松村比呂美のレビュー一覧

  • 鈍色(にびいろ)の家
    新刊が出たら欠かさず読んでいる松村さんのミステリーです。

    最近女性作家によるミステリーやホラー小説が少なくなった感があり残念に思っていましたが松村さんの描くどこにでもある日常の中に潜む人間心理の恐ろしさには相変わらずゾクゾクさせられます。

    最後の結末まで目が離せない展開になっていて面白かった...続きを読む
  • 黒いシャッフル
    欠かさず読んでいる松村 比呂美さんの文庫書き下ろし作品。

    今回も王道のイヤミスでした。

    ヒモ状態の浮気夫を持つ女王様気質の麻里、ストーカーと化した元夫に苦しむ葵、引きこもりの暴力兄を持つすみれ。

    この三人が中学時代の元恩師のお別れ会へ参加し、以前苛めていた朋世と再会した事で運命の歯車が動き出す...続きを読む
  • おいしい旅 想い出編
    幸福のレシピ、横浜アラモードが特に良かった!
    大崎さんの文章がとても好きです
    おいしいものと想い出が合わさった、素敵なお話が多くてあっという間に読んでしまいました!
  • おいしい旅 初めて編
    女性ひとりの語りみたいな話が多く、生活に何か辛いことあっても旅や美味しいもので元気になったり、変わるきっかけになったり…という話が多かったので、怖いのやファンタジーじゃない、しっとり系で手軽に手に取りたい人にオススメ。私は坂木司と近藤史恵に惹かれて読みました。
    男女関係に踏み込んだ内容もあるので、中...続きを読む
  • おいしい旅 想い出編
    旅と食って親和性が実に高いよね…

    ひょんなことから行き違いが生じた友の思い出の地を
    巡っていく旅のお話もよかったけどね。
    そんなに簡単に信頼し合っていた友情は
    壊れっこないものね。

    それとある事情によって行くことになった
    ゲストハウスのお話も印象的。
    でもこれは…いろいろと考えを巡らせそうですね...続きを読む
  • おいしい旅 初めて編
    アミの会による旅行本。下田、糸島、函館、サハリン、台湾、オランダ…。知らない場所、美味しそうな食べ物。こんな本読んだら旅行行きたくなっちゃうじゃん!特に良かったのは糸島の話。思わず検索して半ば本気で行きたくなった。
  • おいしい旅 初めて編
    唐突な飯テロ作品もあるので
    空腹時に読むのはきついかもよ…(誉め言葉)

    良かったのは、報われない恋をしている女性が
    それに手を出した場合、もうダメな時点になって
    勧誘した女性に救われる物語。

    こういう手法って本当にあるんだよね。
    多分実際にあったんだろうね。
    その女性のおかげで彼女は救われるんで...続きを読む
  • アンソロジー 捨てる
    テーマは捨てる
    9人の女性作家さんが同じテーマで書いた短編小説
    同じテーマと思えないくらい、ゾッとしたり、ドキドキしたり、短編と思えない満足感でした!
  • おいしい旅 想い出編

    色々な人達の美味しい旅

    色々な人達の美味しい旅が、いっぱいに詰まっている。ちょっと、えっ?思うような話も有ったけれど、大好きな作家さんの、最後の二つの話が、感動的だったので、星四つ
  • おいしい旅 初めて編
    旅と美味しいものがテーマのアンソロジー。
    糸島の塩、台湾のパイナップルケーキ&北京ダック、アムステルダムのコロッケ。
    旅で食べるものは、その空気感ごといただくので、何倍にも美味しくなる。一期一会で出会う人、風景、温度、時に音楽…様々な要素が絡み合って、思い出しても幸せな気分になる。
  • おいしい旅 想い出編
    久々のアミの会だ〜!どれもこれも美味しそうな料理が出てきたけど、3話目の赤羽編がとても良かった。甘いスイーツに囲まれてこっちも幸せな気分になる。スイーツたくさん買ってアフタヌーンティーごっこしてみたい(笑)
  • おいしい旅 想い出編
    心がきゅっとなってホロッときそうなお話。
    神戸の話や、最後の横浜の話なんかは特に。

    ゲストハウスの話も好きかも。
    なんとなく娘さんはわかったけど、そっちかって感じで。

    どれも結構好きでした。
  • アンソロジー 隠す
    毛色の違う短編を作家の分だけ読めるお得さ。
    表のテーマである「隠す」と裏テーマでまとまるそれぞれのお話は、とても魅力に溢れていました。

    アミの会(仮)面白いかも。
  • アンソロジー 初恋
    初恋と聞くと甘酸っぱいものと思うでしょう?
    いや、そうじゃないのがいくつか紛れています。
    中にはなんかよく結末を考え巡らせて行くと
    うわーになる作品も…

    ただし、この本の最後を飾る作品は
    とっても心が温まるはずです。
    迷子の時に付き添った女性が
    その迷子の少年に恋をされる物語。

    実は最後に思わぬ...続きを読む
  • おいしい旅 初めて編

    旅に出て美味しいものを食べたい

    旅行に行きたい!
    多くの人が、そう思っているだろうな。
    観光して、美味しいもの食べて…
    そこには「人」がいる。
    コロナ禍を過ごしてきたから、その大切さが理解できる。
  • おいしい旅 想い出編
    色々な話の中で、お祖母さんが生まれ育った横浜に連れて行ってもらって、家族のお墓参りにレストランで姪達と会えたりと、ほのぼのいい話だなぁと。家族の繋がりが希薄になるとありそうでない話なので、ほっこりしました。

  • おいしい旅 想い出編
    オムニバス形式の短編集でした。
    旅行の想い出ごはん、故郷の想い出ごはん…
    いろんな想い出ごはんがありました!
    国内旅行だけかと思いきや、ドイツの想い出もありました!

    コロナも出てくるので、自由に旅が出来ないことへの寂しさや悲しさには感情移入しちゃいました。
    久しぶりに旅行に行きたくなりました!
    ...続きを読む
  • おいしい旅 想い出編
    秋川滝美さんの「からくり時計のある町で」と、矢崎存美さんの「下戸の街・赤羽」が楽しく読めた。一緒にお店を回ってる気分も味わえるし、最後に元気になれる☆
    新津きよみさんの「ゲストハウス」は見事に騙された(笑)
    大崎梢さんの「横浜アラモード」はほろっとさせられて、温かい気持ちになれました。
  • おいしい旅 想い出編
    味って、記憶と密接に結びついているよね。
    その時の風景や、人物が鮮明に蘇ってきたりする。
    アミの会は、本当に粒ぞろいで贅沢。
    どれも優しい雰囲気なのもよかった。
    中でも特に「幸福のレシピ」と「横浜アラモード」が好き。
    「ゲストハウス」もよかったなぁ。新津きよみさんなので、ちょっとかまえて読んでしまっ...続きを読む
  • おいしい旅 想い出編
    おいしいものがいっぱい出てきておなかが空きます。年配の女性が思い出の味をめぐる旅なので、ホロリとさせられる。スイーツがかなり美味しそう。