と重なる話もあれば、全く違うものもある。
    でも、どの話もラストは主人公が前向きになるから素晴らしい。
    ほんの些細なことでも喜びや楽しみを見つけて生きていけたらいいなと思えてくる。
  • おひとりさま日和
    高齢女性のおひとりさま日常を覗く短編集。
    わんちゃんとの暮らしを羨ましく思ったり、あなたもやっぱりペンダント買ったのか!と突っ込んでみたり、サードライフのお話にしんみりしたりとどの話もテンポよくサクッと読めた。
    ひとりだからといって気楽なわけじゃないし、心細くもなる。
    なんでもひとりでやろう!と決心...続きを読む
  • おひとりさま日和

    "八十年生きてきてもまだまだ知らないことがある。そう思うと愉快で、新しいことを始められた自分がちょっぴり誇らしい。"
    "ひとりでも生きていける、というのはどういうことだろう。今でも考えてしまうことがある。経済的にはひとりでも大丈夫だ。けれどそれが「ひとりでも生きていける」こととは少し違うように思う...続きを読む